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ケータイ刑事銭形雷28話(2nd.2話)[改訂版] [ケータイ刑事]

MBSの放送も2nd.シリーズに突入し、今回の物語は2nd.第2話(通算では28話)となる「完璧な偶然! ~ノブヒロさん殺人事件」である。この物語がBS-iで放送されたのは2006/7/8ということで、2週間後の7/22から?J?`???R怪談新耳袋 ~ノブヒロさん」が劇場公開されることになっていたので、その宣伝を兼ねてネタにしている。(「コラボ」と言うとオーバーになり、今回の物語の登場人物の名前などを「新耳」関係者から持ってきているという「ケー刑事」テイストの物語です。)それにしても「銭形雷」は映画のパロディが多いですが、「新耳」までやってしまうとは...(まあ、BS-iが製作した劇場作品ですから、宣伝しようというのも分かりますが...)

尚、銭形ーズの中からは、やはり「新耳」ネタのあった「銭形泪」(2nd.17話)の黒川芽以さん???n?[?gが「怪談新耳袋」の第4シーズンの主演と劇場版第2弾の?J?`???R怪談新耳袋 ~幽霊マンション」の主演を務めているが、早織ちゃん?h?????n?[?gは「怪談新耳袋 絶叫編」の主演を務めることになりました。(あと、真希ちゃん?h?????n?[?gも3rd.の1本と劇場版第1弾に出演しています。)

この記事のタイトルに「[改訂版]」と付いているのは、BS-iの本放送時に記したものをベースにして加筆を行ったためです。(BS-iの放送時に記したものはその物語が最新作であった時に記したものですが、今回は「銭形雷」全40話まで見た後なので、全体を見通した観点からも追記しています。)BS-iの本放送時に記したものと合わせてご覧頂ければ幸いです。(BS-iでの放送時に記したものは、ここをクリックして下さい。)ということで、いつものように長文&今更ながらのネタバレありで、本編に行きます。

警視庁、雷ちゃんが机に腰を下ろして足をバタバタさせながら雑誌(「イナズマ」という名前の雑誌で、表紙にはロング・ヘアーの早織ちゃんが、というのは「ケー刑事」テイストです。)を読んでいる。そこに高村さんがやってくると「映画?」と尋ねる。(雷ちゃんが読んでいたのは映画の記事が載っているページでした。)で「今度友達と見に行こうと思って...」と言って『恋する日曜日』の名前を挙げる雷ちゃん。(この劇場版「恋日」はTVシリーズの2nd.20~22話の「君が僕を知っている(前中後編)」のブラッシュ・アップ版であり、廣木隆一監督、主演は「さそり」「愛の道 チャイナロード」の水橋貴己さんです。)これに高村さんは「これもいいけど、僕はどっちかと言うと『怪談新耳袋 ノブヒロさん』」だと言う。(これは「新耳」の劇場版第3弾で、豊島圭介監督、主演は内山理名さんです。)しかも「理名ちゃんのファンだしさ、夏はホラーでしょうやっぱり...」と付け加える高村さん。

そこに「警視庁から入電中」と、雷ちゃんの携帯に入電が届く。世田谷区成城(耳袋探偵事務所)で殺人事件発生。被害者は探偵の耳袋ノブヒロ(みみぶくろ・のぶひろ→そのまま、映画のタイトルを名前にしている。)直ちに現場に急行せよ、と言うことでした。これに「何て偶然だ...」と漏らす高村さん。で、二人は現場に向かった。

事件現場、既に束志が鑑識作業を行っていて、雷ちゃんに報告する。「死因は金属バットによって殴られたことによる脳挫傷」で、凶器の金属バットを雷ちゃんに見せる。「指紋は出たんですか?」と尋ねる雷ちゃんに「いいえ残念ながら...」と答える束志。続いて「死亡推定時刻は午後3時前後と思われます」と報告する。これに携帯で時間を確認した雷ちゃんは「1時間ほど前か...」。そこに、高村さんが第一発見者の豊島圭子(とよしま・けいこ→この名前は「新耳・ノブヒロさん」の豊島圭介監督の名前から持ってきていますね。)を連れてくる。彼女は犯人を見たということで、事情を聴く。圭子は浮気調査を依頼しようとしてこの探偵事務所に来たが、その時男の人が突然飛び出してきて、走って逃げていったと言う。また、その男は青色のレインパーカーを着ていた。また、その男の姿は通りにいた数人の人たちにも目撃されていて、現在、逃走経路を割り出し中、と高村さんが語る。

その頃、束志は耳袋の机の引き出しを調べていて、引き出しの中から「極秘」と書かれた封筒を発見し、「雷ちゃん、これっ」と言って雷ちゃんを呼ぶ。(今回はまたも「雷ちゃん」と言いましたが、「雷ちゃん」と言ったり「警視正」と言ったりと、いまだに揺れている柴田束志です。)で、駆け寄った雷ちゃんはその封筒を手にすると「極秘?」と口にする。そして封筒を閉じている紐を解き、高村さんの顔を見ると、封筒を開き、中から書類と写真を取り出した。写真はある男が女性と一緒にいる所を写したものであり、何枚か入っていた。それを見た雷ちゃんは「浮気写真ですね」と言う。すると高村さんは「君にはちょっと早いよな」と言うも「全然平気ですよ、このぐらい」と言う雷ちゃん。しかし高村さんは「いやいやいやいや、全然」と言うと雷ちゃんの手からその写真を奪ってしまう。が、この時写真を1枚床に落としてしまい、圭子がそれを拾い、写真を見ると「この人です、私が見た男の人は」と証言した。

その男は「廣木Movie Inc.」の専務の廣木隆二(ひろき・りゅうじ→この名前は「銭形雷」のチーフ監督であり、劇場版「恋する日曜日」の監督でもある廣木隆一監督の名前をいじっています。)であり、彼は社長の娘と結婚して婿養子となって今の地位を手に入れていた。そんな廣木は浮気をしていて、それをネタに耳袋が揺すっていたら十分な殺害動機となる、ということで、雷ちゃんと高村さんは廣木に事情を聴くために廣木Movie Inc.に向かった。

廣木Movie Inc.で廣木を捕まえて話を聞く雷ちゃんと高村さん。(警察手帳を見せるが「間違えた」はありませんでした。)廣木は「私が殺害現場から飛び出してきた?一体何処のバカな女がそんなことを言ったんです?」と完全否定する。しかし、出来心でしたたった一回の浮気をネタに耳袋から脅迫を受けていたことは認める廣木。「だけど、そんなことで人殺しなんかしませんよ」と犯行を完全に否定する。それに対して今日の午後3時のアリバイを尋ねる高村さん。「3時ですか。その時間なら、六本木にいました」と答える廣木。彼はシネマート六本木という映画館で?J?`???R怪談新耳袋 ノブヒロさん」という映画を見ていて、終わったのが3時頃だったと言う。(シネマート六本木は「怪談新耳袋 ノブヒロさん」を公開した劇場です。)廣木は一人で映画を見てたということなので、アリバイは証明できないと高村さん。すると、廣木は思い出したように、映画を見た後、近くの喫茶店に入り、そこで三原を見かけたと語る。(三原という人物については、下の名前まで語られないが、間違いなく三原光尋監督の名前から来ていますね。)三原は大学時代の友人で、京都の人間であり、綺麗な女性と一緒だったので、邪魔をしてはいけないと思って声は掛けなかった、と言う廣木。これに雷ちゃんが「三原さんはあなたに気づいたんですか?」と尋ねるが「いいや、気づきませんでした。でも三原に聴いてみてください。3時頃、あの喫茶店にいたかどうか」と言う、自分の姿は見られていなくても、三原が女性と一緒にいたのを見るのはそこにいないと出来ないので、これはアリバイになるのでは?と言う廣木だった。が、雷ちゃんはちょっと戸惑いの表情を見せた。

警視庁に戻った雷ちゃん。高村さんが報告して、廣木が言ったように、三原は女友達と一緒に3時頃廣木が語った喫茶店にいたことが分かり、しかも三原はその女性とは偶然六本木で出会い、久しぶりなのでお茶でもということで喫茶店に入ったと言うことも分かる。つまり、偶然の出会いということで、事前に会うことを知ることは出来ず、廣木がその喫茶店にいないとこれは分からないことである。更に、犯行現場の成城から六本木までは車で30分以上かかるため、3時過ぎに六本木にいた廣木に犯行は不可能だと言う高村さん。これに雷ちゃんは「でも、何か、腑に落ちないですよね~」と漏らす。そして「偶然が多すぎると思いませんか」、更には「廣木の姿は六本木では誰にも見られていない」ということがその根底にあった雷ちゃんでした。で、「ん~と」と考える雷ちゃん。

一方、高村さんは????????「そうか、そういうことか」と閃きました。「分かっちゃったんですか?高村さん」と言う雷ちゃんに「分かっちゃったから歌うよ」と高村さんは「レッツ・ゴー」と指を鳴らすと????????「♪バーボン刑事のテーマ」をしっかりと振り付け付きで歌い始める。(スタンド・マイクやミラーボールが始めから用意されていて、それを使う高村さん。)最初は怪訝そうな表情をした雷ちゃんも、曲の途中からは一緒に振り付けを合わせ歌い出しました。→そして「ミニ・ミュージカル」仕立てとなりました。(尚、この振り付けは「・2nd.14&15話」を見てしっかりと勉強しましょう!

そして、歌い終わるとBGMが?b?cケータイ刑事 THE MOVIE」のサントラ盤のTRACK 1の「♪オープニング・テーマ」が流れだし、「ケータイ刑事 THE MOVIE オリジナル・サウンドトラック・アルバム」を手にした高村さんは「さあこれ、CDも出ているよ」としっかりとサントラ盤の宣伝をしました。(「ケー刑事」ファンならば、このサントラ盤を持っていないとモグリであり、犯罪者扱いされて逮捕されます。)「CDショップへレッツ・ゴー!」と高村さんの長い長いワンマンショー&宣伝という推理披露の前振りが終わると「で、その答えは?」と尋ねる雷ちゃん。

満を持して高村さんは推理を語る。「ずばり答えは、廣木隆二は双子だった」(期待した方が間違っていたと言ってしまえばそれまでですが、実に高村さんらしい推理でした。)これに「双子?」と雷ちゃん。高村さんの説明は続く。「廣木にはそっくりの双子がいて、一人が成城で犯行を行っている間、もう一人は六本木の喫茶店にいた。それ以外考えられない」で、言い終わると「以上、証明終了。Q.E.D.」と口にする高村さん。これには雷ちゃんが「あっ、従姉妹のパクリ」と突っ込んでくれる。(久しぶりの雷ちゃんの「パクリ」の申告です。)→でも、高村さんはその従姉妹(=ちゃん)とコンビを組んでいたのですから、それぐらいは許してあげてください。)

すかさず「多分違うと思いますよ、それ」と言う雷ちゃん。というのは、それならば六本木でもう一人の廣木は、そこにいたという確実な証拠が欲しいので、三原に声を掛けたはずだ、と説明する。これに高村さんは「そうか」とあっさりと納得してしまう。すると「こういうのはどうですか?」と雷ちゃんは言って「ビデオカメラ撮影説」と口にする。これはビデオカメラを喫茶店の目立たない何処かに設置して隠し撮りをし、犯行後カメラを回収した。すると、たまたま三原と女性が写っていた、という考えだった。(時刻も移っているから撮影された時間も分かる。)が、高村さんが「知り合いが写っていない場合もある。むしろその方が確率が高い」と突っ込む。これに「問題はそこなんですよね。やっぱりそんな偶然には頼らないか...」と雷ちゃんは「ビデオカメラ撮影説」をあっさりと捨てた。(雷ちゃんがこんな風になるなんて、完全に弾けちゃいました。)

そうしていると、一人の警官がやってきて「廣木さんをお連れしました」と言う。これに「えっ?」と驚く雷ちゃんと高村さん。警官は廣木を案内すると戻っていき、「失礼します」と言って廣木が入ってきた。彼は「ちょっと思い出したことがありまして...」ということで、それを語りに来たのだった。犯行時刻に映画館にいたと言ったが、その時の領収書が出てきたのだった。その領収書というのは映画が終わった後、パンフレットを買ったのだが、その時の領収書だといって、その領収書を雷ちゃんに渡す。これに高村さんは「こういうのはあなたじゃなくても貰えるんじゃないですか」と口にする。(その通りですけど...)が、廣木は「廣木ムービー」という名前を書かせた時、店員が「」という字を何度も間違えたので「「廣」はまだれに黄色」と何度も言ったため、その店員が自分のことを覚えているのでは?ということだった。で、調べてくれるように頼む廣木。

廣木から預かった領収書(パンフ代300円って、映画のパンフにしたら安いですね。→「恋日」と「新耳 ノブヒロさん」のパンフは「ケータイ刑事 THE MOVIE」と同様に「プレス・シート」であり、それならばこの値段は納得できます。でも「ケー刑事」は200円でしたけど...)を持って映画館にやってきた雷ちゃんと高村さん。で、パンフ売り場の店員に話を聞いた。その店員は「難しい方の「廣」を書いてくれと、3回ぐらい紙を無駄にしましたから」と言って廣木のことを覚えていた。また、2回目の上映が終わった直後であり、時間も3時ということだった。で、廣木のアリバイは完璧になったということで「完全な敗北だ」と漏らす高村さん。(映画館の中に「怪談新耳袋 ノブヒロさん」と「恋する日曜日」のポスターが貼ってあるのは当然として、次回の物語(2nd.3話)のネタである「赤坂の天使」(この元ネタは1966年の映画?J?`???R赤い天使」(増村保造監督、主演は若尾文子さんです。次回の物語にはこの作品のネタがたっぷりと出てきます。))というポスターも貼ってあるというのは流石は「ケー刑事」ワールドです。)しかし、雷ちゃんは「完璧になったばかりに矛盾が生じました」と言い、ずっと気になっていたことが一つだけあり、一人の人間が同じ時刻に別々の場所にいることは出来ないということで、「もう一度廣木さんに会いましょう。そこで真相を明らかにします」と言う。

そこに「警視庁から入電中」と、再び事件を入電が雷ちゃんの携帯に届く。港区赤坂の駐車場で変死体事件発生。死亡したのは廣木隆二。直ちに現場に急行せよ。ということで「えっ?」「何だって?」と驚く雷ちゃんと高村さんは顔を見合わせた。

広きが殺された駐車場にやってきた雷ちゃんと高村さん。先に来ていた束志が鑑識結果を報告する。「死因は青酸カリによる中毒死。このペットボトルのお茶の中に致死量を入れて服毒死したものと思われます。」で、ペットボトルを見せる。これに高村さんは「これ、自殺じゃないよね?」と口にするが、「もう逃げられないと思って観念したんじゃありませんか?」と束志。が、「廣木のアリバイは完璧だった。このタイミングで自殺するなんて考えられない」と高村さん。雷ちゃんも「私もそう思います」と言って高村さんに同意する。(トミーだったら「自殺だ」と決めつけるでしょうが、高村さん、経験を積んでまともな見解を示します。)で、「何か手掛かりがあるはずです」ということで、廣木のヤ?i?Z?_???j車の後部座席、更にはトランクを調べる雷ちゃん。すると、車の後部トランクの中から紙袋に入った複数のビデオテープ、青いレインパーカーを発見した。高村さんを呼んだ雷ちゃんは「これは自殺なんかじゃありません。殺人です」と言うと「よどむ、悪の天気」(ここでAパート終了、経過時間は14分半弱でした。ということでBパートは11分強ということになります。)

警視庁に戻った雷ちゃんたちは、廣木の車のトランクから発見されたビデオテープに何が映っているのか目を通す。そこに映っていたのは、廣木が三原を見かけたという六本木の喫茶店の店内の映像だった。で、高村さんは雷ちゃんに「君のビデオカメラ撮影説は正解だったかも知れないよ」と口に出すが、「そうでしょうか?」と雷ちゃん。その映像には時間が記録されていなかったことから、三原が映っていたとしても廣木はその時間が分からないのでアリバイに使うことは出来ないためである。で、別のテープを再生する高村さんだったが、いずれのテープにも時間は記録されていなかった。そうしている間に「分かった」と雷ちゃんは「多分どのテープを見ても同じだと思いますよ。そしてどのテープにも三原さんは映っていません」と言う。「どういうこと?」と高村さんが尋ねると、テレビ画面に向かって「謎は解けたよ、ワトソンくん

ある川原にやってきた豊島圭子。手には「極秘」と書かれた封筒を持っていて、その中に入っていた写真を見ている。その写真は圭子が浮気をしている相手とのツーショット写真だった。(相手は、今回の脚本の林誠人氏ではあ~りませんか...中には圭子を抱きかかえている写真まであって、林先生、鼻の下が伸びている...)で、写真を封筒に戻すと、ライターで封筒に火を付けようとする圭子。そこに突然雷鳴が轟き、驚く圭子。「雷鳴轟く積乱雲。…」雷ちゃんの口上が始まり「私の稲妻でしびれなさい!」で圭子に稲妻が落とされ、しびれた圭子は煙を噴き、膝を突いて崩れる。そこに雷ちゃんと高村さんが姿を現した。「何なのよ、一体?」と雷ちゃんを見上げて言う圭子。「廣木さんを自殺に見せかけて殺害したのはあなたですね、豊島圭子さん」と雷ちゃん。が「何をバカなこと言ってるの」と返す圭子。これに雷ちゃんは「廣木さんだけじゃありません。最初に殺された耳袋ヒロノブさんもあなたの仕業です」と言うと、事件のあらましを語り始める。

最初に圭子は、廣木と共謀して耳袋を殺害した。その後、用意していた青いレインパーカーを着た圭子は表に飛び出した。これは犯人が青いレインパーカーを着た男だと言うことを通りの人に見せるためであり、続いて圭子が「犯人は男」と証言したことで、誰もが犯人は男性だと思った。その後圭子は容疑の目を廣木に向けさせた。一方、犯行時刻には、廣木は自分自身のアリバイを作るために六本木の映画館にいた。これによって、自分に疑惑がかかっても完璧なアリバイがあればいずれは捜査線上から消える。そして最後に、圭子が「レインパーカーの男は見間違えだった」と証言を翻せば捜査は混乱したまま振り出しに戻るが、自分たちに容疑の目が向けられることはない。これが圭子と廣木の計画だった、と雷ちゃん。これに圭子は惚けた表情を見せて、全く相手にしない。

それでも、雷ちゃんは説明を続ける。六本木の喫茶店で偶然三原を見かけた廣木はそのことを先に利用しようと考えた。そして圭子との殺人計画をより複雑なものにしようとした。しかし、そうすることによって廣木は一つミスを犯した。(廣木の証言で「一体何処の女がそんなバカなことを言ったんです」と言った所です。→これは「ケー刑事」では定番のトリックで、雷ちゃんは「女」とは言っていないのに、どうしてその証言をしたのが女と分かったのか?)ここで高村さんが「ずっと気になっていたことって、それだったのか。何でそんな簡単なことに気づかなかったんだろう...」と口を挟む。しかし「違いますよ、高村さん」と雷ちゃん。で、廣木のミスを尋ねる高村さん。

これに「わざと証言者を女の人って言ったことです」と答える雷ちゃん。高村さんは「わざと?」と言い、雷ちゃんの説明が続く。これによって、廣木に向けられた疑惑は深まり、捜査をより混乱させることができるが、このことが事件を解明する鍵になった。廣木が本当に六本木にいたのなら、証言したのが女ということは分かるはずがない。これは、廣木は自分が犯人であると証言するのが女だと言うことを予め知っていたということになり。つまり、廣木と圭子は共犯だと言うことになる。それでも圭子は表情一つ変えず、雷ちゃんの説明を黙って聞いていた。

雷ちゃんの説明は続く。「ところがその廣木が自殺に見せかけて殺された」するとここで、圭子が初めて口を開き「どうして自殺と見せかけたと分かるの?」と問う。これに雷ちゃんは、廣木の車のトランクから六本木の喫茶店を写したビデオテープとレインパーカーが見つかったが、実際に六本木にいた廣木にはそんなビデオテープは必要ない。つまり、これは誰かが廣木に罪を着せるために置いたものに違いない。で、そんなことが出来るのは共犯者の圭子しかいない、と語る雷ちゃん。これに圭子は語気を荒立てて「そんなの全部、あなたの推測じゃない。証拠があるの。私がやったという確かな証拠が?」と反論する。すると「証拠はこれです」と言って雷ちゃんは青いレインパーカーを示した。このレインパーカーは耳袋を殺害して逃走した犯人が着ていたものであって、圭子がこれを着て殺人犯になりすました。また、そのレインパーカーには髪の毛が付着していて、それをDNA鑑定した結果、その髪の毛は圭子のものだと判明したと告げると「動かぬ証拠です」と締めくくった。すると圭子の表情が変わった。

高村さんが「どうして廣木さんまで?」と動機を尋ねると、圭子は「私も廣木と同じ様に耳袋に揺すられていたのよ」と答えた。(ネタは圭子の浮気だった。)で、揺すられている者同士、廣木と手を組んで耳袋を殺した。しかし今度はそれを理由に廣木が交際を迫ってきたので殺したのだった。で、圭子は川の中に歩を進めると「男なんてみんな同じ」と呟く。そして雷ちゃんの方を振り向くと「だめよ、男なんて信用しちゃ。泣くことになるのはいつも女なんだから...」と告げる。(そう言えば、伝説の四姉妹も、犯人から、のような恋愛関係のもつれに関することを色々と言われていましたね...特に「・1st.7話をはじめ、睦月脚本の時に色々とありました。でも、今回の物語は睦月脚本ではなく、林脚本です。→やっぱり、林vs睦月のバトルは続いている...)

で、高村さんが圭子に近づいていき、手錠を掛けた。そして高村さんは圭子を連行していく。圭子は何も言わず、黙って連行されていき、雷ちゃんの前も無言のまま目も向けずに通り過ぎていく。雷ちゃんはただそれを見守るだけだった。(連行される犯人を黙って見送るが、ちょっと複雑な表情を見せる銭形というのは、泪ちゃんでは非常に多くあり、これも「」化現象が見られる「銭形雷」です。→パートナーがトミーなら「」化もいいでしょうが、高村さんとのコンビなら、これも当然と言えば当然ですね。何せ、「泪・高村」はケー刑事における第二の黄金コンビですし...)

事件解決後、雷ちゃんがシネマート六本木にいて、そこで人を待っていた。そこに高村さんがやってくると「あっ、高村さ~ん」と笑顔を見せて手を振る雷ちゃん。高村さんは「友達と見るんじゃなかったの?」と尋ねる。これに雷ちゃんは「それが聴いてくださいよ。彼氏とデートだからドタキャン。失礼しちゃう...」と答えた。だから高村さんを誘った雷ちゃんでした。で、高村さんは「まあいいでしょう、今日一日お子様のお守りでもしますよ」と言うが、雷ちゃんは「えっ?お子様って何ですか、お子様って」とすぐさま反応すると、口を尖らせて文句を言う。高村さんは「彼氏の一人や二人ぐらい作ったらどう」と話すが、「二人もいりません」と更に口を尖らせる雷ちゃんは「一人で見ますから「恋する日曜日」」と言って怒ってさようなら。で、高村さんは「彼氏はいなくても「恋する日曜日」ですか。お年頃ですね」と呟くと「僕は理名ちゃん」と言って「新耳」のポスターを指さし、カメラ目線。そして「怪談新耳袋 ノブヒロさん」の方へ。すると雷ちゃんが戻ってきて、パンフ(正確にはプレスシートであり、これならば領収書が300円というのにも納得できます。)を広げると「やっぱりホラーもいいなぁ。どっちにしよう...」と悩み始める。そして最後に笑顔を浮かべて「よーし、決めた!」(でも、どちらにしたのかは分かりませんでした。→両方見たらいいのに...)

今回の物語は、BS-i製作の映画が公開になると言うことで、その宣伝という意味合いの強い物語でした。考えてみれば「銭形雷」の1st.前半では「ケータイ刑事THE MOVIE」の公開があり、その宣伝が派手に行われていたが、それと比べるとおとなしいものです。

ところで、BS-iの映画ということでは、まもなく「恋する日曜日」の劇場版第2弾の「恋する日曜日 私。恋した」が公開になります。(主演は舞の真希ちゃんです。)現在放送中の「恋日・3rd.」は1話完結のラブ・ストーリーということで、映画の宣伝はやりにくいでしょうが、やっぱりネタとして出てくるのでしょうか?(でも、さりげない形でないとストーリーから浮いてしまうし...)

次回の物語は2nd.3話(通算では29話)「瞬間移動した死体 ~元人気女優誘拐事件」という物語で、またも映画ネタの物語です。元ネタは「赤い天使」という名作映画です。でも、40年前の作品を取り上げるなんて、かなりマニアックです。(やはり、一筋縄には行かない「ケー刑事」です。)で、ゲストは石野真子さん。早織ちゃんと石野真子さんといえば「愛の道 チャイナロード」の11&12話にゲストとして共演し、親子役を演じた間柄であり、久しぶりの親子のご対面ということになります。(主人公・黒川愛(演じたのは水橋貴己さんですが、この名前も丹羽Pらしい付け方です。)とは異父姉妹の妹・中国人を演じた早織ちゃんでした。)

今回のMBSの放送では、この後の「鑑識メモ」がカットされたありませんでした。それは、今回の「鑑識メモ」は「新耳」と「恋日」の映画の宣伝だったためだと思います。(既に両者とも劇場公開は終わっていますから...)が、BS-iの放送の時にしっかりと見ているので、一応記しておきます。また、次回の放送は、いつもより30分繰り下がっての放送なので、時間で録画予約している方はご注意を。

鑑識メモ。柴田束志がまもなく公開となる「新耳」の劇場版第3弾の「怪談新耳袋 ノブヒロさん」と「恋する日曜日」のパンフ(でも、これって表と裏ということで、この2本のプレスシートは1枚になっています。)を手にして、「見てきました」と言う。「新耳」については「怖かった」と言うと同時に「新耳袋ってあんな袋なんだ...」という感想を、「恋日」に関しては「素敵なお話だったなぁ」と「結局月曜日なんだ...」という感想を口にする。で「是非皆さん、ご覧下さいませ」と映画の宣伝をしていました。→「新耳袋」って「袋」じゃないんですが、本当に見たの?と疑いたくなります。(束志のことだから、映画館で逆立ちしながら寝ていたので、内容は分かっていないんじゃないの...?)

 

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷/小出早織style

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  • 出版社/メーカー: アルケミスト
  • メディア: おもちゃ&ホビー

↓高村さんも宣伝していました。

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD

↓今回のネタの作品

怪談新耳袋 ノブヒロさん

怪談新耳袋 ノブヒロさん

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2006/12/06
  • メディア: DVD
恋する日曜日

恋する日曜日

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2007/01/11
  • メディア: DVD

↓「新耳」関係

怪談新耳袋 絶叫編 右

怪談新耳袋 絶叫編 右

  • 出版社/メーカー: キングレコード、ビーエス・アイ
  • 発売日: 2007/07/11
  • メディア: DVD

怪談新耳袋 絶叫編 左

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2007/07/11
  • メディア: DVD
ノブヒロさん―怪談新耳袋

ノブヒロさん―怪談新耳袋

  • 作者: 加藤 淳也, 木原 浩勝, 中山 市朗
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 文庫
新耳袋 第七夜 現代百物語

新耳袋 第七夜 現代百物語

  • 作者: 木原 浩勝, 中山 市朗
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/06/25
  • メディア: 文庫

怪談新耳袋 百物語 DVD BOX

怪談新耳袋 百物語 DVD BOX

  • 出版社/メーカー: キングレコード、ビーエス・アイ
  • 発売日: 2007/07/11
  • メディア: DVD
怪談新耳袋劇場版 幽霊マンション

怪談新耳袋劇場版 幽霊マンション

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2005/12/07
  • メディア: DVD

怪談新耳袋 劇場版

怪談新耳袋 劇場版

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2005/01/26
  • メディア: DVD
怪談新耳袋劇場版 DVD-BOX

怪談新耳袋劇場版 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2005/08/03
  • メディア: DVD

怪談新耳袋 劇場版 DVD BOX 2

怪談新耳袋 劇場版 DVD BOX 2

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2006/12/06
  • メディア: DVD
シアワセがふえるより哀しみをへらしたい

「怪談新耳袋 ~幽霊マンション」の主題歌

シアワセがふえるより哀しみをへらしたい

  • アーティスト: 黒川芽以, BANANA ICE, 矢野顕子, 斉藤英夫
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2005/08/17
  • メディア: CD

↓「恋日」関係

恋する日曜日 ラブソング コレクション DVD BOX

恋する日曜日 ラブソング コレクション DVD BOX

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2007/02/07
  • メディア: DVD

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2004/11/05
  • メディア: DVD

↓高村さんならばこの二人は欠かせません。

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD

↓「探偵」と言うことで

七人の奇妙な依頼人―現役探偵の調査ファイル

七人の奇妙な依頼人―現役探偵の調査ファイル

  • 作者: 福田 政史
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 文庫

浮気調査―興信所調査マンの〓レポート

  • 作者: 東 英之
  • 出版社/メーカー: ごま書房
  • 発売日: 1985/07
  • メディア: 新書

図解 マル秘探偵・調査マニュアル

図解 マル秘探偵・調査マニュアル

  • 作者: 渡邉 直美
  • 出版社/メーカー: 同文書院
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

図解 マル秘探偵・調査マニュアル―尾行、証拠写真撮影のテクニックから浮気調査事件簿まで

図解 マル秘探偵・調査マニュアル―尾行、証拠写真撮影のテクニックから浮気調査事件簿まで

  • 作者: 渡邉 直美
  • 出版社/メーカー: 同文書院
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

プロが明かす探偵&調査完全マニュアル

プロが明かす探偵&調査完全マニュアル

  • 作者: 日本探偵協会
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

↓水橋さんと言えばこれです。(「愛の道」はリリースされていません)

さそり DVD-BOX

さそり DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: アートポート
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

↓こういうのも参考になるのかなぁ?

シンクロニシティ―「奇跡の偶然」による気づきと自己発見への旅

シンクロニシティ―「奇跡の偶然」による気づきと自己発見への旅

  • 作者: フランク ジョセフ
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 単行本

偶然からモノを見つけだす能力―「セレンディピティ」の活かし方

偶然からモノを見つけだす能力―「セレンディピティ」の活かし方

  • 作者: 沢泉 重一
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/08
  • メディア: 新書

偶キャリ。―「偶然」からキャリアをつくった10人

偶キャリ。―「偶然」からキャリアをつくった10人

  • 作者: 所 由紀
  • 出版社/メーカー: 経済界
  • 発売日: 2005/06
  • メディア: 単行本

本当にあった嘘のような話―「偶然の一致」のミステリーを探る

本当にあった嘘のような話―「偶然の一致」のミステリーを探る

  • 作者: マーティン プリマー, ブライアン キング
  • 出版社/メーカー: アスペクト
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 単行本


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