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ケータイ刑事銭形泪11話 [ケータイ刑事]

今回放送された物語は「花粉症にご用心! ~サラリーマン銀太郎殺人事件」。元ネタは「サラリーマン金太郎」ということは直ぐに分かる。が、登場するキャラはいかにも「ケー刑事」らしい名前が付けられている。(流石に「金太郎」という名前のキャラは登場しませんでした。)また、BS-iでの最初の放送は2004/3/14ということで、サブタイトルにあるように「花粉」が飛び始める時期になり、それをおもしろおかしく取り入れている。(花粉症の皆さん、対策は万全でしょうか?)このように、実にタイムリーな物語を生み出すのもまた「ケー刑事」の魅力であり、楽しいところでもある。(が、「花粉症」ということが使われたのは「銭形愛」でもありました。)

また、今回のBS-iの放送は、この第11話であるが、同じ時刻に放送されているCS・ファミリー劇場の方の放送も第11話となり、更には1st.シリーズの最後となる第13話まで一挙に3話放送されたことにより、逆転されました。(ファミリー劇場では、次週からは2nd.シリーズに突入です。)が、本ブログでは、BS-iの再放送に合わせて記していくことにします。(何せ、「銭形泪」はいつも長文となってしまうだけに、これを週に2本書くのはしんどいですから...)ということで、今回も長文となることを最初にお断りして、ネタバレありでスタートします。

自転車に乗って街中を走っている泪ちゃん。(自転車に乗っている姿は久しぶりですね。)で、缶飲料の自動販売機の前に自転車を停めると、お財布から小銭をとり出して、自販機にお金を投入する。で、4種類の缶コーヒーと、右端が缶ココアの5つが並んでいるボタン(この5種類はいずれも「あったか~い」とありましたが、まだ3月ですから、まだまだ暖かい飲み物が欲しい時期ですよね。)で「どれにしようかなぁ~」と迷っている泪ちゃん。左から順番に指さしていくと、右から2番目(コーヒーの中では一番右側)のコーヒーに決めて「よし」と言ってボタンを押そうとする。が、別の手が伸びてきて、右端のココアのボタンを一瞬早く押してしまう。後ろを振り返る泪ちゃんは「あーっ、五代さん!」ということで、ココアのボタンを押したのは五代さんでした。「何するんですか、勝手に押さないでくださいよ~」と不満げな表情を見せる。(ボタンを押す前の嬉しそうな表情といい、いつもながら実に表情豊かな泪ちゃんです。)が、五代さんは「コーヒーは大人の飲む飲み物よ。お子ちゃまはココアにしなさい」と、泪ちゃんを子供扱い。(でも、ココアの缶はしっかりと五代さんが手にしています。)「もう~、私はコーヒーが飲みたかったのに~」と泪ちゃん。そうしていると、くしゃみの音が聞こえる。くしゃみをしたのは花粉症対策の眼鏡とマスクをして、黒い帽子を被りマントを羽織った怪しげな男であり、「コーヒー買いたいんだけど、どいてくんない」と言う。で、その男に譲る泪ちゃん。ここで「すいません」と一言いう泪ちゃん。マナーはしっかりと身につけています。で、男はくしゃみをしながら缶コーヒーを買うと去っていく。五代さんは「ドラキュラになりそこねた...」なんてことを言っているが、実に怪しげな格好をした男であった。更に、続いて今度は鉢巻をした男が同じ自販機にお金を入れて缶コーヒーを買う。で、缶コーヒーを手にすると「よっしゃあ!」と気合いを入れる。(何の意味があるの?買いたかった缶コーヒーを手に入れた喜びの表現としたらオーバーですし... 五代さんと同様の熱血派の人間なんですね。)

で、鉢巻の男がいなくなったので、泪ちゃんは「やっと買えますよ」と、改めて缶コーヒーを買おうとして自販機の前に立つが、釣銭口におつりがあることに気がついた。で、そのおつりである30円を手にすると、鉢巻をした男の後を追いかけていく。僅か30円とはいえ、それをネコババしないところはやっぱり警察官(純粋な高校生でもある)です。(好感が持てます。)「おつり、忘れてますよ」と鉢巻の男に向かって言うが、鉢巻の男はそれに気づかずに側にあったビルに入っていく。で、「ひとっ走りしますよ」と言って鉢巻をした男が入っていったビルに泪ちゃんも入っていく。五代さんは「流石、警察官のだね」って言って泪ちゃんの後を追う。が、当然でしょうが...

ビルに入ると、いきなり「花粉症にご用心」という注意書きの立て札がある。で、警備員はマスクをしているがくしゃみをしているし、受付には箱ティッシュがずらりと並んでいて受付嬢も花粉症対策の眼鏡とマスクをしている(で、何故か鉛筆を削っている)し、歩いている従業員もくしゃみをしている。ということで、この会社は社員の殆どが花粉症というとんでもない会社の様です。(でも、「花粉症」を理由にして採用/不採用の決定なんて出来ないですから、花粉症の人が集まっても不思議ではないですが...)また、泪ちゃんが追っている鉢巻の男はエレベーターの中へと消えてしまう。で、泪ちゃんは受付嬢に尋ねと、「いぶし銀の銀チャンのことですか?」と答えてくれた。ということで、彼はこのトヤマ建設の期待のホープで熱血・サラリーマン銀太郎ということだった。

で、彼のオフィスに足を運んだ泪ちゃんと五代さん。壁には人体の嗅覚器のイラストを記したポスターや眼鏡とマスクのイラストのポスターが貼ってある。(「花粉症対策グッズの紹介」とある。)また、社名の「トヤマケンセツ」にちなんでなのか、花粉症に対して「まらない ってられない た花粉 っけっけっ っんっんっ きがでる らい季節がやってきた」という標語が壁に貼ってある。(さすがは「ケー刑事」です。拘るところはしっかりと拘っています。が、花粉症ならばそんな標語を見るだけで嫌になると思いますが...)社員たちはここでもまた鉛筆を削っている。で、泪ちゃんは「うまく削れると出世するんですかね?トヤマ建設は?」とボケてくれます。(そうだったら面白いのですが...)→最近はシャーペン全盛となり、鉛筆を使うことが少なくなっていますが、皆さんはナイフ(カッターナイフでもいいでしょう)で鉛筆を綺麗に削ることは出来ますか?(また、安全に使うことは出来ますか?(こちらの方が問題なのかもしれませんね...))

一人の社員に銀太郎のことを尋ねる泪ちゃん。それに答えたのは中年の社員であり、「今、うがいしてるっぺ」と訛りたっぷりの口調で答えてくれた。(名前は「サラリーマン太郎(えんたろう)」)で、五代さんが彼の訛りに反応してちょっとした会話を始める。そうしていると、鉛太郎の奥に座って鉛筆を削っている2人の社員(一人は外人さん(「鉄は国家なり」が口癖)、もう一人は眼鏡の男(「どうしよう」が口癖))が大きくくしゃみをする。「何が始まったんですか?」と泪ちゃん。すると、外人さんが立ち上がり「ちょっと、花粉ばらまかないで下さい」と注意する。彼の名前は「サラリーマン太郎(てつたろう)」で、またも大きなくしゃみを... 更に、もう一人の眼鏡の男もくしゃみをしながら「どうしよう...」と言っている。(彼の名前は「サラリーマン太郎(どうたろう)」)鉄太郎と銅太郎は杉花粉症ということで、まさに辛い時期の真っ直中であった。で、泪ちゃんは銅太郎の声から、彼ががさっき自販機でコーヒーを買ったマントの男だと気づく。そこに銀太郎が戻ってくる。で、泪ちゃんは「これ、おつりです。忘れてましたよ」と30円を手渡す。銀太郎はそれをしっかりと握りしめると「申し訳ない。どうもありがとう」と、泪ちゃんにお辞儀をしてお礼を言う。(礼儀正しい青年です。)泪ちゃんも「いえ。」と、当然のことをしたまで、という表情を見せる。(全く自慢そうにしないところがまたいいですね。)

で、五代さんは先ほどの鉛太郎の影響なのか、「用が済んだら帰るだっちゃ」と訛り言葉を使う。(が、泪ちゃんもそのノリに合わせて)「了解だっぺ」と敬礼をしながら言う。(泪ちゃんも弾けてこういうことをしてくれるので、とても親しみが持てます。)更に「今日はへなまつりづら。へなあられ買ってけろ」と、泪ちゃんは早速食べ物のおねだりです。が、「へなあられは自分で買うっぺ」と五代さん。「お願いだっちゃ」と明るい表情でお願いする泪ちゃんでは五代さんは落とせませんでした。(それにしても、ここでも本当に豊かな表情を見せてくれる泪ちゃんです。)

が、泪ちゃんはゴミ箱に丸められた紙が気になったのか、それを取り出して読む。「亡き我が友・銀太郎君よ」と書いてある。で、銀太郎の方を振り返ると、彼は先ほど買った缶コーヒーを口にしたところだった。が、突然苦しみだし、鉛筆をしっかりと握りしめると、その場に倒れ込んでしまった。泪ちゃんと五代さんが慌てて駆け寄り、五代さんが調べると「死んでるぞ」。鉄太郎と銅太郎は慌てて警察を呼ぼうとするが、冷静な泪ちゃんが「動かないで、警察です」とここでは学生証とは間違えずにしっかりと警察手帳を見せる。(先ほどまでの楽しんでいる泪ちゃんから一変して、厳しい顔つきになっています。)で「警視庁から入電中」(現場はやはり港区でした。)ということで、銀太郎の事件の捜査を開始せよ、となる。(そういえば、泪ちゃんの自転車は、自販機の側に置いたままになっていますね。鍵を掛けた様子は無かったので、大丈夫でしょうか?(と余計な方に気が回ってしまいます。))

柴田さんの鑑識の結果、毒殺ということで、口元からほのかに漂うアーモンド臭により、青酸カリの可能性ということでした。で、「缶コーヒーか」と五代さん。泪ちゃんは「その缶コーヒーは先ほどあの自販機で買われたものに間違いないですよね」ということで、五代さんは「無差別殺人か?」と慌てる(一つ間違っていたら、泪ちゃんが…、って、想像力は豊かな五代さんです。)が、泪ちゃんは「そんなことはあり得ませんよ」と冷静に切り捨てる。で、先ほどゴミ箱から拾った紙にあったメッセージの内容から考えて、社内に犯人がいて、缶コーヒーの飲み口に毒を塗ったものだと推理する。それを受けた五代さんは「銅、鉄、鉛の3人の中の誰かが犯人ということじゃないか」と言って、3人の事情聴取が始まる。

最初に事情聴取を受けたのは太郎であった。(くしゃみをしながら「どうしよう」という口癖を言っている。(「銅しよう」と記した方がいい?))五代さんは、「黒い帽子とマントで変装して、毒の付いた缶コーヒーを自販機の取り出し口に置いただろう」って、外回りの後に銀太郎があの自販機で缶コーヒーをいつも買うことを知っているから、と言っても、自分のすぐ後に買うかどうか、しかも、購入する銘柄も場合によっては変えることもあるでしょうから、銅考えても、もとい、どう考えてもその推理には無理があると思いますが... (でも、これが五代さんらしい所なんですよねる)尚、マントは銅太郎の花粉症対策であった。で、彼は犯行を否認する。そこに、鑑識・柴田さん登場し、缶コーヒーの中身、飲み口に毒物反応はなかったと報告する。が、被害者の机の中にあったマスク(「キング・オブ・マスク」という名前のマスク)から青酸カリが検出され、更に、そのマスクが入った袋には鉄太郎の指紋が付着していたということだった。

で、太郎に対する事情聴取が始まる。いきなりくしゃみをする鉄太郎。(彼の口調は「…なり」と言うものであり、これは「キテレツ大百科」のコロちゃんの口調ですね...さては、アニメ「キテレツ大百科」のマニアなのか?)マスクの袋から彼の指紋が検出されたと言うことから五代さんが責めるが、それは鉄太郎が先週銀太郎に頼まれて買ってきたものだったことが分かる。当然のように犯行を否定する鉄太郎。更に、泪ちゃんが「そのマスクは新品であり、そのマスクはまだ使っていない。よって、毒が仕込まれていても死因にはならない」と五代さんの考えを完全に否定する。で、「何で使っていないの?」と疑問に思う五代さんに対して、鉄太郎は、銀チャンはまだ花粉症の症状が出ていないから、と教えてくれる。そう、銀太郎は檜の花粉症ということだったのである。で、五代さんは「花粉症じゃない奴が犯人だ」と、どういう理屈なんでしょうか?(でも、この台詞が後の物語にも繋がるというのは「ケー刑事」らしい所です。)

続いて、太郎の事情聴取が始まる。動機は転職組である後輩の銀太郎に先に課長に昇進したことだと五代さんは決めつけて鉛太郎に問いただす。が、鉛太郎はきっぱりと犯行を否定する。(相変わらずの訛った口調であります。)が、泪ちゃんが鋭い所を突く。「銀太郎が亡くなった時、鉛太郎は部屋にいなかったが、何処にいたのか?」ということを尋ねたのである。(それにしても、泪ちゃん、いつもながらしっかりと周囲の状況を観察しています。)が、答えは「トイレ」ということだった。

捜査会議(と言っても、泪ちゃんがじっくりと整理しながら考えていて、五代さんは何のためにいるのか?というようなものですが...)。泪ちゃんは整理して順番に考える。そして、この事件には「3つのキーワード」がある、と言う。まずは「花粉症」:犯人は銀太郎の花粉症を利用して殺そうとした。2つ目は銀太郎が握りしめていた「鉛筆」:ダイイング・メッセージを残そうとした。(→銀太郎は犯人を知っていたということになる。)3つ目は「ゴミ箱から拾ったメッセージ」:これは葬式における友人代表の弔辞のメッセージであり、犯人は銀太郎の友人であり、葬式で挨拶をしてもおかしくないぐらい親しい関係にある。で、そこに記してある「3月3日のひな祭りの日に旅立つなんて」という所に何かを感じた泪ちゃんは「潤む、悪の雫

受付嬢に話を聞いている泪ちゃんと五代さん。彼女もやはり花粉症であり、目を洗浄するキットほツカイながら答えている。銀太郎はひな祭りの今夜(ということで、今日は3/3ということです。)に得意先の専務のお嬢さんと見合いをする予定になっていたという。それを聞くと、五代さんは「出世を狙った政略結婚ですか?」と尋ねる(こういう発想は素早い五代さん!)が、「は・ず・れ」だった。彼女はこのトヤマ建設の得意先の秘書であって、彼女が専務の娘と知る前から銀太郎は彼女のことゑ気に入っていたというのであった。で、彼女はビューティフルでみんなのマドンナだったと言う。で、五代さんは「その見合いを阻止したいと思う男がいてもおかしくない」と、こういう発想も相変わらず素早いです。また、彼女の元彼がこのトヤマ建設にいて、それは鉄太郎だった。(小ネタで、受付嬢がくしゃみをするところはお約束ですが、それを受けた泪ちゃんの表情が何とも言えません。)

で、「犯人はだった」と、五代さんの短絡思考はいつもの通りで、鉄太郎の事情聴取が再開される。(当然、くしゃみで始まる。)「今日は席を立たずに一心不乱に鉛筆を削っていたので、どうやって殺したのか?」と言う鉄太郎。それにしても「鉛筆を削る」のが仕事って、どういう建設会社なんでしょうか?設計する技術者が制す背をするのに使う鉛筆を用意するという部署なのでしょうか?で、鉄太郎は新しい彼女が出来たということを告白し、その写真を見せる。泪ちゃんはその写真を見ると「おーっ、ビューティフル」と夢見る乙女の目になっている... (その彼女とは、あの受付嬢でした。)で、「銀太郎を殺す理由は無い」と改めて犯行を否認する。で、お約束の大きなくしゃみをする。(鼻水が五代さんにかかる。で。机の上にあった箱ティッシュからティッシュをとり、それで机の上を拭く泪ちゃん。その表情がまたもいいものを出しています。→コミカルなお芝居もすっかり板に付いた黒川さん、本当に豊かな表情を見せてくれます。)で、五代さんはブタクサの花粉症だということを口にして、その辛さは理解できるということを話す。→五代さんが「ブタクサの花粉症」になったというのは「銭形愛・2話」でしたね。(でも、「・2話」と今回の「・11話」は、監督も脚本も別の人です)が、忘れずにちゃんとそういうネタを引っ張ってきてくれるので「ケー刑事・ワールド」は一つに繋がり、大きくなってくれます。

トヤマ建設の1Fのロビー。泪ちゃんが五代さんに対して冷やかし気味に「花粉症だったんですね~。しかもブタクサの...」と言う。五代さんは「俺だって、好き好んで花粉症になった訳じゃない」と言うが、確かにそうでしたね。(「・2話」)捜査の過程においてブタクサの花粉症になってしまったのでした。で「ブタクサなんて地球上から消えてしまえばいいんだ」と、その気持ちは分かります。が、花粉症とは関係ない泪ちゃんは「大変ですね~」と同情的になるが、「でも、そのわりには全然花粉症の症状が出ていませんね」と素直な気持ち口にする。が、五代さんは「お前、何も知らないんだなぁ。ド素人が」と冷たく言い放つ。「どういう意味ですか?教えてくださいよ~」と泪ちゃん。が「教えません」と五代さん。しかし、ここで閃いたのか、「よし、分かった」と言って「ブタクサの鳴きまねをしてもらいます」と泪ちゃんに言う。→あの~、「ブタクサ」って植物なんですけど... が、泪ちゃんは「うぇ~ん」と始めると五代さんに背を向け、オーバーアクションで「うぇ~ん、五代さんの意地悪~」更に「豚の鳴きまねなんて酷いよぉ~、うぇ~ん」と今回は大泣きです。で、ビルの表にいる通行人までもが泪ちゃんを見ている。→五代さんは「ブタクサ」と言ったのを泪ちゃんは「」と解釈している泪ちゃん。「ブタクサは植物です」という五代さんを小馬鹿にする戦法には出ませんでした。 で、「豚の鳴きまねはしなくていいから」と五代さん。が、泪ちゃんはまだ「うぇ~ん」で、「ひなあられ買ってあげるから、泣き止んで」と五代さん。で泪ちゃんは「うぇ~ん、本当ですか~?」とまだ泣いている。「じゃあ、教えてくださいよ」と、まだ泣きながら言うと、五代さんは語り始める。「ブタクサは9月がピークなんだ」で、泪ちゃんの表情が変わり、「ほぉ~」と言って笑顔を浮かべて五代さんの方を振り返る。(泣きの表情から笑顔へと、本当に泪ちゃんの表情は豊かです)で、五代さんは「嘘泣きか~」とまたも泪ちゃんの策にはまってしまいました。(それだけ泪ちゃんの「嘘泣き」というのも上手いということにもなりますが...)

泪ちゃんは冷静に「は今の季節で、はもうちょっと先、ブタクサは秋なのか」と、花粉症のことを少しは理解しました。で、五代さんは「何にも知らないで、この花粉症ド素人が」と怒りの表情をするが「すいませんね~、花粉症素人なもので...」と泪ちゃんもしっかりと返します。(が、「花粉症」については泪ちゃんのように「素人」の方が絶対にいいですよね)で「花粉症素人」という言葉で閃いた泪ちゃん。携帯で事件の現場写真を見て「謎は解けたよ、ワトソンくん

ここで、「花粉症」についての説明を入れることにします。(やっぱり「ケー刑事」は勉強にもなります。)「花粉症」はある種の花粉を吸入すると起こるアレルギー性鼻炎で、春先は杉、春になると檜、初夏にはオオアワガエリ、秋にはブタクサ、ヨモギ、稲などが主な原因となる。また、日本では「杉」花粉症が一番多いが、アメリカでは「ブタクサ」花粉症が一番多い。ちなみに、ブタクサは北米原産の帰化植物であり、都会の荒地に多く群生している菊科の植物である。(ということは、五代さんの花粉症はアメリカナイズドされているということに...(高村さんならまだ分かりますが... って、この物語の時には、高村さんはまだ登場していませんが...))

夜、外はすっかり暗くなっている。それなのに、部屋の天井照明を付けずに机の上に置かれた電気スタンドの明かりだけで鉄太郎、銅太郎はまだ鉛筆を削っている。(残業までして鉛筆を削るって、この会社はどういう仕事をしているのでしょうか?)鉛太郎は先に帰宅しようとして立ち上がる。が、泪の雫が鉛太郎の額に落ちてくる。で、ストラップが飛んできて、網になる。「泪の裏には悪の影。…」泪ちゃんの口上が決まり、「私の泪で溺れなさい!」から確保へ。「サラリーマン鉛太郎、あなたが銀太郎さんを殺した犯人ですね」と、いつもの泪ちゃんの厳しい口調で語る。が、「なしておらが犯人なんですか?」と鉛太郎。「銀太郎さんが残したダイイング・メッセージはあなただったんですよ」と泪ちゃん。その説明は「鉛筆の芯は、つまりあなたです」で、五代さんが補足して「何かを書き残そうとしたんじゃなくて、鉛筆自体がダイイング・メッセージだったんだよ」って、ストレート過ぎると思いますが、苦しんでいる中で思いつくとしたらこういうものというのは妥当なものということなんでしょうね。(少なくとも、そういう経験は無いので、よく分かりませんが... →「犯罪心理学」を学ばなければなりませんね。)

で、「鉛太郎は今夜の銀太郎とマドンナの見合いを阻止したくて、銀太郎を殺したんです。」と泪ちゃんは続ける。が、鉛太郎はマスクから指紋が出たということと、マドンナの元彼ということなので、鉄太郎が犯人だと主張する。しかし「いいえ、銀太郎さんを殺したのは、鉛太郎さん、あなたです。」と再度きっぱりと言う泪ちゃん。(クールな表情がカッコイイ!)その説明として更に続けて語る。先週から鉄太郎と銅太郎に花粉症の症状が出始めたのを知った鉛太郎は、鉄太郎が銀太郎に頼まれて買ったマスクに毒を仕込んだ。(これは、あわよくばマドンナの元彼の鉄太郎に罪をなすり付けるという狙いがあった。)が、惚ける鉛太郎。で、泪ちゃんは更に説明をしてくれる。銀太郎は檜の花粉症で、毎年4月から始まるのに犯人はそれを知らなかったということで、「花粉症の素人」である。(五代さんが「トヤマ建設」で花粉症じゃないのは鉛太郎一人だと、調べて語ってくれた。)で、銀太郎はなかなかマスクを使わない。が、今日の見合いの前までに殺したかった鉛太郎は業を煮やし、外出したら直ぐにうがいをする銀太郎の花粉症対策を利用しようとした。で、銀太郎が無くなる前に洗面所に行ったのは鉛太郎だけであり、銀太郎のうがい薬の入れ物から鉛太郎の指紋が検出されたと証拠を突きつける。が、鉛太郎は「借りただけ」と言い逃れをして「毒でも出たのか?」と逆に尋ねる。これには「いいえ」と泪ちゃんが答えるが、「これに毒を入れたのじゃない、コップに毒を入れたんです。で、そしてそのコップは直ぐに洗った」と続ける。が、鉛太郎は「証拠は無いけんね」と犯行を認めない。泪ちゃんは「アナタは今、うがい薬を借りてうがいをしただけ、と言いましたよね」と確認するように言うと、鉛太郎は「ああそうだ、間違いなくうがいしたずら」とこれは認める。が、泪ちゃんは「それは嘘です」ときっぱりと言う。で、銀太郎が亡くなる直前に鉛太郎が吸っていたタバコの吸い殻を証拠として、ここからうがい薬は検出されなかった、と言うと、鉛太郎は目が泳ぎ出す。

「アナタはまだ青酸カリを隠し持っているんじゃないですか」と泪ちゃんが指摘すると、慌てふためく鉛太郎に対して「動くな!」と五代さん。で、身体検査をすると上着のポケットから青酸カリが発見された。で「ばれたっぺ」と鉛太郎。で、挨拶文を用意したことを後悔する。それは泪ちゃんがゴミ箱から見つけたメッセージのことであり、葬式に来るはずだったマドンナの前で標準語で話せるように練習しようとしたために用意したものだった。(それにしても、こういうものを会社のゴミ箱にさりげなく捨てるのが失敗ですよ。捨てるなら他の場所に捨てないと...)で、五代さんが鉛太郎に手錠を掛けるが、それを見ている泪ちゃん、いつものようにやりきれないという表情を見せてくれます。(本当に泪ちゃんは表情が豊かです。→黒川芽以さん、やっぱり上手い!)

事件解決後、朝日の中、川辺を歩いている泪ちゃんと五代さん。「たいしたものですね、俺の推理」と自信たっぷりに言う五代さんに対して「五代さん推理なんてしてましたっけ?」と泪ちゃん。だが「花粉症じゃない奴が犯人だって、ビタッと当てたじゃないか」と誇らしげに語る五代さん。「あれは当てずっぽうじゃないですか」と、泪ちゃんもしっかりと返しますが「当てずっぽうでも何でも当たれば大変なもんですよ」と五代さんも負けてはいない。でも、三択クイズじゃないのですから、ちゃんと動機やトリックを見抜かないといけませんよ。でも、泪ちゃんの頭は食欲のことに繋がっていました。で、「約束のひなあられ」を催促する泪ちゃん。で、しっかりとそれを渡す五代さん。「うわ~い、すご~い、超いっぱい、ありがとうございます」と満面の笑みを浮かべる泪ちゃん。(お礼の言葉もちゃんと忘れていません。→こういう素直で礼儀正しいところがあるだけに、ちょっと生意気な泪ちゃんに心を奪われてしまうんですよね...)で、「私からのお返しです」と持っていた紙袋を五代さんに渡す泪ちゃん。「若いのに気が利くねぇ」と五代さん。で、紙袋の中には花が入っていた。「綺麗な花だねぇ」と気に入った様子の五代さんに対して、泪ちゃんは「見たこと無いと言っていたから、一生懸命探したんですよ。五代さんのにために、そのブタクサを」すると、「こんなものいらねぇ」と泪ちゃんに花束を投げ返す五代さん。しかし泪ちゃんはそこまで酷い人間ではありません。笑いながら「嘘ですよ~、ブタクサじゃなくてソリダコという花なんです」(第一、3月に「ブタクサ」は花を咲かせません)が、泪ちゃんがくしゅんとくしゃみを始める。で、五代さんは「ソリダコ花粉症か?」とツッコミを入れる。「違いますよ~」と泪ちゃんは言うが、くしゃみの連発は止まりません。で、涙目で「もぅ~」(ということで、今回の泪ちゃん、本当に最後まで実に様々な豊かな表情を見せてくれました。)

鑑識メモ。花粉症の苦しみを知らない柴田さん。一度で良いからその苦しみを味わいたいと言って、ソリダコの花をかいでいると言う。でも、花粉症の苦しみは経験しない方がいいと思いますが...

尚、これは先週も記したが、4月からはBS-iで放送中の「ケータイ刑事 銭形雷」の放送は、毎週土曜日の23:00~ に移動となります。つまり、今度の日曜日(26日)が、日曜としては最後の放送です。(その次は4/1の放送となります。)注意しましょう!

関西地区では、今週末の3/25から「ケータイ刑事 THE MOVIE」が公開になります。(見ないと逮捕されますよ!)

更に、4月からのBS-iでの再放送は、放送枠が日曜朝10時からに移動となります。(4/2からです。)こうなると、土曜夜に移動する「銭形雷」と本作、更には日曜朝の特撮ヒーロー作品について、どのようにしましょうか...(迷います。)

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
 
 
↓「愛・2話」はこちらです
 
ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD
 
↓サントラ盤です。
 
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
 
↓劇場版の主題歌です。
 
ヒコーキ雲

ヒコーキ雲

  • アーティスト: 黒川芽以, 丹羽多聞アンドリウ, 遠藤浩二, 沢田聖子, 林有三
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
 
↓「銭形泪」の第3クール(2nd.シリーズの後半(=DVD BOX3))の主題歌はこちら
 
泪の海

泪の海

  • アーティスト: 黒川芽以, 丹羽多聞アンドリウ, 遠藤浩二, ASSASSIN, 古澤衛
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2005/04/20
  • メディア: CD
 
 
↓「サラリーマン金太郎」関係です。
 
サラリーマン金太郎パート1(1)~(6)

サラリーマン金太郎パート1(1)~(6)

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2002/04/24
  • メディア: DVD
サラリーマン金太郎パート2(1)~(6)

サラリーマン金太郎パート2(1)~(6)

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2002/05/22
  • メディア: DVD
サラリーマン金太郎3(1)~(6)

サラリーマン金太郎3(1)~(6)

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2002/06/26
  • メディア: DVD
サラリーマン金太郎 (1)

サラリーマン金太郎 (1)

  • 作者: 本宮 ひろ志
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 文庫
サラリーマン金太郎 (1)

サラリーマン金太郎 (1)

  • 作者: 本宮 ひろ志
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1994/12
  • メディア: コミック
サラリーマン金太郎 金太郎入社編 1 (1)

サラリーマン金太郎 金太郎入社編 1 (1)

  • 作者: 本宮 ひろ志
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2001/03
  • メディア: ムック
映画サラリーマン金太郎

映画サラリーマン金太郎

  • 作者: 本宮 ひろ志, 原田 菜緒子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 単行本
サラリーマン金太郎・セットBOXサイン入りセット [1~21巻]

サラリーマン金太郎・セットBOXサイン入りセット [1~21巻]

  • 作者: 本宮 ひろ志
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2000/03/23
  • メディア: コミック
 
↓「キテレツ大百科」関係
 
キテレツ大百科 DVD BOX 1

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  • 出版社/メーカー: AMC受託その他メーカー
  • 発売日: 2003/03/26
  • メディア: DVD
 
キテレツ大百科 DVD BOX 2

キテレツ大百科 DVD BOX 2

  • 出版社/メーカー: AMC受託その他メーカー
  • 発売日: 2003/08/27
  • メディア: DVD
キテレツ大百科 DVD BOX 3

キテレツ大百科 DVD BOX 3

  • 出版社/メーカー: AMC受託その他メーカー
  • 発売日: 2004/01/28
  • メディア: DVD
キテレツ大百科 (1)

キテレツ大百科 (1)

  • 作者: 藤子・F・不二雄
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1995/04
  • メディア: 文庫
キテレツ大百科 [少年向け:コミックセット]

キテレツ大百科 [少年向け:コミックセット]

  • 作者: 藤子不二雄
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • メディア: コミック
新キテレツ大百科 1 (1)

新キテレツ大百科 1 (1)

  • 作者: 藤子 不二雄F
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1989/11
  • メディア: 新書
 
 
↓「花粉症」に関する書籍です。
 
鼻の病気はこれで治せる―鼻づまりや花粉症の悩みもスーッと解消!

鼻の病気はこれで治せる―鼻づまりや花粉症の悩みもスーッと解消!

  • 作者: 石井 正則
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本
鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎と花粉症〈2005年版〉

鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎と花粉症〈2005年版〉

  • 作者: 鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会
  • 出版社/メーカー: ライフサイエンス
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本
花粉症―対策と治療法

花粉症―対策と治療法

  • 作者: 順天堂大学医学部
  • 出版社/メーカー: 学生社
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 新書
花粉症の長期戦略と短期療法

花粉症の長期戦略と短期療法

  • 作者: 山西 敏朗
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 文庫

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