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廃品でジェットエンジンを自作した男! [雑談夜話]

これも射撃とは関係のないサイトですが、すっごい面白いで取り上げてみました。
すでにいくつかの自動車雑誌などでも紹介されており、かなり有名なサイトなので
私が言うまでもなく、ご存知の方が多いかと思います。
それもそのはず、「車の廃品を利用してジェットエンジンを自作した」のです!

ジェットエンジンとは、簡単に言えばタービンを回して取り入れた空気を圧縮し、
そこにガスを混合させて火をつけ、その爆発力でタービンの回転力を得て、後方に
燃焼ガスを排気するという、構造は意外に単純なエンジンです。
ですが原理が簡単なればこそ、様々な難し~ぃ技術があります。
しかーし、そんな難しい理論はともかく、このサイトの作者は素晴らしい!
ジェットエンジンのタービンには、廃車のターボチャージャー。
燃料には小型プロパン。
ジェットエンジンのタービンを始動するために、掃除機。
資料は立ち読み。

しかもこの自作ジェットエンジン、いい音かましている割りにはパワーは
ほとんどなし!
試みにキックボードに装着したのですが、出るのは音だけで自走不可!
推力0です。(動画あり)
いやいやいやいや、ここまで無用無能のものを、ここまで労力と知力をかけて
作り上げたガッツ。見上げ果てて首がムチウチになりそうです。
しかもほとんど全てが廃品利用のため、お金はほとんどかかっていません。

そして極めつけは!ジェットエンジン爆発!
ジェットエンジンの燃料はケロシンで、成分は家庭で暖房に使用する灯油と
ほぼ等しいのですが、そいつを使用。
「おお、液体燃料は流石にパワーが出る!出る!」と筆者は喜んでいるのですが
(何せ何キロもあるエンジンの土台ごと、ズルッズルッと動いたそうです。)
最後にドカーンと爆発。
タービンの破片が砕け散って首から出血しています。流血フゥ~!
私なら「目に当たって失明しなくて良かった」「頚動脈でなくて良かった」
「子供がいなくて良かった」という小市民的感想を持つところが、この作者は
「ビデオを回していなくて一生の後悔」「早くこの出血をデジカメに取れ!」と
常人の域をはるかに超えたサイト作者魂で、怪我の治療より激写を優先しています。
幸い傷は大きくはないようですが、首にぶつかった破片(千切れたタービン部分)
が大きかったら、無事にはすまなかったと作者も言っています。

ある種、清水草一先生の「フェラーリ曼荼羅」に相通ずるものがあるこのサイト、
まさしく
「サイトネタの
 サイトネタによる
 サイトネタのためのジェットエンジン」
とも言えますが、ともかく最高にクールでイカしたサイトである事は保障します。

10%の知的好奇心と、
20%のネタと
30%のヒマ潰しと
40%の笑いを取る。

このサイトこそ、我々サイト作成者の真髄を体現した男として、私は最大限の賛辞を送りたいと思います。

「雅屋」
http://masa-ya.jp/
が,トップページです。
このページの下の方にある
「●白井内燃機工業@雅屋」をクリックして下さい。
遷移先に愛車紹介などもありますが、その下の
「■自家製造ジェットエンジン炎魔焦熱地獄(エグ・ゾーダス)シリーズ」
からが自作ジェットエンジンについてです。
「●炎魔焦熱地獄零號機」
をクリックして下さい。


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ぽりぽり

29日(日)のNS練習会に是非ご参加下さ~い。スキートもOKです。トリプルも如何ですか?よろしくです。
by ぽりぽり (2006-01-26 20:43) 

雅 吾一

SHINDENさん、今晩は!いやーこのHPじっくり拝見させて頂きました。ある意味感動しました。はたから見れば意味も無いことですが、仮説や信念を貫き通す生き様・・・素晴らしいことです。
私も、ちょと似たような経験をしてきているなと思い「自我伝」みたいなものを書いて見ましたので、さら~っと読み流して下さいませ!


高校時代にはバイク(50~250ccだが)に夢中になっていた。家業の関係上工具、溶接機器等揃っていた。そのためバイクは自分でメンテしたり、パーツを自作したりもした。(旋盤、フライス盤は無かったので手の込んだものは作れなかったが・・・)
高3の時、ホンダの50cc「ゴリラ」に乗っていた時は、マフラーを自作しモーター(6Vでバッテリーから電源供給)とファンによる「スーパーチャージャーならぬモーターチャージャー?」なる物を搭載した。構造はキャブレターからの混合ガスをモーター+ファンで強制的に送り込む仕組みで、使用時の最高速度は2~3km/h延びた程度だった。その他にもバイクのパーツを自作する高校時代を過ごしていた。
この様な「趣味の物に加工をする、部品・関連品を考え作成する」といった現象は現在も続いている。その対象物は「銃」である。(あくまで法律の範囲内でのことである)
6年ほど前にクレー射撃を始めた。射撃をやっている知人もいなかったので所持するまで苦労した。銃砲店選び、銃の選択、所持してからの撃ち方など・・・

銃を所持し、盲点であったのが銃の掃除の仕方だった。どの様に、どの辺まで掃除するのかである。銃砲店で聞いたり、射場でやっているのを見て覚えた。しかし、お掃除セットを持っていたが、何か足りない、使いずらいといいながら、不足品を調達し使いやすい用品に改良または作成して何時の間にか、工具箱いっぱいになってしまった。この工具箱一つで、自分の銃なら大方の分解、清掃はできる。

銃の方に関しての改良は諸事情により割愛するが、以前、ある銃砲店の方に射場でお会いしたとき、「個人でここまでやると鉄砲屋が潰れちゃうよ・・・」といわれた・・・・

夜はなるべく早く布団に入る。それは早く寝るためではない。家族持ちだと瞑想に拭ける時間が少ないので、妻と子供が寝ている部屋とは別に自分の寝床部屋に逃げ込む。布団に入り銃関係の本を眺めたり、気になったパーツを考案したりその図面(略図)を書いたり・・・
とにかく銃に関係することを色々考える。そのため枕元には銃関係の本、メモ用紙、ペン、電卓がいつもある。

思い描いた物を作るに当たって我が家にあるのは、折りたたみの作業台、電気ドリル、ちーさい万力、あとはそこそこの工具(必要に応じて購入もしている)ぐらいである。これで何とかなっている。あとは、いかにその作りたい物があまり加工しないで、出来合いの物で出きるかである。
そこで、行くのが100円ショップとホームセンターである。まず材料をそろえるとき先に行くのは100円ショップである。ここにも色々と自分で言う「材料」が豊富にあるからで、1品105円で買える。最近は100円以上の物が多くなってきたが、そうゆう物はほとんど買わない。売っているのは「商品」がほとんどである。それを自分なりに加工するため自分としては「商品」と言うより「材料」という意識が強い。商品を買ってきて自分の考えで加工する。失敗も多い。そのため失敗しても金銭的にダメージを受けない様にこのような所で買うのである。
ホームセンターでは、100円ショップに無い物を調達する。こうしてオリジナルの銃、「こんなに」と思うほどの銃専用のクリーニング工具箱が完成したのである。

といったものですが、変な意味でのオタクでしょうかね?
by 雅 吾一 (2006-01-26 21:08) 

SHINDEN@早いクレーは夫婦揃ってダメです。

おはようございます、ぽりぽりさん。
こちらにお誘いを頂いていたんですね。
NS-WEBの掲示板に書き込みをしていました。
まだ少し微妙なのですが、参加させて頂きたいと思います。
午前中は息子のテストのため、参加できるのは1時くらいかと思います。

P.S
会社のからぽりぽりさんのブログにアクセスすると、IEが落ちるんです。
動画が張ってあるせいでしょうか?
MSもこういう所をしっかりして欲しいです。
by SHINDEN@早いクレーは夫婦揃ってダメです。 (2006-01-27 12:27) 

SHINDEN@でも根気がない。

おはようございます、雅さん。「自我伝」興味深く読ませて頂きました。
「スーパーチャージャーならぬモーターチャージャー?」!!!
私も高校の時にコレ、考えました。もしかして特許取れるんじゃないか?等という妄想までしました。
私が最初の乗った原付はMB50というホンダのバイクでした。しかし当時すでにRZ50やMBXという新型原付が出ており、MB50は新型に追いつけない状態でした。そこで私も「ターボ化」を考えたんですが、
調べてみたら「2ストに過給機は無意味」という事がわかりました。
雅さんの場合、実際に2~3キロでも最高速がUPしたんなら、すごいですよ。
私の自己流ポート研磨は、圧抜けしただけでした。

このネタはおちゃらけて書いてますけど、このサイトの作者は本当にすごいと思うんです。ある意味、エジソンやライト兄弟や平賀源内に匹敵するんではないかと?3人とも、その時代の人にとっては、ただの発明オタクの変わり者だったと思うんですよね。
(「栄光なき天才たち」の1話になっても、いいんではないでしょうか?)

私も初撃ちの時、喜んで撃ったはいいんですが、後で掃除の仕方がよくわかりませんでした。
その時は、ぷくぷくさんとおとうたまにメールして教えて貰ったんで、助かりました。
でも初めての掃除って、かなり緊張しますよね。
雅さんの工具セットは、そこから始まっていたんですか。納得しました。
私も「スキート養成サイト」をちょっと自作してみたんです。
な~んてエラそうですが、単なる円形の針金を銃身の先と機関部に貼り付けただけなんですけ。
でも、あまりに不恰好なんでヤメにしました。
車やバイクや銃って、「男の持ち物」としてこだわりがありますよね。
(私はこだわりモノを考える時は、トイレの中です。)
私の場合、けっこう根気が無いんで作っている間に、段々ウザウザになってしまうんです・・・。
また雅さんの発明品を教えて下さい。見るのと成果を楽しみにしてます!
by SHINDEN@でも根気がない。 (2006-01-27 12:32) 

雅 吾一

SHINDENさん、お粗末なものをお読み頂き恐縮です。
バイクの改造で同じようなことを考えていたとは・・・親しみを感じます。
なんか、男はいつまでたっても子供心を忘れないって言うのがだんだん分かってきたように思います。何かしている時は無心で没頭してますよね。
今も照星の改良品(試作品)を製作中です。  成果が伴なうかはちょっと?ですが。
by 雅 吾一 (2006-01-29 11:47) 

SHINDEN@月曜は気力が・・・

こちらこそ!私は成果は出せていませんが、作る楽しさってまた別のものがありますよね。
どっかの本で「ペラッツィも休みの日に自分で銃を作り、それを射場に来る人に売っていた。」
っていうのがありました。日本じゃそれは出来ませんが、気分はマイスターで撃つ楽しみ+αで行きたいです。
ちなみに私は完成を急ぐ所があって、仕上がりがヘタなんですよね・・・。
今までどれほど色々なモノをダメにして来たか・・・(涙)。
by SHINDEN@月曜は気力が・・・ (2006-01-30 12:05) 

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