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Ted Russell Kamp [Today's Album]

Today's Album
「Divisadero / Ted Russell Kamp」 (2006)
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Divisadero

この手の音楽を聴いている人達のブログやホームページでは、リリースされた時点で大絶賛だったので今更紹介するのもなんかなあ・・・。
前述のShooter Jenningsのベーシストであるが、平行してマイナー・レーベルでソロ活動をも行う働き者。
賑やかな家族の中、内向的な少年だったTedは家庭でオブザーバーとして過ごした経験がベーシストやプロデューサーという、
全体的に物事をとらえてサポートに回るための資質を身に付けるのに役立ったという。

カレッジ卒業後シアトルに移り音楽活動を始め、4枚のアルバムをリリースしたルーツロック・バンドPonticelloや海外ツアーも行ったUnion Pacificでの活動を経て2003年にShooter Jenningsにベーシストとして加入。

キャッチーで軽めのサウンドながらオルガンの音色から南部志向を感じさせる①「Swinging Doors」がオープニング。スローで泥臭いメロディを持った④「The Last Time I Let You Down」、⑥「Music Is My Mistress」ではしっかりと“歌えるソングライター”であることをアピール。エレピとオルガンのコンビネーションとファンキーなカッティングがMarc Bennoあたりのサウンドにも通じる、カッコ良過ぎのスワンプ・ロック⑦「Another One Night Stand」、雇い主であるShooter Jenningsも、Ted自らホーンまで演奏している、これまたソウルフルでスワンピーな⑩「Better Before You Were Big Time」でディープなコーラス、マンドリンの弾き語りにドブロのスライドが絡む⑪「The Road Keeps Getting Longer」でのうっすらエレピ、とバンド・メンバーのソロ活動を支援。ShooterママJesse Colterもお得意のスロー・カントリー⑨「Looking For Someone」で若々しいながらも相変わらずのベタベタ声を聴かせ、家族ぐるみでサポート!

シンガーとしてShooterと比べてしまうと“深み”という部分では一歩譲ってしまうが、良い意味で“ソングライター・ヴォイス”で、New York出身というのが信じられないぐらいの枯れた味わいの持ち主。押し付けがましくないこちらの方が好き、と言う人も多いだろう。

とてもツアー・バスやツアー先のホテルで吹き込んだとは思えない充実ぶりで悪い曲を探すのが困難。

それが良いことなのか悪いことなのか分からないが(私にとっては素晴らしいこと)、'70s Singer Songwriterのオムニバス・プレイリストを作って、そこにこのアルバムからの曲を混ぜても全く違和感がないほど、70'sの空気感を持ったアルバムだと思う。ジャケットの裏にSIDE A、SIDE Bとして曲名の記述があるのもこだわりの証か?
今やビッグになってしまったShooter Jenningsに在籍しながらのソロ活動は大変だろうが、「出来る限り両立していきたい。」と語るTedから目が離せない!


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