ケータイ刑事銭形海2話(感想)+3話予告 [ケータイ刑事]
6代目「ケータイ刑事 銭形海」は二段構成で記すことにしたが、まずは第2話の簡単な感想と次回予告についてです。(物語の中身を追っていく「ケータイ刑事銭形海2話」は火曜日の1番目となる予定です。)今回は第2話「波間の焼死体! ~海のレストラン殺人事件」という物語である。そして、監督は佐々木浩久監督で、「M1」を加えると「ケータイ刑事」で20本目の監督作品ということになる。(2本の映画を加えると、今回で148本目になるが、その内20本というのはトップです。ちなみに、ここまでで監督を務めたのは34人います。)「視線劇」に拘った演出をと佐々木監督がコメントしていたが、ギャグを抑えてしっかりと見せてくれました。ゲストの合田さんはやはり「M1」繋がりだったのでしょうか?で、やはり佐々木監督が警視庁の俯瞰を新しく撮ったと言っていましたが、今までとは違ったアングルが登場していました。
それでは今回の物語の感想へ行きます。(内容を追っていく方は、火曜の一番の予定です。)
海ちゃんが自転車を押して海岸線を歩いている所は、「雷・2nd.」のOPに捧ぐと言ったところでしょうか。で、事件発生で現場に到着したら、高村さんがいきなり弾けている。「雷・2nd.7話」の星形サングラスまでは行かないが、唇の形のフレームのサングラスをしているなど、相変わらずの高村さんらしいですが、ここも「雷」に捧ぐと言ったところでしょうね。
で、雷お姉ちゃまに捧ぐというだけでなく、今回は高村さんがボケ、海ちゃんがツッコミ&ダメ出しというのがはっきりとしていて、キャラクターがよく分かります。(だけど、高村さんに汚染されて、海ちゃんも壊れていくのでしょうね... どこまで壊れないでいられるかに注目です。)で、今回の笑いのシーンは全て高村さんが背負っていました。
現場に到着したら死体が無いということで、高村さんは「氷を食べて帰ろう」と言い出して、海ちゃんには「宇治金時」と言い、途中でも同じことを言い、最後には「かき氷」を持ってきた高村さん。事件のヒントに繋がるところは予想通りだったが、しっかりと最後に「銭形姉妹の好物」に繋がるオチまであったとは、嬉しい所でした。(夏なので、「焼き芋」は出ないと思っていましたが、こんな思わぬ形での登場にはニンマリです。)緑リボンの海ちゃんということで宇治金時の「緑」という単純な繋がりは考えましたけど...
厨房が出てきた所は「愛・5話」を思い出しましたが、海岸のレストランということでは「雷・2nd.6話」の海の家を思い出しますし、遺書に関してのトリックを含め、これまでの物語のいくつかが頭に浮かぶというように、シリーズ最多登板の佐々木監督ならではということも思いました。
「謎は解けたよ、ワトソンくん」から事件の説明をする海ちゃん。が、ここがいつもと違っていた。あまりにも簡単に罪を認める犯人、口上は?と思っていたら、ここからが二重に用意した謎解きになり、これは嬉しい所でした。まして、前回が第1話ということで、事件の展開がどうであれ、犯人は分かっていただけに、その分まで含めた謎解きを用意してあったと考えると、今後の謎解きにも色々と期待できそうです。
口上から「私の錨で沈みなさい!」で錨が飛んだが、今回はレストランの床に突き刺さりましたが、突き刺さったと言うより、床に置いてあるという感じなのがまたいいですね。(この部分は舞と零の合わせ技のように見えます。)そして鎖を引いて大回転する犯人というのは、やはり舞と被り、新鮮みは薄くなるものの、雷お姉ちゃまがあまりにも過激だっただけに、これぐらいでよろしいかと...
ところで、重箱の隅をつつくような事を記すが、犯人が始末したフリーザーにあった氷ですが、レストランが使う氷の固まり(製氷業者から購入する氷)って、もっと透明度が高いと思うんですけどねぇ。(-5゜C程度で時間をかけて、かき混ぜながらゆっくりと凍らせると、ガラスのように透明な氷が出来ますが、製氷業者の氷って、そういう氷のはずなんですが...→こういう氷は家庭の冷凍庫で-15゜C前後で作った氷よりも溶けにくく、かき氷にしてもふわふわ感があって美味しいかき氷ができます。)
今回の物語は謎解きが二重になっているということで、ちょっと複雑な展開になり面白いものでしたが、なるほど、こういう展開に持って行ければ、なかなか凝ったストーリーも期待できそうですね。
が、今回は事件解決後に高村さんがかき氷を持ってきて、海ちゃんには「宇治金時」ということで、それについて理由を高村さんに尋ねた所から始まります。「君、焼き芋好きでしょう」と言う高村さん。これに「よく知ってますねぇ」と驚く海ちゃん。(しかし、高村さんは歴代ケータイ刑事で愛ちゃん以外とコンビを組んでいるので、予想出来ると思いますが...)でも、その高村さんの説明も「焼き芋=さつまいも」、「さつまいも」の別名は「金時」、故に「君は宇治金時が好物、Q.E.D.」って、凄い理屈でした。しかも零ちゃんの口癖まで出してくるなんて、佐々木監督は「零」のチーフ監督でもあるだけに、やってくれました。でも、雷お姉ちゃまのように「従姉妹のパクってる」とは海ちゃんは言いませんでした。(まあ、妹ですからね...)が、「宇治金時の「金時」は「小豆」のことですよ」と、真面目に突っ込む海ちゃんが良いですね。(ということで、海ちゃんは博学路線でいくのでしょうか...)
ギャグの方は抑えながらも、「ケー刑事」らしいネタをしっかりと仕込み、それでいて謎解きの仕掛けと言い、たっぷりと楽しめる物語でした。ただ、ボートに火を付けるための道具がちょっとという気もしましたが...
次回第3話の物語は「言いつけを守らなかった男! ~スッポンパパ殺人事件」である。次回予告を見た範囲では、これもまたとんでもない物語のようで、「泪・1st.2話」の宇宙人から「零・1st.11話」のタンゴ、「雷・1st.6話」のメイドさんまで、色々と頭に浮かびました。柴田束志ではなくて柴田太郎だったら、止まらなくなりそうなネタですが、果たして...?また、ゲストは「愛・26話」以来となる原久美子さんのように見えましたが...?
途中のCMは、前回と同じものが場所が入れ替わる形で再登場しました。つまり、A/Bパート間がゲームに熱中してケーキを下げられるもの、本編終了後の次回予告の間が視力検査でした。→まさか2パターンしかないということは無いでしょうが、僅か15秒のネタということもあり、色々な海ちゃんを見せて貰いたいのですが...
↓「雷」ちゃん関係。
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