キリさま [日記]
オレサマはレースを見るのも好きである。
好きなライダーは数多くいるが、オレサマが今一番好きなライダーは
World Super Bike(以後、WSB)のピエール・フランチェスコ・キリである。
現在41歳の現役ライダー。
彼のことはつい「キリ様」と呼んでしまう。
ちまたで「ヨン様」とか呼ばれている奴は「ペ」呼ばわりするオレサマだが、
彼のことだけは敬意をこめて「キリ様」と呼ぶ。
(TVでも解説の八代さんは他のライダーは呼びすてなのにキリにだけ「キリさん」と呼ぶ(笑)。)
2004年のWSBで999フレームを嫌い、2年遅れの黄色の998を使って参戦。
それだけでも黄色の748SP乗りのオレサマが応援する要素は充分なのだが、
ちょうどオレサマが見たレースで1周の間にワークスの999を2台とも抜き去るシーンを見せられれば、ファンになってしまうのも仕方がないであろう。
(そしてDUCATIワークスからは嫌われると(笑))
昔はGP500でガードナーやローソンと戦い、93年のGP250では原田のチームメイトとなり、原田の才能を認めたキリ様はチャンピオン獲得を献身的にフォロー。
その頃のエピソードではこんな話もある。
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イタリアのカピロッシとタイトルを争っていたことで、心ないファンが「原田帰れ」の垂れ幕を立てた。
それに激怒したキリは、その垂れ幕を引きずり落とし火を点けた。
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キリ様の気性の激しさと人の良さがよく解るエピソードである。
その後、WSBに舞台を移した彼はDUCATI,SUZUKI,BIMOTAと渡り歩き、去年まではDUCATI。今年からはHONDAである。
そうそう、SUZUKI時代はまったくの失敗作だったTLを雨の日とはいえ、優勝させている。
ライディングスタイルは美しいフォームのヨーロピアンスタイルだが、イタリア人らしく転倒を恐れない攻撃的なライディングを時折見せる。
2004年もトップを奪った瞬間にハイサイドで転倒とかがあったし、抜き方を見てもベテランらしくない。
そこがまた良い。
そんなわけで魅力満載なキリ様なのだが、今期はイマイチである。
CBR1000RRが彼のライディングスタイルに合わないのだろうか?
まだ今期は一勝も挙げていないので、何とか一勝が欲しい。
……雨のレースに期待しよう!
2004年シーズンのキリ様の勇姿!!
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