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とんだハプニング、ちっちゃい俺 [雑記]

先日、いつものように朝6時20分に家を出た。そして、いつものように電車に乗り、いつものように目的地に向かう……
その途中、ちょっとしたハプニングがあった。都営大江戸線のいつも乗っている電車が予定時刻より2分遅れてホームに到着した…。

なんてちっちゃいヤツだ!くだらない…… まぁまぁ、そうは思われるだろうが、最後まで聞いてほしい。
兎に角、それによって我がいつもどおりのスケジュールは少し乱れることとなる。
早朝は兎に角電車の本数が少ない。まして小生は多摩っ子なので、都心へ向かいさらにその都心を超えた目的地に向かうには、数々の乗換えを行う。
本数の少なさと早朝のけだるさとを考慮すると、いかに効率よく乗り換えて目的地へ到着するか、すなわち乗り換え時間の減少が重要視される。というわけで試行錯誤の末に今のスケジュールを毎週敢行しているわけだが、その日は珍しく大江戸線が遅れた。そうすると、大江戸線の降車駅での乗り換え時間が短くなる。次は都バスに乗るわけだが、なんせ日本第1位の深さを誇る地下鉄・大江戸線。ホームは地下4階。地上へ出てバスターミナルへ向かうまでは普段でさえ早足なので、こうなったら走るしかない。
いや、仮に電車が3分遅れていたら、それはもう確実に普段乗っているバスには乗れなくなることが確定するので、その次の15分後のバスに目標を変えてのんびりコーヒーでも買いながらターミナルに向かうか。いや、せっかく早く家を出たのに15分も待つのは無駄だから大江戸線の降りる駅を変えてバスではない別の手段で目的地を目指すか。どちらか考えることもできる。
しかし、別の手段に切り替えると、交通費が200円も増える。それは痛い。2分遅れなら、走れば間に合う。結果、ここでは走ることにしたわけだ。

そして、目的の駅に到着。真っ先にドアを飛び出す。エスカレーターを駆け上がり、改札を抜け、地上へ向けて6本のエスカレーターを次々と1段抜かしで駆け上がる。息は切れるし足は痛い。大体朝5時起きで今ここにいるのだ。意識は半ば朦朧、腹が痛い。でも、走る。運動になるし…
そんなことを思いつつ、地上に出る。バス停を見る。ちょうどバスは来ている!
全速力で走った。まだ何人かの客が乗り込んでいる。そして、バスのドアの前までたどり着いた!!

と、その瞬間、ドアが閉まった。おい!!あわててドアをたたくが運転手は無視して右のウインカーを照らす。そして、勢い良くバスは海の方へ向かい出発した………



正直、ドアの閉まった瞬間は予想外の出来事に怒る余裕がなかった。何故だ。
バスに向かって、私は正面から走って向かったのだ。その途中、運転手と目が合っている。ヤツは我が存在に気づかなかったわけではない筈だ。明らかに、乗車拒否をしたのだ…。

確かに、どっちが悪いかと言われたらこっちが悪い。7時14分発車なのに7時14分59秒の時点でバス停に立っていなかったのだから、非はこちらにある。

いや、本当にそうだろうか。そもそもこっちが遅れたのはお宅のとこの大江戸線が2分も遅れたせいだ。しかもこっちは全速力で走っている。その走りを無意味なものにすることはなかろうに。
まして、2分単位でダイヤが組まれている銀座線じゃあるまいし、遅れて何の支障が出るというのだ。バスが1分2分遅れることは日常茶飯事だ。大体、このバスは路線の性質上客を乗せるのは私が乗るこのバス停とその一個前のバス停だけで、その他道中10数個あるバス停から客が乗ることは殆んどない。途中途中で客が少しずつ降りていくだけで、乗る客はいない。貴重なお客様だ。大体、ここで私を乗せたことで生じる遅れはどの程度か。それに、東京都民全員にアンケートをとってみれば一目瞭然だが、都民の認識としては、バスのダイヤは電車に比べて正確ではない。混雑や信号待ちで数分の遅れは生じるし、小生の実感としてもダイヤどおり来るバスは滅多にない。つまり、客の認識としてバスの数分の遅れは許容範囲だし、走ってくる客を一人待ったところで「ちゃんとダイヤを守ってくれよ」と苛立つ客はいるだろうか。

そんな思いが次から次へと浮き出てきて怒りが一秒一秒ごとに息切れが収まるのと反比例して出てきたが、バスの姿はもうない。出るのは怒りと汗だけ。このくそ暑いのに、走らなきゃよかった……

仕方ない。諦めて15分後を待つ。このくそ暑い中。バス停の周りには何もないから、コーヒーはもう買えない。なんてことだ。これから一日が始まるのに、今私はものすごく暴れまわりたい衝動に駆られている……

あ、ちなみに15分後に来たバスはどういうわけか運転手が制限速度遵守しまくりで、ちんたらちんたら走った為か、到着時刻を5分も遅れて到着しましたよ。つまり、私はその日、自分には何の過失もないのに、いつもより20分も遅れて目的地へ着きました…。おしまい。


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コメント 4

えいこう

こんばんは。
心中、お察し致します。
普通バスの場合、乗る意思表示をしているお客さんがいれば、待ってくれますよね。
その運転手。よっぽど虫の居所でも悪かったのでしょうか。
こういう時は、運が悪かったでは割り切れない気分になりますよ。
本人にとっては、決してちっちゃい問題じゃありません。
by えいこう (2005-07-24 00:29) 

俺

早速コメントありがとうございます。この記事には実は続きがあり、今まさに執筆中でございます…。
もしかしたら、頭の回転具合であと2つ関連記事が書けるかもしれません…

「早く家出ればいいじゃん」と言われればそれまでなのですが、でも、その前のバスはさらに15分前。こうなると確実にその前のバスに乗るため、或いは途中の電車が遅れてもその後のバスに確実に乗るためには、家を今より30分早く出ないといけない……そうなると4:30起き。早起きは得意ではないし……
「お前小っちゃいなぁ」と言われなくて、ホッとしてます。ありがとうございました。
by (2005-07-24 00:35) 

はじめまして。
記事を読みながら高校時代を思い出しました。
私は遅刻魔だったのでたった2分の遅延が命取りでしたので、
遅刻の度に遅延証明証をもらってチャラにしてもらっていました(笑

私の話はさておき、このバスの運転手さんは酷いです!!
私だったら、ナンバー控えて会社にクレーム入れちゃうところですよ(笑
ただでさえ慌しい朝の時間にこの仕打ちは痛いですよね。
by (2005-07-24 01:59) 

俺

はじめまして。コメントありがとうございました。
遅延証明書…なつかしい!高校時代渋谷の駅で配ってるのをよく見かけました。
我が高校時代を思い返すと…気が乗ってる日は、「遅延証明なんてもらってる暇があったら少しでもダッシュして授業に間に合うように!!」なんて真面目ぶって、逆に気が乗らない日は「遅刻するくらいなら1限は今日はもういいや」と、渋谷のセンター街のロッテリアでコーヒー一服、本を読んでました…
朝のセンター街は本当に静寂で……なんて高校生だ。
by (2005-07-24 02:08) 

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