8番目の不思議 中編 [アート]
どうにも行き詰まってしまったので(笑)、分割して出し直します
なお、2012年11月21日記事「8番目の不思議」は、「8番目の不思議 前編」として残してあります
八犬伝の世界
2008年9月13日(土)→10月26日(日)
千葉市美術館
地元に住んでいながらこれをむざむざと見逃してしまったのは、不覚
…というか、人生最大の失態でした
しかし…
転んでもただでは起きない私のことですから(まあ、ただで起きちゃうことも、ままありますが…)、
開催後数年経過してから千葉市美術館にぶらりと立ち寄ってみて、
ミュージアムショップに観覧料なしで入れたので、おおラッキー!
さらに
過去の展覧会カタログがずらずらと並べられている中、
「八犬伝の世界」も当然ありましたが、
どうやったらショップ店員の目を盗んで獲物を掻っ攫っていけるか、しばし思案していたところ、
在庫有の表示が目に飛び込んできて、超ラッキー!
すんなりと手に入れることができて、
天にも昇る気持ちを味わわせていただきました
(なお、いくらか脚色してありますので、事実とは異なることをご承知おきください)
では、ここで恒例の見せびらかし(?)
「八犬伝の世界」
表表紙
歌川国芳 (芳流閣) 犬飼現八信道
裏表紙
(芳流閣) 犬塚信の戌孝
目次
『八犬伝』と浮世絵と/服部仁
馬琴の呪縛-八犬伝のふるさと館山-/町田達彦
図版
1-仁の巻 『南総里見八犬伝』の誕生と曲亭馬琴
2-義の巻 錦絵「犬の草紙」にみる八犬伝の登場人物たち
3-礼の巻 八犬伝の名シーン
4-智の巻 八犬士が揃う
5-忠の巻 八犬伝を熱演する役者たち
6-信の巻 八犬伝に遊ぶ
7-孝の巻 八犬伝、現代に生きる-進化するイメージ
8-悌の巻 資料編
「八犬伝犬の草紙」(no.28-79)による『八犬伝』人物相関図
主な登場人物
「八犬伝の世界」展関連 『八犬伝』のあらすじ
曲亭馬琴年譜
「八犬伝」錦絵関連主要浮世絵師
本展関連参考文献
「八犬伝」錦絵総覧稿/作成:服部 仁
出品目録
収録図版243組の大半は錦絵です
なので、現代の作品が弱い気もしますが、錦絵の方がはるかに魅力的なので、問題なしでしょう(資料の「八犬伝」錦絵総覧稿も超強力です)
一応、現代編の「7-孝の巻」で取り上げられているものを紹介しておくと、
鏑木清方「曲亭馬琴」
菱田春草「伏姫」
鰭崎英朋「伏姫之画」
高畠華宵「八犬傳物語 對牛楼の仇討」挿絵(『少女倶楽部』昭和13年9月号)
NHK『新八犬伝』から辻村ジュサブロー人形2体(信乃と道節)
碧也ぴんく 漫画「八犬伝」
スーパー歌舞伎「八犬伝」
横尾忠則 サクラ大戦帝国歌劇団スーパー歌謡ショウ「新編 八犬伝」ポスター
宝塚歌劇団 宙組『里見八犬伝』など
明治以降に刊行された児童書もいくつか登場しますが、カバヤの児童文庫が忘れずに収録されていたのがうれしかった(なお、カバヤの児童文庫については、近々記事を書くつもりです)
収録図版のうちいくつか紹介したかったのですが、スキャンすると本が痛むということに最近ようやく気づいたので、今回はご勘弁を(完全保存版なので…)
その代わり、ヤフオクで手に入れたこちらを披露しておきますね
NPO法人たてやま・海辺のまちづくり塾発行の絵葉書セットです
月岡芳年 芳流閣両雄動
三代目歌川豊国 里見の姫君 伏姫
豊原国周 里見八犬士之内 犬江親辺兵衛 犬川荘助
豊原国周 里見八犬士之内 犬村大角 犬坂毛野
豊原国周 里見八犬士之内 犬山道節 犬飼現八
豊原国周 里見八犬士之内 犬塚信乃 犬田小文吾
こんなのも出てきました
「芳流閣」の携帯ストラップです
そうそう、こんなイベントもありましたっけ
南総八犬展゛
1993年1月26日(火)~31日(日)
千葉市文化センター
(上)喜多川歌麿 粂仙人
(下)歌川国周 南総里見八犬傳ノ内 芳流閣之図
こちらには、何とか無事に参加できた…と記憶しています
中編ここで終わり
後編に続く
なお、今回は「今日の1曲」はありません
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