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ケータイ刑事銭形雷36話(2nd.10話) [ケータイ刑事]

9月になったということで、いよいよ今月末に終了してしまう「銭形雷」(残りも、今回除くと4話となります。)ですが、今回の物語は「帰ってきたアイツ! ~銭形雷襲撃事件」ということで、前回に続いて雷ちゃんがターゲットになって襲われます。(色々と恨みを買っているよう(逮捕された犯人からの恨みですよ。)ですね、雷ちゃんは...)今回のゲストには「・2nd.12話」に登場した「スケバン刑事3」で折り鶴の結花を演じていた大西結花さんと、「幻星神ジャスティライザー」でデモンナイト/神野を演じた浪岡一喜さん。ということで、元正義のヒロイン/ヒーローがゲストで登場です。(大西さんの「ケー刑事」再登場というのは、ひょっとしたらまもなく劇場公開となる「スケバン刑事」に対する先制パンチというつもりなのでしょうか?あるいは「ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀 ~決闘、ゴルゴダの森」(2007/3/10封切予定)に出演しているのかも?と思ってしまいます。(ラストで雷ちゃんがこの映画のことをちらっと口にします。)→前回の半海さん、その前の矢部さん、3話前の佐藤二朗さんと林和義さんは多分「THE MOVIE2」にも出演しているでしょうし...)

で、大西さんということで思い出すのが、「・2nd.12話」(パートナーは高村さんで、ちゃんと一ネタ言ってくれます。)です。この時は「千里眼」を持つ女ということでしたが、今回は「予言者」ということで、細部は違うものの、同じような役回りである。また、サブタイトルに「帰ってきたアイツ」とあったことからピーンときた(「千里眼」は綾小路波子でしたが、今回は予言者・早乙女波江。女性なので苗字は変わると考えると、「波子」に「波江」ということで、ひょっとしたら姉妹ではないかという疑問を持たせてくれる設定になっているのは、やっぱり「ケー刑事」なんですね。)が、やっぱりそうだったとは...(こういう期待を裏切らないのもまたやっぱり「ケー刑事」なんです。)また、浪岡さんは、「・1st.11話」の冒頭で、いきなり逮捕された犯人を演じていて、それが今回の事件に関係しているというのも、「ケー刑事」らしい所です。(尚、今回の脚本は、「・1st.11話」とは同じ人ですが、「・2nd.12話」は別の人です。)再登場ということでは、やはり「」に登場した海王星団の荒畑任五郎を思い出しますし、「脱獄」ということでは「・8話」の宗武不二子を思い出します。→ということで、今回の物語も面白かったですが、基本設定の全てが最初に読めちゃってしまったということで、それがマイナス点として出ちゃいましたが、「銭形泪」と「銭形雷」がまたも繋がった形の物語というのは、やはり高村さんがパートナーであるためですが、ファンとしたら嬉しい所でもありました。(ただ、一つぐらいは期待を裏切ってくれるところが欲しかった所もあります。)尚、今回も「・2nd.5話」に続いて高村さんが泪ちゃんのことを「嘘泣き娘」と言っていましたが、こうしてみると泪ちゃんの存在はやっぱり「ケー刑事」では偉大ということですね。(こういう所は、知っているだけで楽しみがより広がることになりますが...)それでは、いつものように、長文&ネタバレありで行きます。

某射撃訓練所。ピストルに弾を込めているのは高村さんだった。で、弾を込めるのが終わると的に向かって撃とうとしている高村さん。その背後からは雷ちゃんが見守っている。そして引き金を引く高村さん。弾は的に向かって飛んでいかず、壁に当たり、そこで跳ね返り、射撃場の中を飛び回ることになる。(そんな射撃場って、危ないだけで使えるものではありませんが...)で、雷ちゃんが「うわっ、ビックリした...」と言っていて、高村さんは「危ね~」。ということで「危ないじゃないですよ」と雷ちゃんは本気で怒っている。(まあ、気持ちはよく分かります。)そして「射撃が得意というのは本当なんですか?」と尋ねると、「ロス市警の射撃大会で100人中ベスト100だった」と答える高村さんに、「それってビリじゃん」と正直なことを言う雷ちゃんでした。で、高村さんは銃を見て「故障しているのか...?」(ということは、日頃の手入れが不十分、いや、手入れをしていないということでしょう。エステに通いすぎですよ。)そんな高村さんに雷ちゃんは「これ」といって拳銃(雷稲妻マークが入っている。)を渡し「危ないんで、こっちに変えてください」と言う。最初は「リボルバー派」と言って受け取らない高村さんだったが「まあ、そう言わずに」と雷ちゃんに言われると、その銃を手にして交換する。そして「やってみるか」と言って討とうとする高村さん。と同時に雷ちゃんが後ずさりをする。高村さんが引き金を引くと、今度は弾は的の中心をぶち抜いた。で、「これが射撃というものだよ、銭形くん」と上機嫌で得意そうに言う。が、雷ちゃんはそれを聞き流しながら、射撃用のゴーグルとヘッドホンを付けて「じゃあ私も」と言って銃を構えると、一気に10連発。(銃声を数えました。)高村さんは「腰を入れなきゃ」と言っているが、的を見たら銃弾の跡を繋ぐと稲妻マークになっていました。(確認できただけで13発。ど真ん中のはさっきの高村さんとしても12発ありましたが...???)

射撃場を後にして町中を歩いている雷ちゃんと高村さん。高村さんは「さっきのはビギナーズ・ラック」と言っているが「さあ、どうでしょうね」と雷ちゃんも自信ありそうに言っている。そうしていると「銭形さんですね」と女の人に声を掛けられた雷ちゃん。「えっ?」と少し驚いている雷ちゃんの側にその女性は駆け寄ると、名刺を見せる。「予言者 早乙女波江(さおとめ・なみえ)」と名刺にはあった。で「重要なお話があります」と言う波江。で、場所を変えて話を聞くことにした雷ちゃんたち。

「私が殺される?」雷ちゃんは波江の話を聞いて問い返す。「それも今日中に」と言う波江に「根拠はあるんですか?」と問う高村さん。波江は「今朝方、そのようなビジョンが浮かびました」と言って水晶玉に手をかざす。高村さんは「誰に殺されるんです。犯人も分かるんでしょう?」と尋ねるが、これには「それがまだぼんやりとしていて…。男の人なのは確かなのですが…」とこれにはぼかした返事をする波江。しかし「そうでしょうね、世の中、男か女しかいませんからね」と高村さん。(ごもっともですが、それならば1/2の確率ってことですか?)更に「僕ねぇ、そういう占いとか、そういうの信じないたちなんですよ」と言うが、これは「・2nd.12話」でも更には「・2nd.22話」でも、それ以外でも言っていました。が、波江は「そんな悪ふざけ…」と言う高村さんの言葉を制して雷ちゃんに「今日一日、私の側を決して離れないで下さい。そうすればまだ助かる道は...」と言うが、高村さんは「馬鹿馬鹿しい」と言って立ち上がり、雷ちゃんを促して去っていきました。が、水晶玉に手をかざしていた波江は「見えたわ、犯人のビジョンが」と言って二人を引き留めようとする。で、雷ちゃんと高村さんは振り返る。「あなたに激しい恨みを抱いている男。そう、それはあなたが、あなたがかつて逮捕した男」と言う波江。

そこに「警視庁から入電中」と土建を知らせるメールが雷ちゃんの携帯に届く。事件は、港区赤坂で脱獄事件発生。脱獄したのは凶悪犯・田沢孝治(たざわ・こうじ、この名前って、本作のプロデューサであり、「・1st.5、14話、2nd.2話」の田沢幸治監督の名前をいじっています。)。刑務官二人に重傷を負わせ、現在も逃走中ということだった。(また、「・1st.11話」にも登場した名前です。)

警視庁に戻った雷ちゃんたちに柴田が一枚の写真を見せる。「警視庁の銭形を殺しに行くよ~ん」と、独房の壁に血で書かれていたそうだと言う柴田。「だから言ったでしょう。このままだと本当に殺されてしまうわよ」と言う波江は「予言を見届けるのが私の定め」と言っていて、雷ちゃんたちについてきていました。しかし柴田は「しかし、警視庁の銭形といってもたくさんいらっしゃいますからね」と口にするも「いえ、従姉妹たちは全員地方らいます。おじいちゃまも視察で海外ですし」と雷ちゃん。(愛ちゃんは警視庁を辞めて現在NASA、泪ちゃんは北海道・東北方面本部長、舞ちゃんは関西・四国方面本部長、零ちゃんは九州・沖縄方面本部長です。)ということで、ここにいる「銭形」というのは雷ちゃんだけということでした。(でも、雷ちゃんの妹たちがいるんじゃないの?(→6代目以降のケータイ刑事になるはず。))

で、田沢孝治について尋ねる高村さんに、「大分前に岡野さんと捕まえた凶悪犯で、野蛮な性格で逮捕の時もかなり手こずりました」と説明する雷ちゃん。(ホワイトボードに田沢の犯罪歴が書かれていて、港区赤坂通り魔…、美人婦警…、ドリマックス社長夫人…、小板洋司さん一家…、映画監督村上賢司…、竹安商会社長…、丹羽銀行…、アイドル小出早織ストーカー…、記録浦川友紀スッピン…、とある。(「…」の部分まで解読できず。))が、ここで雷ちゃんが「詳しくはファースト・シーズン第11をチェックしてくださいね」とカメラに向かって言ってくれる。(で、その「・1st.11話」ですが、冒頭でいきなり稲妻を落とされて逮捕されたのが田沢孝治でした。)

が、高村さんは「しかし赤坂刑務所を脱獄するなんて、凄い奴だなぁ。日本のアルカトラズと言われているんだよ、あの場所は」って、赤坂刑務所って、潮の流れが激しい島なんですか?(やっぱり港区赤坂という場所は時空が歪んでいる...)で、雷ちゃんは「よどむ、悪の天気

そうしていると「電話電話が鳴るわ」と波江が言うと、その通り電話電話が鳴った。雷ちゃんが出ると「雷ちゃ~ん」という声がした。電話は田沢からだった。高村さんが直ぐにその電話の逆探知を指示する。(こういう所はいつものことながら素早い高村さんです。)「どちら様ですか」と雷ちゃんはこう言うときの常套手段である引き延ばし作戦を。が「もう、分かっているくせに。田沢で~~す。相変わらず、雷ゴロゴロやってるの?あれ、利くよね~」と田沢。雷ちゃんは脱獄した理由を尋ねるが「会いたくなっちゃったんだよ~ん。雷ちゃんに」と答える田沢に「いいです、私は」とこう言うところは1st.のツンデレ雷ちゃんです。それに「もうじき会えるから」と田沢は言うと、電話は切れた。

ちょっと不安そうな顔をする雷ちゃんに、「ここにいれば安全だよ」と高村さん。更には「このバーボン刑事がついている」と言って勇気づけてくれる。(いざとなったら頼りになるのが高村さんです。泪ちゃんも零ちゃんも、何だかんだと言って、しっかりと守ってくれました。)で、逆探知の報告が入るが、なんと警視庁内部からの電話だった。で、警視庁内に警報ベルが鳴り「緊急事態発生」ということで、厳戒態勢に入った警視庁。護衛の武装した機動隊員、銃を手にした高村さんに続いて移動する雷ちゃん。更に柴田は立ち入り禁止の黄色いテープを手にしており、波江はお札を貼り付けている。雷ちゃんが問うと「魔よけよ」と答える波江。(って、幽霊や妖怪が出たのではありませんが...)

更に、一同が先に進んで廊下がTの時に別れている所に差し掛かると、波江は「こっちはダメ。危険なビジョンが見えるの」更に違う方向に進むと「こっちもダメ」と言ってここから移動できないように追い込んでしまう。が、雷ちゃんは「そうだ。絶対に安全な場所があります」と、何処に行ったらいいのか、気づきました。

雷ちゃんが向かった絶対に安全な場所というのは警視総監室だった。(なるほど、ここを使うために、おじいちゃまは海外視察ということにしたんですね。それにしても、ボチボチ銭形警視総監の顔ぐらい拝ませて欲しいところです。)警視総監室の窓は全て防弾ガラスで出来ていたのだった。更に、表には武装した機動隊員がいる。ということで、内も外も守りは万全であった。が、今度は田沢が「雷ちゃ~ん、何処行っちゃったの。隠れてないで出ておいでよ」と放送スピーカーから語りかけてきた。で、高村さんは「通信室だ」と言ってそっちに向かう。「私も行きます」と雷ちゃんは言うが、「ダメだ。君にもしものことがあったら、総監に合わせる顔がない」と言う。(「THE MOVIE」でおじいちゃまと愛ちゃんの計画に乗った高村さんですから、巡査であるとは言っても、銭形警視総監とは面識もあるのでしょうし、泪ちゃんと零ちゃんとのコンビのことも、おじいちゃまはそれなりに評価してくれているのでしょうね。)で、柴田と共に高村さんは通信室に向かった。

が、その途中で二人は悲鳴を耳にする。で、通信室前の廊下には一人の警官が倒れていた。声を掛ける高村さんは「田沢にやられたの?どっち行ったの?」と尋ねると、頷きながら先方を指さす警官。で、様子を見る高村さんだったが、田沢の姿はなかった。で、柴田に指示して緊急配備中の全職員に「田沢らしき男が通信室を通過」と連絡をするが、二人の背後では倒れていた警官が起きあがり、手には消火器を持っていて、高村さんを襲った。

警視総監室にいる雷ちゃんは色々と考えていた。波江が「ピリピリしていても始まらないわ」と言って、お茶を入れている。で、雷ちゃんは波江の側に行き、ソファに腰を下ろす。が、電話電話が鳴り、雷ちゃんがそれに出る。それは逆探知の詳細報告であり、田沢は警視総監室から掛けていたということが分かる。が、その時波江が倒れた。慌てて駆け寄る雷ちゃん。波江は「苦しい...」と言っているということで、雷ちゃんは「まさか?」とお茶を疑う。波江が口にした湯飲みは転がっていた。「直ぐに医務室に行きましょう」と雷ちゃんは言うが「ダメよ、今出たらあなたが殺されるわ」と雷ちゃんを守ろうとする波江。で、雷ちゃんは医務室に電話で知らせる。そして医務室にいた医師は「すぐ向かいます」と答えるが、その背後には田沢の影が忍び寄っていた。

通信室前、床に倒れていた高村さんが気づく、で、横に倒れている柴田を起こすが柴田は「何があったんです?」と何も覚えていなかった。高村さんは田沢が警官に変装していることに気づいた。が、この時銃を奪われたことに気づいた。直ぐに雷ちゃんに連絡するように柴田に指示を出す高村さん。(こういう場合は、本当に高村さんは素早いです。)で、柴田は携帯で雷ちゃんに、田沢が警官に化けていることを連絡し、警官が来ても絶対にドアを開けちゃダメ、ということを伝える。

連絡を受けた雷ちゃんだったが、その時、ドアをノックする音がしたので、ドアの覗き穴から様子を伺う。(警視総監室のドアに覗き穴って、一般家庭の玄関ですか?)すると白衣を着た男が立っていて「解毒剤をお持ちしました」と言う。「今開けます」と雷ちゃんは言うと、ドアノブに手を伸ばす。が、「そういうことか」ということで気がつき「謎は解けたよ、ワトソンくん

雷ちゃんはソファに座っている浪江に向かって言う。「早乙女さん」しかし波江は笑みを浮かべるとゆっくりと立ち上がり笑い出す。また、雷ちゃんはドアを開けなかったのに、ドアが開くと、警護の機動隊員たちが倒れていき、白衣の男が入ってくるとドアに鍵を掛けた。(って、やっぱり一般住宅の玄関ドアである。)男はポケットから注射器を取り出し左手に持ち「雷ちゃん、お待たせ。やっと会えたね」と言う。で、その白衣を着た男というのは田沢だった。雷ちゃんはポケットから急いで携帯を取り出そうとするが、田沢の右手には銃があり、何も出来ない雷ちゃんはゆっくりと後ずさりをする。そんな雷ちゃんの肩を赤い手袋が叩く。で、振り返る雷ちゃんだったが、睡眠スプレーを掛けられて、その場に倒れ込んでしまう。

雷ちゃんが目覚めるが、波江と田沢がほくそ笑んでいる。で、波江が「ようやくお目覚めね」と声を掛ける。雷ちゃんは赤いロープで縛られていた。「早乙女さん」と言う雷ちゃんだったが、「はっ?誰のこと?」と波江は言うと「私は綾小路波江、昔、あんたの姉妹に逮捕された千里眼・綾小路波子よ」と正体を語る。(「・2nd.12話」です。→まさかと思いましたが、そのまさか通りだったとは... でも、「姉妹」って?)が、縛られている雷ちゃんは「あのぅ、逮捕したのは姉妹じゃなく従姉妹です」と言う。思わず「ぷっ」と吹き出す田沢。(こういうところはしっかりと正す雷ちゃんですが、その通りで、綾小路波子を逮捕したのは泪ちゃんですから、従姉妹ですね。それに、現時点では雷ちゃんの姉妹は登場していません。(でも、絶対に妹がいて、6代目以降のケータイ刑事になることでしょう。))が、波江は雷ちゃんの側に素早く駆け寄ると「どっちでもいいのよ、そんなこと」と一蹴する。姉の波子は刑務所で死んだということで、「銭形」と言う名前を絶対に許さない、と波江は恨みを持っていたのだった。(姉・波子を逮捕した泪ちゃんに対してではなく、「銭形一族」に対して恨みを持つなんて、相当執念深いですね。)

高村さんと柴田は医務室に向かっていた。途中、階段で警備している警官全員を照合中だという報告を受け、「これで袋の鼠だ」と言っているが、消火器で殴られたダメージがあり、二人ともふらふらしていて、肩を貸し合いながら歩いていた。で、医務室にたどり着きドアをノックするが、中から返事はなかった。で、中に入った二人が見たものは、椅子に縛り上げられ、白衣を奪われて下着姿になり、顔にはポリ・買い物袋をかぶせられた医師の姿だった。(高村さんが袋を取ると、口にはガムテープまで貼ってあった。)で、医師は「そこ」と言うと、そこには丁寧に畳まれた警官の制服があり、「毎度お騒がせしてま~す 田沢」というメモが置かれていた。

警視総監室。田沢は波江に「で、金の用意は?」と尋ねていた。「敷物の中にコインロッカーの鍵が入っているわ」と答える波江。で、田沢は水晶玉の敷物を手にすると、そのまま鍵が中にあることを確かめ「よし、計画通りだ」と笑い、鍵を取り出そうとする。しかし、波江が背後から田沢の後頭部を銃を使って殴り、田沢はその場に倒れ込んでしまう。それを見た縛られている雷ちゃんは「どうして?」と波江に尋ねるが、「別に、全て計画通りよ」と全く悪びれた様子を見せない波江だった。

高村さんは田沢が医師に化けたと言うことを警護班に無線で伝えようとするが、警護班は床に倒れていて応答がなかった。で、柴田が携帯で雷ちゃんに伝えようとする。しかし、雷ちゃんは田沢と共に縛られていた。雷ちゃんの携帯が「るんるんライラライ」と主題歌である「明日吹く風」の着メロが流れるが、雷ちゃんは電話に出ることが出来ない。波江が雷ちゃんの携帯を手にして「どうやらお仲間が気づいたようね」と言うだけで、電話には出ない。柴田も「雷ちゃんが出ません」と慌てている。(が、高村さんに続いて警視総監室に向かって階段を駆け上っていた。)

雷ちゃんは波江に「どうするつもり?」と尋ねるが「そうねぇ、どうしようかしら」と言うが、雷ちゃんと田沢を殺すことだけは決めていた。田沢が「そんなことをしたら、お前だってここから逃げられないぞ」と言うも「ご忠告ありがとう、でも心配はご無用よ」と波江は言い、雷ちゃんと田沢に殺し合ってもらう、と告げる。そして銃を雷ちゃんに突きつける波江。(稲妻マークが入った、射撃場で雷ちゃんが高村さんに渡した銃です。田沢が高村さんを気絶させた時に奪った銃でもある。)が、その時、ドアを激しくノックする音が聞こえた。で、波江は仕方ない、という顔をしてドアの方に移動する。

ドアを叩いたのは高村さんと柴田の二人であり「銭形くん、大丈夫か?」と高村さん、「雷ちゃん」と柴田。で、二人は必死でドアをノックし続ける。それを覗き穴から見た波江は、ドアを開けず、雷ちゃんの方を向くと、銃の引き金を引いた。銃声が響き、田沢が倒れる。更に2発目の銃声が響いて雷ちゃんが倒れる。当然、銃声はドアの外の高村さんと柴田にも届き、柴田は体当たりでドアをぶち破ることにした。で、気合いを入れてドアに突進する柴田。で、ドアが開いて、柴田が中に転がり込む。(仮にも警視総監室でしょうが、そんな簡単に開くなんて、問題あるんじゃないの?)

柴田が見たものは、床に倒れていた波江の姿だった。で、驚く柴田。高村さんも直ぐに部屋に入ってくるが、田沢と雷ちゃんが倒れているのを目にする。で、直ぐに雷ちゃんの側に駆け寄り、「銭形くん」と言って床から起こそうとするが、雷ちゃんは動かない。柴田はハンカチを取り出して田沢の左手にあった銃を回収する。その時、波江が「う~ん」と声を上げる。「何があったんです?」と尋ねる柴田に「いきなり入ってきた田沢に私は殴られて…、それで銭形さんが田沢の銃を奪って彼を撃ったんです。でも、田沢も死に際に銭形さんを…」と頭を押さえながらゆっくりと答える。「そんなぁ」と言う柴田に「予言は見届けました。残念です」と続ける波江。で、高村さんの方を見る柴田。高村さんは雷ちゃんを抱えている。が突然「高村さん!」と雷ちゃんの声がして、雷ちゃんは高村さんにわーい(嬉しい顔)笑顔を見せる。

波江はゆっくりと立ち上がろうとするが、そこに雷鳴が轟いた。で、立ち上がった波江を雷光が包む。「雷鳴轟く積乱雲。…」雷ちゃんの口上が始まり、「私の稲妻でしびれなさい!」で稲妻が波江に落とされる。で、再び床に倒れる波江。高村さんは「銭形くん」と言って、立ち上がった雷ちゃんの側に、柴田も「雷ちゃん、生きていたんだね」とその輪に加わる。で、三人は輪を作って回りながら笑い合っている。が、途中からその輪に田沢も加わっている...→ここのところ、このようなグルグルと回る演出って多いですね。やっぱり「・20話」を意識しているのでしょうか?

しかし直ぐに田沢に気がつく三人。ライフルを持った警備班の二人が入ってきて田沢を拘束する。それを見ていた波江はゆっくりと起きあがると「まさか、二人とも弾が外れるなんて...」と言葉を漏らす。直ぐに高村さんが「ちょっと待って、撃ったのは田沢でしょう?」と尋ねるが、雷ちゃんが「いえ、撃ったのは彼女です」と波江が撃ったことを告げると、田沢と波江がグルだったと言う。しかし「何を言っているの、銭形さん」と波江は慌てて言うも、「しらばっくれるな、この裏切り女!」と田沢が反論する。で、雷ちゃんが続いて事件の全容を語ってくれる。

「そもそも、あの赤坂刑務所から、一人で脱獄するなんて出来るはずな無いんです。つまり、彼には共犯者がいる。そう思ったんです」(ここで高村さんが言った「日本のアルカトラズ」という言葉が生きてきます。→「アルカトラズ」とは、サンフランシスコにある刑務所で、サンフランシスコの沖合数キロの地点にあるアルカトラズ島にある刑務所のことである。1963年に閉鎖され、現在は観光地となっています。クリント・イーストウッド主演の映画「アルカトラズからの脱出」や、ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー(S.コネリーと言えば初代007ですね。)主演の映画「ザ・ロック」の舞台にもなりました。ここは潮の流れが速く、脱獄しても泳いで海を渡りきることは不可能と言われた刑務所です。)

「次に、魔よけのお札です。あれは田沢に私の居場所を知らせる目印だった」(幽霊や妖怪退治じゃないんですからねぇ。やっぱりそう言うことでした。)「そして、決め手はドクターが現れた時」(「解毒剤をお持ちしました」と言ったが、雷ちゃんは医務室への電話で毒のことは一言も言わなかったのでした。→これは「ケー刑事」ではお馴染みのトリック解明の鍵ですね。)で、それを聞いた波江は観念してゆっくりとその場に膝をついた。

で、高村さんが、田沢を「脱獄及び殺人未遂で逮捕する」と手錠を掛け、二人の警備班が田沢を連行していく。(この時「雷ちゃん、また来るからね~」と言って雷ちゃんに手を振っている田沢ですが、更に罪を重ねたということで、無理だと思いますが...)更に、波江を「脱獄幇助及び殺人未遂で逮捕する」と手錠を掛ける。が、高村さんは波江の顔を見て「あれっ?君、こないだ捕まえた千里眼の人じゃない」と言う。(「。2nd.12話」のネタをしっかりとやってくれます。が、こないだと言っても、BS-iの本放送では2年と2ヶ月半前のことです。が、「銭形泪」は現在BS-iで再放送中でもあり、その時からだと10週間ということになります。前者だったら、普通に考えると服役中、後者だったら現在は拘留中であって、こんな所にいるのは無理だと思いますが...)が、波江は「違うわよ、私は!」と高村さんにも言ってくれました。が、更に高村さんは「妹?あれっ?嘘泣き娘と姉妹?」と雷ちゃんに言いました。で「従姉妹です」と雷ちゃん。(でも、泪ちゃんのことをまたも「嘘泣き娘」と言った高村さんですが、泪ちゃんが、高村さんが「嘘泣き娘」と言ったと知ると、また「うぇ~んたらーっ(汗)、高村さん、酷~い」とやられて、回らないお寿司を(雷ちゃんと共に)奢らされることになっちゃうのでは?)

事件解決後、街中を歩いている雷ちゃんと高村さん。「しかし、彼女が射撃が下手で良かったよ。じゃないと僕みたいな天才ガンマンなら今頃あの世行きだ」と運が良かったみたいに言うが「そんなことはありません。誰が撃っても結果は同じです」と雷ちゃんはきっぱりと言い切る。それは、あの銃が高村さんのだと言うことに気づいて、撃たれても絶対に死なないと確信し、田沢と共に一芝居打ったのだった。でも「僕の銃ならどうして死なないの?」と高村さん。それは、射撃場で高村さんの射撃があまりにも危険だったと言うことで、空砲を入れた銃を渡した雷ちゃんでした。しかし、高村さんが撃ったとき、ちゃんと的に当たった、と反論を試みるが、あれは後ろから雷ちゃんが撃ったのでした。で、「従姉妹から聞いてないですか?銭形家で一番射撃が得意なのは私なんですよ」と言う雷ちゃん。しかし「初耳だよ」と高村さん。(そもそも、雷ちゃんが口にする従姉妹たちは、雷ちゃんに関する話は一度もしていません。→って、無理ですよ。)そして雷ちゃんは「詳しく知りたい方は、「ケータイ刑事 THE MOVIE2」をご覧下さい」と、8/31に製作発表された映画をアピールしていました。(「ケータイ刑事 THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀 ~決闘、ゴルゴダの森」は2007/3/10公開予定です。雷ちゃんと零ちゃんが顔を合わせます。(愛・泪・舞は「シリーズ」から卒業したので、名前は出てくるでしょうが、姿は出ないでしょう。))

次回は、再びあの怪人が登場です。前回は「怪人5面相」でしたが、その時に2つの顔がばれたから今度は「怪人3面相」となっての再登場です。(相変わらず律儀な怪盗さんです。で、泪に1回、零に2回、雷も2度目ということで、これで通算5度目の登場となり、小学生検事・多摩川ドイルの4回を抜いて、単独で登場回数トップということになります。)また迷探偵の「二世」を名乗る弟たちも再登場ということで、楽しみです。(その次は前後編の「オペラ」が続き、そして、最終回の物語を迎えることになります。→残り4回ですが、事件は3つです。)

今週のクイズ。毎月、クイズの正解者の中から10名に、ドコモのモバイラーズ・チェック1000円分が当たるというクイズである。(双方向番組ならではのものであり、はがきやHPでは応募できません。データ放送のiアクセス(BS-iの双方向サービスの名称)でのみ応募できます。)今回の問題は「今回、脱獄事件が発生したのは?」という問題である。選択肢は「溜池刑務所」「赤坂刑務所」「汐留刑務所」「多聞刑務所」の4つである。4つ目は「ケー刑事」らしい選択肢ですが、正解は「赤坂刑務所」です。いつもながら、間違える人がいるのだろうか、と思える易しい問題でした。

鑑識メモ。柴田が腰から(雷ちゃんマークの入った)拳銃を取り出してポーズを決める。(が、動作が鈍い。現場だったら撃たれているでしょうね。)で「皆さん、ピストルの語源をご存知でしょうか?」ということで、お勉強シリーズです。で、「人を殺め、平和を破壊」ということで「平和」は英語で「ピース」、その「ピース」を奪い取るということで「ピースを取る」→「ピストル」だそうです。が、直ぐにテロップで「お詫びと訂正」が出て「15世紀初頭、イタリアの都市ピストイア(Pistoia)で製造されたことが語源とされています。」と出ました。まあ、柴田の言うことは最初から信用していませんが、勉強になる「ケー刑事」です。

 

 この物語はBOX3に収録されることになります。

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/02/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
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「泪・2nd.12話」はこちら
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
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↓その他、のケー刑事
ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
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ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
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ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
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ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
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ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
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ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
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ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
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ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状 オフィシャルガイドブック

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2006/01
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ケータイ刑事マニアルBOOK

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
↓ゲスト関係
スケバン刑事3 少女忍法帖伝奇 VOL.2

全5巻です。

スケバン刑事3 少女忍法帖伝奇 VOL.2

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2004/11/21
  • メディア: DVD
スケバン刑事3 少女忍法帖伝奇 VOL.5

スケバン刑事3 少女忍法帖伝奇 VOL.5

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2005/05/21
  • メディア: DVD
幻星神ジャスティライザー DVD-BOX2

全2巻です。

幻星神ジャスティライザー DVD-BOX2

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
 
↓銃に関して
図解 ハンドウェポン

図解 ハンドウェポン

  • 作者: 大波 篤司
  • 出版社/メーカー: 新紀元社
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 単行本
銃器使用マニュアル 愛蔵版

銃器使用マニュアル 愛蔵版

  • 作者: カヅキオオツカ
  • 出版社/メーカー: データハウス
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 単行本
図説・世界の銃パーフェクトバイブル2

図説・世界の銃パーフェクトバイブル2

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学研
  • 発売日: 2005/08/31
  • メディア: ムック
 
↓「予言」関係。
予言者

予言者

  • 作者: 高平 鳴海, 第666部隊
  • 出版社/メーカー: 新紀元社
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
永遠のエドガー・ケイシー―20世紀最大の予言者・感動の生涯

永遠のエドガー・ケイシー―20世紀最大の予言者・感動の生涯

  • 作者: トマス サグルー
  • 出版社/メーカー: たま出版
  • 発売日: 1994/01
  • メディア: 単行本
トンデモ予言者大集合

トンデモ予言者大集合

  • 作者: 山田 高明
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 1998/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
ノストラダムス予言集

ノストラダムス予言集

  • 作者: P.ブランダムール, 高田 勇, 伊藤 進
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1999/07
  • メディア: 単行本
 
↓「アルカトラズ」関係
アルカトラズからの脱出

アルカトラズからの脱出

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/09/08
  • メディア: DVD
奪還 DAKKAN-アルカトラズ-

奪還 DAKKAN-アルカトラズ-

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006/07/26
  • メディア: DVD
ルパン三世 アルカトラズコネクション

ルパン三世 アルカトラズコネクション

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: DVD
ザ・ロック 特別版

ザ・ロック 特別版

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: DVD

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