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説明文 [喜怒哀楽寂快]

※今回の投稿は私がゆかりんさんのブログで残したコメントが発端となって誤解を招いてしまったことに対する説明文です。詳しくはまた別の機会にお話します


ゆかりんさんおよび読者の方々、改めてお騒がせして申し訳ありませんでした。
ゆかりんさんのご返答や皆様のコメントは一通り目を通させていただきました。
私の質問文が唐突で説明不足だったのもあって話が違うほうに流れているようでしたが、それでもあのように真摯に受け止めてご回答いただいたことには大変感動しました。
なので、私ももっと具体的に質問の意図をはっきりさせなくてはと思い説明文を投稿するにいったたわけです。

まず、あの質問に至った経緯なんですが、ゆかりんさんのブログはあの日初めて見つけてタイトルに引かれて見に行きました。
そして少しブログを読んでいて、ふと思ったのです、「これって聾唖者に対してどうなんだろう?」と。
ここで皆さんが大きく誤解なされたようですが、私べつにゆかりんさんのタイトルが良いとも悪いとも言っておりませんし、ましてや今すぐこのタイトルを変えろとも言っておりません。
ですが、ゆかりんさんが私の質問を真摯に受け止めてくださって、いろいろ考えてくださったのでしょう。
そして「タイトルが他人を不快にしている恐れがある」と考えられて、自発的にタイトル変更すべきか否か悩まれたのだと思います。
はっきり言ってそのタイトルが私を不愉快にしたということはありませんのでご安心ください。
ただ、私も音楽が大好きで、それに元気づけられたり心を落ち着かせてくれたりして、すでに生活の一部となっています。
ですから、はっきり言って私にとっても「no music, no life」は当てはまりますし、私もそう思っていました。
ゆかりんさんの回答文を読んで「この世から音楽がなくなったら食べていけないんです」と言う理由には意表を突かれましたが。

ただあの日の正確な気持ちを思い出す術はないのですが、あの日は大勢の友達(全員聾唖者)と一日中遊んでいて、久々に有意義な一日を過ごしたと大満足した日だったということもあって、あのような思考に至ったのかもしれません。

KENさんの言うように「ブログはそもそも好きなことを書ける場でしょ?そこに見たい人が集まり見たくない人は見ない…それだけの問題だと思う(^^)」、そのような気もします。
でも違うような気もします。というよりそこは臨機応変にといったところでしょうか。
よく子供に見せたくないテレビ番組ランキングというのが話題になります、そこでも出てくるのが「見たくない人間は見なければいい」という意見です。以前「ハネとび」が猫アレルギー(犬?)を取り上げたコントをして苦情が殺到したそうです。
「見なければいい」と言うのもわかります。でも苦情を言った人が変えたかったのは放送したことではなく、ある特定の人を馬鹿にする気持ちが人の中にあると言う事実ではないでしょうか?
変えられないにしても議論することで何らかの考えは得ることができると思います。
ですから、コメントされた方々が質問に対してではなく「タイトルを変えるか変えない」についての意見をされていたのがほとんどだったというのはとても残念です。
おそらく私の礼儀のない質問の仕方に対して「荒らし」や「いちゃもん付け」、「揚げ足取り」だと思われたのかもしれませんが、それもとても残念です。

あまりだらだらと長文をかいてなんなんで、わたしが「ふと」思った一番の原因を説明します。

先ほども言いましたが、私も音楽が大好きで、いい音楽に出会えたらやっぱり友達とも共有したいわけです。
ある日、聾唖の友達と美術館に行ったときそこで流れていたBGMが私の大好きなジャズで、聞こえないと分かっていながらもなんとかこの感じを伝えようと試みました。
が、無理でした。
「そうか、彼らは生まれて今まで音楽なしで生活してきたのかぁ」と改めて実感しました。
かわいそうだとは思いませんでした、ただ経験のない私には想像がつかないな、と。
「no music, no life」。この言葉はよく聞く言葉ですし、タワーレコードのキャッチフレーズにもなっています。
ゆかりんさんのブログタイトルを見たときも別になにも特別な感情はありませんでした。
ただただ、それについてどういう風に思っているのかを知りたかっただけです。
私の中にも矛盾があり、他人の意見を聞いてみたかっただけです。聞き方が少し意地悪だったかもしれません。
ただ1つ言えるのは、もし「no music, no life」という名前の面白い映画や本やブログがあったとしても、聾唖の友達には紹介できません。

最後にひとつだけ納得のいかないコメントがあったので言わせください。
さとちゃんさんの「聴力に問題がある方にはそうでない者と違った素晴らしい感受性と集中力をお持ちですよねっ。本当に尊敬します。 」というコメントなのですが、まったく意味がわかりません。
聴力と感受性に何の関係があるでしょうか。
例のごとく誤解されてもあれなんですが、「その意見は間違ってますよ。」という気持ちはさらさらありません。
ただ、聾唖の友達と頻繁に遊んでいる者として、感受性や集中力のことを取り上げる時に聾唖かどうかを引っ張り出してくるという感覚が藪から棒に感じました。


ここまで長文を書いてきましたが、それもすべてゆかりんさんの真摯な態度がそうさせてくれたと言っても過言ではありません。
コメントをなされた方々もどうもありがとうございました。
では。


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コメント 7

ゆかりん

トラバどうもありがとうございました。 こちらこそ真摯にご解答いただきありがとうございます。

私は幸運なことに五体満足で生まれ、今までそれを当然のこととして生きてきました。ですので、正直、こんかいのずみっちさんの書き込みにはドキっとしました。確かに耳が聴こえない方がみたらかなり不快に思うだろうなと思い、自分なりにいろいろ考えました。

記事にしたのはずみっちさんにその思いを伝える手段が他になかったからです。いつも私の記事を読んでくださっている皆様からいろいろなコメントを頂き、とてもうれしく思いました。とても参考になりました。私の大切な仲間です。

この世の中にはいろいろな人がいます。健常者の人、耳が聴こえない人・・・ 優しい人、いじわるな人・・・ それぞれの人がいろいろな考えと信念をもち、それぞれの人生を生きているんだと思います。

私は今回、タイトルを変えるのはやめました。耳の聴こえない方はイヤな思いをされるかもしれませんが、『私』は『私』であり、ブログというのは自分の意見をただ一定方向に発信し、賛否両論を問う場だと思ったからです。それもありまして、サブタイトルに別記させていただきました。

今後も、私のブログに関して何か意見がある方がいらっしゃいましたら、それを真摯に受け止めて、改善できるものは改善していきたいと思います。
by ゆかりん (2005-06-09 11:32) 

さとちゃん

 みずっちさん、はじめまして。 ゆかりんさんの記事のTBがあったのと、みずっちさんのコメントに気付かなくって、お詫びに来るのが遅くなりました。

 私書いたコメントで 『聴力に問題がある方にはそうでない者と・・・』という行がありましたが、みずっちさんがおっしゃるよう通り、聴力と感受性に何の関係もありませんね。

 無神経な書き方をして申し訳ございませんでした。

 うまく言えませんが『私はどんな障害がある人もそうでない人も差別も区別もしない』って言う気持ちは嘘ではありません。
 身体的に問題がない私が差別も区別もしていないと言っても、相手に不快感を味あわせてしまったのであれば、それは私のエゴです。

 とりとめのない文章になって申し訳ありません。

 私が何が言いたかったかをもう一度コメントさせてもらおうかと思ってキーボードの前にいるのですが・・・何度打っても納得のいく文章が思いつかず、
とりあえず失言のお詫びだけコメントさせていただきます。


さらに言い訳がましいコメントになっていますがお許しください。


 http://blogs.yahoo.co.jp/satosatoponponnta/

 

 
by さとちゃん (2005-06-14 14:12) 

ゆかりん

私もさとちゃんと同じく、聴力に問題がある方は、
ちゃんと耳が聴こえる人よりも優れた感受性をお持ちだと思っていました。

私の知人でも耳が聴こえない方がいますけど、
とても美しくて人の心を打つ絵を書く人です。
これは耳が聴こえない分、他の神経が研ぎ澄まされていて、
感受性が優れているからだと思っていたんですけど・・・

自分が耳が聴こえるから勝手にそう思ってるだけかもしれないです。

私ももう少しいろいろ考えたいと思います。


今回はいろいろ考える機会を与えてくださったことに感謝しています。
ありがとうございました。
by ゆかりん (2005-06-14 14:58) 

ずみっち

◆ゆかりん様
『私』は『私』であり、ブログというのは自分の意見をただ一定方向に発信し、賛否両論を問う場だと思ったからです>
かなり共感です。
せっかく他人様の意見が聞ける場所なんでいろいろ言ってもらえると嬉しいというのが私の考えです。
信者見たいな人がいつも集まってきて毎回毎回ブログをほめてくれるのも悪い気はしませんが、ちょっと私が求めているのとは違うかと。

あとブログタイトルは変えなくてもそれで嫌な思いする人はほとんどいないと思います。
あ、それとそんなに堅苦しくしないでください(笑)
他の投稿を読んでいただけると分かりますが結構下ネタや、う○こが頻繁に登場します。
そんなブログをぜひひとつよろしこ、ということで

◆さとちゃん
すこしエゴが入ってたのかな、とは思いますが「お詫び」だなんてそんな。
私は障害者保護団体の役員でもなければ家族や恋人に聾唖者がいるわけでもないし。
実は私の文章力がないというのもあるんですが、ちょっと思うところがありまして、これはまたここで投稿として語ってみようと思ってます。
あ、さとちゃんさんの言いたいこと分かりましたよ、ご心配なく。
by ずみっち (2005-06-14 18:26) 

ずみっち

◆ゆかりん様
私の知人でも耳が聴こえない方がいますけど、
とても美しくて人の心を打つ絵を書く人です。
これは耳が聴こえない分、他の神経が研ぎ澄まされていて、
感受性が優れているからだと思っていたんですけど・・・>

美しい、人の心を打つ絵を描く
これは明らかにその人の才能なのにそこでまた聴力のことを引っ張り出してこられたら複雑な気持ちになる人もいるかもしれませんね。
障害者のくくりをはずしてその人自体を見てあげてください。
また投稿しますんで、よろしければまた見に来てください
by ずみっち (2005-06-14 18:31) 

ゆかりん

>これは明らかにその人の才能なのにそこでまた聴力のことを引っ張り出して>こられたら複雑な気持ちになる人もいるかもしれませんね。
>障害者のくくりをはずしてその人自体を見てあげてください。


確かにそうですね。反省です・・・

どうもありがとうございました。

また遊びに来ます!!!
by ゆかりん (2005-06-14 19:56) 

ずみっち

◇ゆかりん様
何気にコメントしたのがきっかけですが、ゆかりんさんやさとちゃんさん等、いろんなものをどんどん吸収していかれる方と出会えたのは私的にもとても運命的なものを感じます。
こちらこそアリガトウございました。
次回からはもって方の力を抜いていらしてください
お二方も本来とてもひょうきんな方とお見受けしました。(笑)
では
by ずみっち (2005-06-15 10:14) 

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