SSブログ

バラスト水調査の協力船視察 [研究室]

 科研費で、船舶バラスト水による生物拡散に関する研究を行っている。何が問題かは、"ここを見てもらう"として、現在はどの様にバラスト水を処理するかに視点が移っている。
 しかし、ほとんどの場合、バラスト水と生物の因果関係は証明されておらず、本当にバラスト水で持ち込まれたのか、その海域の環境が変化しただけなのかは藪の中。そもそも、バラスト水中にどの程度の生物や化学物質が含まれているかさえ調査されてこなかった。この研究では、外航船のバラスト水を採水して生物化学分析を行っている。その協力船を訪船し、実際の採水作業を拝見した。
 LNG船の中を見たのも初めて。また別で行っている大規模地震と津波による船舶避難の研究に関連して、コンビナート近隣の港湾も見たかったので、色んな興味を同時に満足できた。
 これまでの調査で、バラスト水の輸出先(日本)の海水より、輸入先の海水の方が色んな数値が高い、とか外洋でも沿岸並の生物がいて外洋でのバラスト水交換でいいのか?など、調査したから解った事実が色々と出てきている。

      
"某社のLNG船"。厳しい出入管理。 ブリッジからデッキ上。  バラスト水サンプリング中。

 ところで、TB先を探していて、JAMSTECの研究員のブログを見つけたので、リンクに加えてみました。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(2) 
共通テーマ:学校

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。