長草のため池 [長草のポイント]
長草にはため池がたくさんある。まあ、長草に限らず、大府市を含む知多半島の市町村には、どこでもたくさんのため池が、まだ残っている。
愛知用水ができたことで(1961年9月30日完成)、多くは、その本来の役割を終えているが、それでも、何らかの役割を担いつつ生き残り、知多半島の町としてのアイデンティティを印象づけている。
ため池の現状としては...
・愛知用水の水量に計上する(そう、立派に水量を当てにされている)
・愛知用水の副次的な機能(調整機能など)
・親水公園として
・埋め立てて公共施設などに
・それほど手のついていないもの
などがある。
それほど手のついていないものは、なかなか味わい深く、楽しいものだが、区画整理などで、年を経るとともに減っている。
さて、長草のため池だが、寛文村々覚書に 12 カ所、尾張徇行記に 11 カ所、大府市誌近世村総図集に 14カ所ほど確認できる。
明治の頃には、大池(大池)/籠池(茶臼)/白は池(東忍場)/上宮池(愛原)/下宮池(愛原)/深場池(深廻間)/烏池(平手前)/権兵衛池(車池)/車池(車池)/弥太郎池(道仙)/薮池(仲良畑)/新池(新池)/亀池(亀池)/源竹池(西寄合)/杁口池(杁口下)、と14ほどあったが、今はもう埋め立てなどによって消えてしまったものもある。
この地図のような形で、12カ所のため池が、今も残っている。池の一部(大部分の場合もあるが)を埋め立てられ、小さくなったものもある。また、地図上水色で塗られている所は、はっきり池とわかるが、地図に表記されていない所でも、現地に行けばはっきりと確認できる。
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