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世界の女神(ディーヴァ)たち [ミュージック]


遅くなってしまいましたが…業務連絡です

世界の女神(ディーヴァ)たち
DIVAS OF WORLD MUSIC
2007年8月8日発売 
キングレコード KICP-8081~8100 全20タイトル 各¥2,000

アジア、アフリカ、中近東、南北アメリカ、ヨーロッパなど世界各地に潜むDivaたちが勢ぞろい、国内盤初登場も多数…ってことで、これは、自称「音楽ファン」なら、マスト・アイテム、是が非でも買わねばなりませぬ
価格も1枚2,000円ととってもリーズナブルなので、この際ですから全20枚(合計金額4万円)イッキに大人買いしてしまいましょう
有名巨大アーティストの商魂丸出し紙ジャケやデラックス・エディション、アニヴァーサリー・ヴァージョン、DVD付限定盤にまんまと手を出してぼったくられるよりは、よっぽどマシです(多分…)
マンネリな産業音楽の喧騒から時には離脱して、辺境に住む蛮族の女王たちの囁きに耳を傾ければ、歌声は百花繚乱…魂はきっと震度5で揺さぶられます

それぞれの詳しい内容は、こちら↓
http://homepage3.nifty.com/~wabisabiland/diva.html
ご購入は、こちら(笑)↓
世界の女神(ディーヴァ)たち

えっ、私ですか?
もちろん、購入しましたとも…


…1枚だけ
東欧代表マールタ・シェベスチェーン&ムジカーシュの「プリズナーズ・ソング」を

いや、言わなくてもわかります
皆さんのおっしゃりたいことは…
自分で最初に煽ったからには、責任取って全部買いやがれ~
無理をしてでも手に入れろ~っと

でも…ですね、そんなことしてたら9/26発売の「夜明けの口笛吹き40周年記念盤スペシャル・ヴァージョン」や「怪奇と幻想の世界~エドガー・アラン・ポーの世界~(デラックス・エディション)」、おまけに10/6発売の「リンゴのDVD付ベスト盤」の資金が尽きてしまいます。
そうでなくても、娘のEurekaが進学塾通いを始めて、まあ小4の間は週2回だから何とかなるとしても、小5は週3回、小6は週4回となるにしたがって費用も赤丸つき急上昇で、そうだと言うのにこっちの収入はひたすら停滞前線でもうどうにもならんだろう…って、ああ、愚痴ってる場合ではありませんでした(笑)

そんなことはどうでもいいのです
それよりも…(ここまで前回記事のコピペ)

ああ、愛しのマルタちゃん
←画像はlast-fm提供
私が訴えたかったのはただ一つ…
マールタ・シェベスチェーン(セバスチャン・マルタ)の歌声を、是が非でも聴いてください
「ワールド・ミュージック」の怪しげな流行の波に乗り90年代には作品がいくつも紹介された彼女でしたが、ブームが去ると共に(日本では)不遇…21世紀に入ってからは彼女の国内盤CDが1枚も出ない、という信じられない惨状でした
しかし、マルタが忘れ去られていいはずはありません
なぜなら…今までずっと黙っていましたが、何を隠そう(何も隠さない)、彼女こそモバサム41認定世界ランキング女神(ディーヴァ)部門第1位の現役チャンプ(2007/09/20現在)なのですから

ここで1曲
彼女を初めて知ったのは、この曲
マルドロールの歌…いや、マルタの歌
Marta's Song 「マルタズ・ソング」/Deep Forest
その後、映画"プレタ・ポルテ"にも使用されワールドワイド・ヒットとなりました
http://www.youtube.com/watch?v=FmnPmTELXVI


ボエム
*Album Version収録
マルタズ・ソング (シングル)
*Radio Edit収録
ボエム (シングル)
*The Rainforest Crunch Edit
*Armand's Muslim Moose Mix収録
フリーダム・クライ (シングル)
*Progressive House Mix収録

マルタの歌は、「浮遊系」女性ヴォーカルの対極とでも言えるでしょうか?
天空目指して上昇する「浮遊系」ですが、その音は良く言えばスピリチュアル、悪く言えば限りなく中身が希薄…それに対して、マルタの歌声はアーシーでどこまでも濃密
独特の、鼻にかかったクセのある声は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、一音一音に込められた情緒は圧倒的
時にはこぶしを効かせ正面突破を図るかと思うと、時には身を翻し宙を駆け上がります、「浮遊系」を凌駕する軽やかさで


ブルーズ・フォー・トランシルヴァニア 国内盤1994年
Kismet(運命) 国内盤1996年
ザ・ベスト・オブ・マールタ・シェベスチェーン 国内盤1997年

ここでもう1曲
Tavasz Tavasz 「春」/Márta Sebestyén
↓動画ありませんが…
http://www.youtube.com/watch?v=_3iXmSJXoFY
プログレ風サウンドにも絶妙にマッチしてしまうのが、あ~ら不思議

P.S.
なお、先ほどの女神(ディーヴァ)部門世界ランキングの件ですが、残りの19人の歌姫たちを聴いてから改めて順位を決め直す…つもりでおります、どうなるかわかりませんが…


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コメント 6

yubeshi

実は閣下←→ワールドミュージックっていうのが、なかなか結びつかないのですが、独特の歌声と淡々としたリズムは意外といい組み合わせですね。
夜明けの口笛吹きはディスク3だけバラ売りしないかなと密かに願っています。
by yubeshi (2007-09-23 13:45) 

sknys

モバサムさん、こんばんは。
ワールド・ミュージックというと、国立劇場のヌスラットさまと、
グローブ座のブルガリアン・ヴォイスの印象が強いせいか、
中近東〜アラブ〜東欧のイメージがあります。

アフリカやカリブ海の音楽‥‥ジュジュやレゲエ、
King Sunny AdeやBob Marleyを聴いていた時代には
「ワールド・ミュージック」という音楽用語はなかったわけだし。

今回はパスかなぁ‥‥と思って20人のディーヴァたちを眺めていたら、
最後にYulduz Usmanovaさま控えていらっしゃる^^
《Alma Alma》(Blue Flame 1993)が出て来たので、
久しぶりに聴いてみました。
ラストの〈Kisil Alma〉(ライヴ)に泣かされちゃったよ!

国内ベスト盤には、このアルバムから6曲選ばれています。
ちょっとSezen Aksuに似ているかな?
‥‥ウズベキスタンの歌姫というところが良いですね^^
by sknys (2007-09-23 18:30) 

モバサム41

yubeshiさん、コメントありがとうございます。
「ワールド・ミュージック」というのは、実は、クラブ・ミュージック、ダンス・ミュージックの別称です。
現代風にアレンジされているので、「民族音楽」とは別物です。
もちろん、マルタの声は本物ですが。
by モバサム41 (2007-09-25 01:14) 

モバサム41

sknysさん、コメントありがとうございます。
ヌスラットを生で観てるとはすごいですね。
ブルガリアン・ヴォイスは、(グレゴリアン・チャント同様)時代のあだ花って気もしないではないですが…
ユルドゥスは、(YouTubeで聞きましたが)ウズベキスタンの八代亜紀?
ま、これはこれで新鮮ですが…
by モバサム41 (2007-09-25 01:24) 

いしだまさたか

はじめまして。ブダペストで撮ったシェベスチェーン・マールタ、アテネで撮ったハリス・アレクシーウ、横浜で撮ったヌスラット・ファテ・アリ・ハーンの写真や、エピソードたっぷりの本、去年出しました。どこかでみかけたらぜひ手にとってください。宣伝ですみません。 http://amzn.to/9n54SL
by いしだまさたか (2010-09-30 14:42) 

モバサム41

石田さん、コメントありがとうございます。
そして、本のご紹介ありがとうございます。
ワールド・ミュージックは、一時の流行はどこへ行ったの?というくらいの壊滅状態なので、この本は貴重ですね。
チャンスがあれば読ませていただいて感想を記事に書かせていただきます。
よろしくお願いします。
by モバサム41 (2010-10-04 02:01) 

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