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セレソン、連覇の夢消え去る [ニュース]

突然、サッカーblogになったわけではありません(笑)

前記事で、事実上の決勝戦になるだろうとお話ししたカナリア軍団との対決は、ご存知のとおりトリコロール軍団の完勝という意外な(?)結果となりました
1998年のW杯ファイナルでは、3点差つけても、恐怖心…いつブラジルの「選らばれし者」の逆襲が始まるかという恐怖心が治まらなかったのですが、今回は、後半の早い時期に先取点が入り、その1点で勝利をほぼ確信、後は安心してTVを観てられました
もちろん、チーム自体の調子が上がってきたということもあります…が、それより何より、やっぱり、対ブラジルは非常に相性が良い
選手のプレイにも自信が満ち溢れていたような気がします

さて、次は準決勝、ポルトガル戦ですが、ここもブラジルに似たテクニカルなチームなんで、まず心配はないでしょう
問題は、やはり決勝のドイツ戦、パワー全開、フィジカルでガンガン迫ってくるチームには、Les Bleusはどうも相性良くない
前記事でも紹介したとおり、82年と86年のW杯セミ・ファイナルではいずれもドイツに敗北、苦杯をなめています
昔は、Les Bleusも白人主体のチームだったんですが、ゲルマン民族とは明らかに体格が違ったもんな
今は、多国籍軍団でそんなに見劣りはしないんで、ぜひ「ゲルマン魂」とやらを粉砕、雪辱を果たして欲しいものです

では、恒例のブラジル特集です(笑)
まずは、最近リバイバル・ヒットを放ったセルジオ・メンデス(とブラジル'66 or '77)あたりが浮かんできますが、あまりにアンリ、いや安易なのでカット
で、こんなところから…
今日の1曲目
Also Sprach Zarathurstra 「ツァラトゥストラはかく語りき」/Deodato

デオダートです、レオタードではありません
キューブリックの「2001年宇宙の旅」に使われたリヒャルト・シュトラウスのあの曲のジャズ・フュージョン・ヴァージョンです
これって、「スター・ウォーズ」のミーコ・ヴァージョンのようなもの?
う~ん、よくわかりませんが、とにかく、便乗版は話題を呼んで大ヒット、全米2位まで上昇します
そんなわけで、ジャズ・フュージョン嫌いの私ですが、これはあくまでチャートものとして聞かせてもらいました
原曲(クラシック・ヴァージョン)は最初だけ聞けばもう十分、いいや~という気になりますが、こちらは最後まで聞ける…はずです

ツァラトゥストラはかく語りき

ツァラトゥストラはかく語りき

  • アーティスト: デオダート, レイ・バレット, ロン・カーター, スタンリー・クラーク, ジョン・トロペイ, ジェイ・バーリナー, マービン・スタン, ヒューバート・ロウズ, ビリー・コブハム, アイアート・モレイラ
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2000/08/23
  • メディア: CD


デオダート版の映像ないんで、本家で我慢してください
http://www.youtube.com/watch?v=Z8dfQlGoZKw

続いて、今日の2曲目
Tico Tico 「ティコ・ティコ」/Carmen Miranda
カルメン・ミランダ 1939-1950
ブラジル最高の歌姫だそうです
ノスタルジックなサウンドなんで私には評価不能ですが…
カルメン・ミランダと言えば、中村とうようの「ポピュラー音楽の世紀」に、こんな記述がありました
「アメリカでは低俗な娯楽映画に数多く出演し、頭の弱い南国女の役でけたたましく騒ぎ回るだけの安っぽい芸人、というイメージが強いに違いない。39年にアメリカの興行師に引っ張られて渡米し、ハリウッドで大活躍したが、そこで押しつけられた役柄は最悪のエクゾティシズムだった。それでも期待に応えるべく懸命に努力し、強度のストレスにさいなまれ続けたあげく、スタジオのなかで発作を起こし死亡した。そんなカルメンを、われわれはアメリカ資本が押しつけたイメージによって判断してはならない。それはカルメンの真価から遠く隔たっているのだから。」
http://www.youtube.com/watch?v=axpT4NgmJfw

最後に、こんなコンピレーションを
イェレー・ブラジル

「ブラジル音楽の故郷バイーアから飛び出した最新の動きを中心に、アフロ・ブラジリアン音楽の深遠な世界を探る編集盤」だそうですが、何人かの魅力的な歌姫を発見できたのは、とても幸福でした
そんな中で、最も印象的だったのはこの人
今日の3曲目
Volte Para O Seu Lar 「自分の住家にもどりなさい」/Marisa Monte
マリーザ・モンチ…
とてもスピリチュアルな声の持ち主ですが、大地のような存在感も合わせ持っています
(別の曲ですが、こちらをどうぞ↓)
http://www.youtube.com/watch?v=SRM111HBeho
新譜(2作同時発売)も出たばかりです
私のまわりの宇宙→サンバ編
私の中の無限   →ポップス編
当たり前のことですが…世界には、まだまだ偉大なディーヴァがたくさんいます

そうそう、同じアルバムで見つけたもう一人の歌姫が、サラジャーニ
彼女の「愛しに来て」Venha Me Amarという曲には、ちょっとびっくり
ブラジルで裏ビョークを発見しました…




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コメント 2

sknys

モバサムさん‥‥ジダンより先にヒデが引退しちゃいましたね。

ブラジル盤(CD)はメチャクチャ音が良いんです。
Caetano Veloso『粋な男』はユーロ盤を聴いていましたが、
渋谷の某CDショップでジャケ違いのブラジル盤(¥500)を
買ってビックリ!‥‥EU盤をゴミ箱に捨てたくなりました(笑)。

最悪の場合CDプレーヤが壊れちゃうという噂の激ヤバCCCDは
一切買わないことにしているので、
Marisa Monte(http://www.marisamonte.com.br/) の新作2枚も未聴。
Arto Lindsayのプロデュースした2nd(切り抜き十字架ジャケ!)や、
乳出しモンチ嬢が超エロいライヴ盤(2CD)はブラジル盤で持ってるよ。

2005年のベスト・アルバム10枚を紹介した〈ルビー・ブルー 05〉
という記事(読んでいない?)の中で、
セレソンとしてLenine兄貴のライヴ・アルバムを紹介しています。

Liminhaのプロデュース作品は買って損はしませんし、
インディ制作のアルバムも驚くほど高音質です。
by sknys (2006-07-04 20:41) 

モバサム41

うちは、VAIOでSonicStageなんで、CCCD全くOKです。
HDに録音さえできちゃいます、と言っても、やっぱり新作聞いてませんが…
「乳出しモンチ」って、とっても語呂がいいですね。
ブラジルはそんなに詳しくないので、お恥ずかしいです。
最初、サンタナもブラジル出身かな、と思ってました(笑)
by モバサム41 (2006-07-04 22:13) 

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