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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界56 英国之拾八 [リレー・ヴォーカル 英国]

1989年、主に英国のクラブ・ミュージック系ミュージシャンが集まって、難病の研究機関を支援するためのお金集めとしてリリースした12インチ・シングル。

AIN'T NO STOPPING US NOW by THE MOBO ALLSTARS

"MOBO"というのは「Music Of Black Origin」の略で英国で90年代に生まれた言葉。ブラックがオリジンのミュージックという意味。具体的にいうとR&B、ソウル、ファンク、レゲエ、ラップ、ヒップ・ホップ、ハウス…などの総称とでも言いましょうか。英国では1996年から「MOBO Awards」という賞も設けられ、ブラックがオリジンのミュージックであればジャンル、人種、国籍を問わずで、その年に出た"MOBO"の一等賞を決める、なんてことも行われています。 

支援先は、まずは、アフリカをはじめとしてブラックな人たちに保因者が多く、若年で死に至るケースが多い遺伝性の貧血病「鎌状赤血球症 (Sickle Cell Anaemia)」と、これまた厄介な難病「白血病 (Leukaemia)」の研究機関。前々回ご紹介のOne Heart at a TimeはC&W畑で白人に多い難病の支援、こっちは"MOBO"でブラックに多い難病支援と、なんかシンクロニシティしてますな。

楽曲は1979年、ソウル・デュオ、マクファデン&ホワイトヘッド(McFadden & Whitehead)の大ヒット曲。ディスコ~ダンス・クラブの定番ナンバー。スパイス・ガールズもルーサー・ヴァンドロス(Luther Vandross)とのコラボでシングル「STOP」のカップリング曲としてカヴァーしてました。

参加ミュージシャンは…

Another Level, Beverly Knight, Byron Stingily, Celetia, Cleopatra, Conner Reeves, Damage, Des'ree, D'influence, E17, Glamma Kid, Hinda Hicks, Honeyz, Kele Le Roc, Kelle Bryan, Kle'Shay, Karen Ramirez, Lynden David Hall, Mica Paris, Michelle Gayle, Nine Yards, Roachford, 7th Son, Shola Ama, Soundproof, Truce, Tony Momrelle, Ultimate Kaos, Allyson Brown, Carrie & David Grant, Don-E, Ignorants, Martin Offia, Misty Oldland, Tony Dortie, Yana, Sarah Offia, Misty Oldland, Tony Dortie, Yana, Sarah Anne Webb, Debbie Friench, Steve Marston

以上がジャケ裏に載っている人々。うーむ。この手の音楽も疎いのでほとんど知らない(汗…。だもんでいろいろググってみたら、言いだしっぺはD'influence。その世界でかなりの大御所らしい。 UKソウルのNo.1プロデュース・チームだそうな。ハウスやクラブ系の音についてお書きになっているブログやサイト、中古盤屋さんの評もこの盤については誉めているとこばかり…ひょっとしてかなりの名盤?

12インチ・シングルのA面が"Full 12" mix"、B面に"Instrumental Version"と"Radio Edit"の3ヴァージョン収録。

You Tubeに動画はない模様。聴いてみたい方のために途中までだけど試聴できる中古盤屋さんのサイト(わたくしとこのお店に利害関係はありません。アフィリエイトでもないです。念の為(笑)はここ

You Tubeから…
Mcfadden and Whiteheadヴァージョン。
Luther Vandrossヴァージョン。
with the Spice Girlsヴァージョン。

ずっと以前友人から、『最近の10代20代の邦楽リスナーは、「R&B」をリズム&ブラックの略だと思ってるらしい。だから彼らにとって宇多田も倉木もドリカムもみんなR&Bなんだ(笑』って聞かされたんですが…本当ですか?


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