パリのランチ、「L'EPI DUPIN」で [お店(パリ)]
今月2度目のパリ、到着した晩はクルー皆でホテルの近所のbrasserieへ、しかしあまり満足した味ではなくちょっとがっかり。せっかくパリに来たのだから美味しいものが食べたいと翌日一人で最近パリでも人気の店「L'EPI DUPIN」へランチ。
場所はBon Marcheのそば、Rue Dupin。昼前に店に行き予約は無いが入れるかと聞くと、カウンターなら大丈夫とギャルソン。ラッキーでした。
時間つぶしにラスパイユのマルシェへ。昼前のマルシェ、たくさんの買い物客でごった返していました。
イチジクの季節ですね。
まだフランボワーズやミルティーユも売ってます。
今回もセップ茸とジロール茸を購入、2週前よりも茸を出している店は多くなりました。パリの気温は朝晩12,3度くらい、秋本番という感じです。
さて時間も12時を過ぎお店へ。内装は漆喰に木を使った今流行の自然派趣向で落ち着けます。カウンターの席は一人しか座れませんがギャルソンが目の前で作業するところを見れ、また周りも気にすることが無いので気楽に食事が出来ます。
メニューを開き眺めているとイケメンのギャルソンが料理の説明をはじめました。英語できるかと聞くと、なんと日本語で説明するというのです。ひとつひとつゆっくりと説明してくれました。こんなことはフランスで初めて。彼の名はLoicと言いますが3年間日本語を勉強しているとのこと、最上級の言葉でお褒めしました。
今回頼んだ料理
ENTREES
Parmesane d’aubergine au poivron doux, vinaigrette d’agrumes
焼いた茄子とピーマンのパルメザンチーズにアグリュームソース(柑橘系の果肉と絞り汁)
グラスワインが一杯付きます。いい感じの料理、これは期待できそう。
PLATS
Poitrine de porc confite, côtes de blettes au parmesan et girolles
豚の胸肉のコンフィ、炒めたblettes(ほうれん草?)とジロール茸添え
前回パリに来てどうしても豚肉が食べたかったのですがチャンスがなくやっとオーダーできました。
綺麗に焼かれた豚の胸肉のコンフィ、大好きなジロール茸添え。肉の下はほうれん草のクリーム煮のような感じ。肉にナイフを入れるとホワッと肉が崩れていきます。
旨い!!!幸せです。
その頃店内は満席、ギャルソン達がキビキビと動き回っていますが、時々カウンターの前にワインや水を取りに来ます。Loic君も途中で料理はどうか尋ねてきました。本当に美味しいと伝えると彼もニコニコ。
その後も予約の無いお客さんが何組も来ては断られていました。
気持ちよく料理を平らげデザート。
DESSERTS
Figues tièdes au coulis d’abricot, sorbet pêche de vigne
暖かいイチジクのアプリコットソースかけと赤桃のシャーベット
若干アプリコットのソースが甘かったのですが、暖かいイチジクとシャーベットを一緒に食べると甘さも緩和され、口の中でそれぞれの果実の味が融合されていきます。まさにデザートという感じ。
最後にエスプレッソを頼んで充実したランチは終わりました。
さすがパリの人気店、料理は本当に美味しかった。お値段は約40€、ユーロが高いのでかなりの値段ですがきっと満足いただけると思います。日本語の出来るイケメンギャルソンLoic君の存在も私たちには大きな味方、メニューに出ている料理全てを食べてみたいと思います。しかし、数日前に予約しないと昼も夜も一杯、いつも一人で行くしかないか。
Vous pouvez réserver par téléphone
au 01 42 22 64 56,
pour un déjeuner : du mardi au vendredi
de 12h00 à 14h30
pour un dîner : du lundi au vendredi
de 19h00 à 22h30
L'Epi Dupin est situé au 11 de la rue Dupin dans le 6e arrondissement de Paris.
うちのフランス人スタッフはどうでもいいような変な日本語(俗語)は覚えるのですがまともな日本語は覚えようとしないので、普通に日本語を話すフランス人ギャルソン、というのが意外ですがきっと真面目な方なんでしょうね。
それにしてもどのお料理も食欲をそそりますね。私も豚肉が好きなので美味しい豚肉料理が食べられると幸せな気分になりますね。
ところで、、michaelさんはワイングラス一杯で足りたのですか??(笑)
by うつぼ (2007-09-24 06:18)
なぜ、パリは野菜のディスプレイひとつとっても粋でしゃれているのでしょう。もう随分パリには行っていませんが、また行きたくなりました。12時間以上のロングフライト、お疲れ様です!
by krause (2007-09-24 08:18)
パリで日本語、すごいですね。
フランスは行ったことないですが、ベルギーのフランス語圏のレストランで、
「英語でお願いできますか。」といったら、「英語はできない」と
言われたことがあります。(って分かってるじゃん!)
アジアではよく日本語を耳にしますが。。
それにしても、どれも見た目も美しく、おいしそうですね~。
by lovin (2007-09-24 09:01)
あぁ、いいですね~、パリの市場。
チーズやフルーツを買い込んでお料理したら楽しいでしょうね~。
素敵なレストランでのお食事、羨ましいです♪
by MOCOMOCO (2007-09-24 09:18)
うつぼさん:男性が先ず外国語を覚えるのは変な言葉からです。これは万国共通(笑)豚のコンフィ、とても美味しかった。手間がかかる料理ですが是非作ってみたいです。前夜飲みすぎたのでワイン一杯で十分でした。(笑)
by michael (2007-09-24 13:47)
Krauseさん:ヨーロッパと東洋ではやはり文化が違います。歴史かな。日本は美しく見せる文化を一度捨てています。
by michael (2007-09-24 13:50)
lovinさん:今回何十年ぶりにパリに行きだして変わったと思ったのは日本人に対する接しかたが良くなってきたということです。日本人が落としているお金は他国の旅行者の5倍だそうです。それから日本人が挨拶出来るようになってきたこともあるのでは。
by michael (2007-09-24 13:54)
MOCOMOCOさん:レストランでの食事は、私にとって勉強です。市場で買い込んで料理したいですね。
by michael (2007-09-24 13:55)
フランスいきたい^^
by Tomy (2007-09-25 12:48)
「L'EPI DUPIN」知り合いが前働いていました。
大人気のビストロですよね。行きたい、行きたいと思いながら未だに行ったことがないのです。
ボンマルシェ界隈は私がよくウロウロしてるところです。
もしかしたらどこかでmichaelさんとすれ違ってるかもしれませんね〜!
by STELLA (2007-09-26 06:53)
パリでランチとは。。羨ましい。。(^_^)v
by (2007-09-27 15:39)
Tomyさん:フランスはやはり食の国、食いしん坊にはたまりません。
by michael (2007-09-30 16:11)
STELLAさん:「L'EPI DUPIN」はやはり人気の店ですか。物凄く混んでいました。前回はSTELLAさんが紹介されていた「Les Papilles」を予約しようとしましたが一杯でした。
次回は11月下旬にパリに行きます。制服着て歩いてますのですぐわかりますよ。(笑)
by michael (2007-09-30 16:16)
水郷楽人さん:美味しいお店は大人気、予約を取るのも大変です。
by michael (2007-09-30 16:17)
パリに行ったのはかれこれ18年前くらい。
英語はわかっているのに必ずフランス語で返してくるし
わからないと両手を挙げてふんって行ってしまう人が多くて
辟易したのを記憶しています。
どんどん変わっていくのですね~。(当たり前か)一度ゆっくり
訪れてみたいです。
市場もひとつひとつが絵になるかんじで素敵です。
おいしい料理を作るにはまず自分がおいしいものを
食べないと!ですよね。
by (2007-10-02 16:21)
にいこさん:パリは世界一観光客が訪れる町、アジアからもたくさんいますが世界で一番お金を落とすのが日本人。そして食も文化も日本ブーム。結構日本語を勉強している人は多いようです。
高いものを食べる時は授業料だと思っています。
by michael (2007-10-08 11:31)