ケータイ刑事銭形雷2話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
BS-iの再放送枠(毎週日曜日朝10時)が「銭形雷」になったことで始めた「[裏ネタ編]」であるが、第2話の物語は「JホラーVS SAYURI ~ニッポンの幽霊は怖いョ!殺人事件」ということで、元ネタはホラー映画の「SAYURI」であり、BS-iの人気シリーズの一つである「怪談新耳袋」のネタも出てくる物語ということから、今回のテーマはホラー系に関することと「新耳」についてです。
尚、物語(内容)については、過去に記した記事の方をご覧下さい。BS-iの本放送時に記した記事は「ここをクリック(本放送)」、MBS放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。
「ホラー」と言えば、やはりオバケ、幽霊、妖怪などが頭に浮かぶが、「ケー刑事」においてはこれらは意外と登場していない。但し、謎が解けないということで相棒が「呪いだ」と言うことは結構多く出てくる。「銭形愛」では強いて言うと20話の「呪い」ぐらいである。「銭形舞」でも4話の「陰陽師」ぐらいである。更に「銭形泪」では1st.8話の「ミイラ男」と2nd.17話の「新耳」、「銭形零」では1st.9話の「お侍様」という具合で、一応扱ってはいるが、そんなに多くはない。が、「銭形雷」では1st.2話でいきなり「SAYURI」+「新耳」のネタを使うと、1st.9話では「怪物くん」(狼男、フランケン)、2nd.2話の「新耳・ノブヒロさん」、2nd.4話の「カッパ」、2nd.12&13話の「呪い」と言うように、急に増えている。
従姉妹の雷ちゃんになってこの種のネタが増えたのは、本家・伝説の四姉妹はみんながみんな暗所恐怖症であるということで、必然的にホラー系は「暗所」ということに繋がるので、そういう事件が発生しても、それは他の部署(基本的に所轄)に任せたのであろう。が、従姉妹の雷ちゃんは暗所恐怖症ではない。よって、ホラー系の事件が発生しても所轄ではなくて雷ちゃんに任せることにしたのでしょう。尚、「泪・2nd.17話」にしても、高村さんに騙されたような形で新耳寺に行った泪ちゃんがそこで殺人事件と遭遇したということで、消極的な形でホラー系事件に対処することになった、と言っていいでしょうし... →キャラの違いが出ているということになるが、雷ちゃんシスターズ(6代目以降)のキャラ設定次第では、今後こういう事件への対処も増えるかも知れませんね。何せ、長女の雷ちゃんが平気なだけに、妹たちも鍛えられている(?)逆に徹底した恐がりの妹もいる(?)
ところで、「ケー刑事」で「怪談新耳袋」といえば、何と言っても「泪・2nd.17話」の「真夏の百物語 ~怪談新耳袋殺人事件」である。この物語は新耳の原作者である木原浩勝先生も出演する(殺されました)ということで、「新耳」とのコラボとなった作品である。(「雷・1st.2話」にも木原先生が出てくるが、チラッとであって、「新耳」の宣伝の様な感じでした。)このコラボというのはBS-iらしいところでもある。で、その「怪談新耳袋」であるが、これまで5シリーズが放送されていて、劇場版も3本ある。TVシリーズは1話5分という形で「ショートフィルム道」の中でも人気シリーズである。また、この7月には「怪談新耳袋 絶叫編」の「右/左」という特別版のDVDがリリースされる。それぞれ50分ということで、5分×10話で合計20話かと思ったら、どうやら1話50分の2話だそうです。(6月か7月にはBS-iで放送する物と思っていますが...)主演は5代目ケータイ刑事・雷ちゃんを演じた早織ちゃんということで、2代目・舞の堀北真希さん、3代目・泪の黒川芽以さんに続いて、歴代ケー刑事では3人目の「新耳」への出演と言うことになる。が、「銭形雷」では、1st.の2話と1st.の9話で、ネタとして「新耳」が登場し、2nd.2話の「完璧な偶然! ~ノブヒロさん殺人事件」は丁度劇場版第3弾の「怪談新耳袋 ノブヒロさん」が公開されるということで、これをネタにした事件があり、都合3度も「新耳」が登場している。それを考えたら、早織ちゃんの「新耳」への出演というのは丹羽Pのことだから、予定されていたことだと考えても良いでしょうね。
その「怪談新耳袋」であるが、原作本の方もショート・ストーリーであって、とても読みやすいものである。また、「怪談」であるが、全く怖くない物語もある。(その一方で、怖い物語は徹底的に怖い!)それはTVシリーズにも言えることで、怖くない物語は全然怖くないが、怖い物語はゾーッとする恐怖がある。(怖さということでは当たり外れがあると言うことになるが、1話5分のオムニバス集という物であるので、逆にバラエティに富んでいて、そこがまた魅力でもある。)
「新耳」のTVシリーズと劇場版3作のいずれもがDVD化されているので、こちらもご覧になることをお薦めする。(特に、TVシリーズは1話が5分なので、ちょっとした時間に見ることもできるので、とても見やすい作品です。→「ショートフィルム道」の他の作品である「佐藤四姉妹」「スパイ道」なども全て1話5分なので、気軽に見ることが出来ます。)
↓「新耳」ネタの事件はこれに収録されています。
↓「怪談新耳袋」(原作本は全10巻)
↓泪ちゃん(黒川さん)出演
↓舞ちゃん(堀北さん)出演
↓雷ちゃん(小出さん)出演の新作(何故か「左」が無い...)
↓ショートフィルム道から
コメント 0