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ケータイ刑事銭形海20話(2nd.7話・感想)+21話(2nd.8話)予告 [ケータイ刑事]

二段構成で記している「ケータイ刑事 銭形海」。放送後の最初は、いつものように簡単な感想と次回予告について思ったことを記しています。今回の物語は、2nd.第7話「暗闇の殺人者! ~銭形海VS完全犯罪の男」である。(サブタイトルに「○○事件」と言う文字がないのは、シリーズ全体では1割程度ありますが、珍しいことです。「」でも「1st.13話」以来となる2度目です。→次回・2nd.8話も「事件」の文字がありませんが...)

今回は、今や「ケータイ刑事」のエースとなっているKJ脚本ということで、ここのところ迷走気味になっていた「銭形海」も地に足を付けた面白い物語になりました。KJ、やっぱり「エース」と言われるだけのことはありますね。また、今回の物語だったら「シリアス路線」と言っても全く恥ずかしくない物語でした。(五代さんのギャグ、最後に「シェー」を一発決めたものの、全体的にギャグは無かったですからね。)

また、「・1st.17話」で殺された推理作家・江戸川散歩に繋がる所もしっかりとあったというのも、やっぱり色々と研究しているKJです。「江戸川散歩賞」というのは当然、推理作家の登竜門と言われている「江戸川乱歩賞」をパロッたものであるが、その江戸川散歩は「ケータイ刑事・ワールド」にもしっかりと登場して、しかも事件の被害者として殺されている。今回、こういう賞があるということが分かり、改めて「・1st.17話」を見直してみようと思います。→「・1st.17話」はKJが「ケータイ刑事」で初めて書いた脚本でした。また、監督は豊島圭介監督であり、今回の事件の登場人物の名前の出所となっている。

冒頭は、連続ひったくり事件の話をしていた五代さんとちゃんだったが、ちゃんがやけに明るい登場をしている。「真面目」なちゃんもここのところのキャラの迷走ぶりで、ちょっと性格が変わったのかと思ったが、今回はどちらかというと重くなっていたちゃんということを考えたら、やっぱり何か感じる所があったということでしょうかね、予知能力みたいなものとして...(この明るさが、事件の謎が解けないちゃんの重さ、暗さと対比されることになって、良い所でした。)で、ひったくり事件をネタとして話していたが、冒頭で口にしたネタは何処かで捜査している事件に何らかの形のヒントを与えることになるのだが、やっぱり一つの鍵になっていましたね。ただ、この連続ひったくり犯は、ちょっと情けない形で決着してしまいましたけど...

今回は、五代さんが相棒だからこそ活きた物語でもありました。「刑事の価値は履き潰したスニーカーの数で決まる」と言っている五代さんだが、これは「」から「」「」「」でも描かれていて、足を使った捜査を教えていたことでもある。今回、これが「」にもしっかりと描かれたということで、これまでは頭で考えて事件を解決していた、という印象の強い「」だったが、五代さんがシリーズに復帰した価値が出た物語でした。(ただ、マツは否定するでしょうけど...→ちゃんとマツのコンビというのも見たくなりました。「・3rd.」でトミーの復帰を期待している筆者であるが、先にマツとコンビを組ませて、トミーとコンビを組むのは「・4th.」でという方が良いかもしれませんね...4th.までいくか分かりませんが...)

「ケータイ刑事」は優秀な女子高生刑事とおじさん刑事のコンビで、しかも階級は女子高生の方が上というコンビで繰り広げられる物語であるが、階級を意識した物語というのはあんまりない。今回はそれが協調されていて「警視正殿」「巡査部長さん」と言って、五代さんのことをちょっと小馬鹿にしたような容疑者の態度は面白い所でした。こういう所も「知能犯」という感じが出ていて良い所でした。そんな中、「(部下に)苦労する」と言われたちゃんだが、歴代銭形も同じような経験をしているが、ここまで言われたというのも無かっただけに、これも良い所でした。

今回、ちらっと登場した交番勤務の三宅巡査であるが、良いキャラをしているだけに、再登場して貰いたいところですが、無理でしょうね...

鎖に捉えられた真犯人の態度といい、罠にかかり、それが分かった後の犯人の態度といい、今回の犯人は「VS」とリーズの犯人らしいふてぶてしさと潔さがあって、ここのところの物語とはやっぱり一線を画した物語となっていて面白いものになっていました。

ということで、やっぱりKJ脚本は良いですね。林先生がいるものの、メイン・ライターに昇格させて、バンバンと書いて貰いたいところです。(そのKJ、今回が「ケータイ刑事」11本目となり、あと1本書くと怪人さんでお馴染みの渡辺千穂さんに、2本書くと中邨武尊さんの本数に並ぶことになります。)

次回・第21話(2nd.8話)の物語は「私を水族館に連れてって! ~シーパラ尾行大作戦」です。次回予告を見た範囲では、「・18話」に登場した鬼塚&福本のコンビのようだったが、出所してきたということなのか、「ケータイ刑事」ではこれもパターンになっている(それぞれの)が「二世」を名乗っているのか、それとも全く関係なくて、他人のそら似だけなのか、ちょっと楽しみです。しかも、「・18話」と言えば「・2nd.16話」でのリメイク編(「さそり」とのコラボ編でもありました)と共に、銭形が誘拐されるという事件で、面白い物語でしたからね。(ただ、シーパラダイスを舞台にするのだったら「恋日・3rd.11話」の「15才」が頭に甦ってきますけど...)そんな中、五代さんと一緒に遊園地で遊んでいるちゃんというところが、女子高生らしいとはいうものの、これまでのちゃんの雰囲気からはかけ離れたものであるだけに、ちょっと心配な所でもあります...(詳しくは、月曜にUPされる公式HPで確認し、火曜日にUPする方でもう少し述べることにします。)

鑑識メモは、本編の方がギャグを抑えていただけに、柴田さんらしいギャグをやってくれたということで、ギャグの方は今ひとつとはいうものの、全体のバランスとしては良かったんじゃないでしょうか。

 

↓「江戸川サンポ殺人事件」はこれに収録されています。

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今回はこの雰囲気に近いものがありました。

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↓最近の江戸川乱歩賞受賞作品

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  • 発売日: 2007/08/10
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東京ダモイ

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  • 作者: 鏑木 蓮
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/08/10
  • メディア: 単行本

三年坂 火の夢

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  • 作者: 早瀬 乱
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天使のナイフ

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  • 作者: 薬丸 岳
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/08
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