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主人公は僕だった [アメリカ映画 ドラマ]

「主人公は僕だった」を観てきました。

公式サイトhttp://sonypictures.jp/movies/strangerthanfiction/

この映画には実力派俳優さんたちがずらり。「プロデューサーズ」のウィル・フェレル、「いつか晴れた日に」「ラブアクチュアリー」「ナニーマクフィー」のエマ・トンプソン、「卒業」「クレイマークレイマー」「レインマン」のダスティン・ホフマン、「モナリザスマイル」「セクレタリー」のマギー・ギレンホール。そして最近ダスティン・ホフマンは大活躍。「ホリディ」「パフューム」でも観たばかりなのにこの映画にも出演し、いい味出してました

ストーリーはかなり奇想天外で、突然どこからかウィル・フェレルが演じる主人公のことを語り始める女性の声が彼にだけ聞こえ、それが自分の死の予告をしているから大変。そしていろいろしてるうちに、自分がある作家が作ってる話の主人公であるとわかってきます。そこから自分自身の物語を喜劇にすべく、今までとは違った生き方を始めます。恋をしたり、好きだったギターを始めたり、規則正しい生活をやめたり・・・・。本当に自分にとって何が大切か、どんな風に生きたらいいのか、主人公は考えざるを得ません。それをさらりと描いてます。監督曰く、これは「可笑しすぎもなく、シリアスすぎもしない、シリアスなコメディ」に仕上げたかったらしく、見事その意図通りの作品になっています。

会場に入る前にクッキーをいただいたのですが、なぜクッキーと思った謎が映画を観終わってわかりました。この映画を観たら無性にクッキーが食べたくなるのです。マギー・ギレンホール演じるクッキーを焼く主人公の恋人が、クッキーをご馳走してくれてホッとさせてくれるし、クッキーのことを語るエマ・トンプソン演じる作家の言葉が妙に心に染みます。映画を観て何かを食べたくなったのは、「かもめ食堂」以来。「かもめ食堂」ではシャケのおにぎりやシナモンロールが食べたくなったのですけど・・・。家に帰ってきて早速頂いたクッキーを食べました。映画でやっているようにミルクにどっぷりクッキーを浸して。クッキーがバターたっぷりのクッキーだったので本当においしかった

皆がその人生の主人公であるはずなのに、いつの間にか主人公でなく脇役になっています。それをさらりとこの映画では、自分を人生の主人公にし、やりたいと思っていたこと、望みのものを手に入れなさい、と言っているようでした。なかなか楽しめました。


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