山菜の代表ワラビ [料理(和)]
ある年を過ぎると山菜の美味しさを本当に身にしみて味わうようになります。春を迎える山の風景を想像しながらの酒のつまみには最高ですね。山菜は灰汁を抜いたりの手間がめんどくさいなどと最近の方々は言われますが料理を美味しく頂くにはこの手間が重要だと思います。昔のおばあちゃんは本当に凄いと思います。と言うか昔の人は食料難でいかにして自然のものを食べるかを苦労して知り、そして代々その食べ方を伝えてきたのでしょう。この文化ももうすぐ途切れてしまうのでしょうか。
今回は山菜の代表格であるワラビです。
ワラビはまな板の上で頭の部分を取って灰(灰がなければ重曹でも可)をまぶし大きなボールに入れます。私の山菜師匠(知人の祖母)によれば頭の部分は発がん性物質があるとのこと。
更に灰を入れ、そこへ熱湯をひたひたにかぶるまで入れて一晩置きます。
これで灰汁抜き完了。
適当な大きさに切ります。
器に入れて浅漬けの素を入れ、半日ほど置きます。
これは絶品です。
前述の知人は新潟の某温泉の旅館の主人ですが、そこへ○○の宮殿下がお泊りになった時、このワラビ料理を先付けで出したところ何度もお代わりになったとのこと。
私も大好きなので知人の祖母に作り方を教えてもらいました。宮様の料理には浅漬けの素は使わなかったそうですが・・・本当に美味しいですよ。
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