真実はひとつ。 [blog]
「生きてるだけでまるもうけ」
と言ったのは、明石家さんまさんだ。
何があっても、それでも踏ん張ることができるのは、
その先が続くと思うからだ。
夜の帳が降りて床につく。
あたたかい布団にくるまり、目を閉じる。
ほとんどの人が、翌朝、目が覚めることを疑わない。
夜はどんなに長くても、いつか明けるものだと思っている。
だけど、終らない夜もある。
訪れない朝がある。
人は、ついつい、明日がいつも通り訪れると勘違いしてしまう。
時折、思い出したように、一日がんばってみても、
翌日も同じように過ごせるわけじゃない。
「諦めたら、そこで試合終了です」
と言ったのは、スラムダンクの安西先生だ。
僕は諦めが悪いから、たとえ最後のホイッスルが聞こえても、諦めない。
前向きになれないことは、何も認めない。
悪あがきであろうと、諦めなければ失敗はあり得ない。
諦めないことと、今日を生きること、
そして、明日が来ないことは、別の問題だ。
子どもの頃は、ただただ、シンプルだった。
いつも今日だけ。明日があると思えなかった。
明日があると思えないから、朝が来るまで遊び続けた。
家に閉じこめられても、深夜に抜け出して、陽が昇るのを眺めていた。
自転車で行けるところまで、走り続けた。
そして、たどり着いた場所が、自分の世界の果てだった。
何ひとつ知らなかったけど、山に登ればたくさんのことが理解できた。
海に潜れば、嫌なこともすべて忘れることができた。
毎日のように、陽に染まり、潮に焼かれた。
風が心地いいということは、誰かに教わるものじゃない。
明日を信じられなくても、風が心地いいという事実は、
信じられることのひとつだった。
真実は、たったひとつだ。
僕が口にした言葉も、先人たちの書物も、
みんな繰り返し、同じことを述べているだけだ。
形は違えど、行き着く先はひとつ。
まだ実現していない夢の方が多い。
訪れたことがない国だってたくさんある。
夢は思い描かないと実現しない。
ひとつ叶えば、また次の夢に繋がってゆく。
だから、夢には果てがない。
夢は決してなくなることはなくて、
失ったと思っているのは、忘れているだけなのだ。
桂川さん、おかみき、誕生日おめでとう。
生まれた日に、感謝するように。
そして、誠実にね。
nakamura@caramelbox.com
今日のお言葉
『先のことは考えない
私は母親 未来はそれで十分』
by マドンナ
あけましておめでとうございます
今年は御実家で素敵な名前の姪子さんと過ごされるのでしょうか?
06年お疲れ様でした
07年も素敵な1年でありますように
by (2007-01-01 02:04)