ケータイ刑事銭形零15話(2nd.2話) [ケータイ刑事]
五代さんが復帰しての2話目となる今回の物語は、前回に続いて「クイーン女優」の宝積有香さんが連続して登場。（前回とは別の役）「銭形雷」の9話と10話が全く同一のゲストで別物語ということが行われたが、その原点はこの回にあります。
ところで、4月からの「銭形雷」の放送は、日曜日ではなく土曜日に放送枠が移動（時間は23:00～）しますが、この時期は「改編」の嵐が吹いています。で、MBSの「銭形零」の放送も来週はお休みで、次回（「怪人六面相」）は4/4の深夜となります。まあ、今週末からは関西（京都、大阪）でも劇場版が公開になりますし、ON AIRが1週間空きますが、その分は「劇場版」を見ましょう。
警視庁、五代さんが水を紙コップに注いでいる。コップには「五代ONLY」とあり、「れい」「鑑識部柴田太郎」と書かれた紙コップが横にある。ということで、こういうところはきっちりとしています。（が、自分のコップぐらい用意していないの？）そこに零ちゃんが眠そうな顔をしてやってくる。「πの計算を10億桁までしていたら徹夜になった」ということで、「スーパーコンピューターには勝てない」って、スパコンに勝とうと思っていたなんて、相変わらず末恐ろしい中学生です。で、机の上にペットボトルに入った水を見て「私もお水飲みたい」とてを出すが、五代さんが待ったをかけて「水道水を飲みなさい」と言って、ペットボトルの水を大事そうにする。で「けち」と零ちゃん。「けちで結構」と五代さん。零ちゃんがペットボトルをよく見ると、それは「赤坂の雫」というもので、「ダイエットクイーン・細井美々華（ほそい・びびか）のすいすい痩せるダイエット水」とある。（またまた胡散臭い名前です。）これはとても高い水（2リットルのペットボトルが1本10万円）であったのである。五代さんは一週間で5kg痩せないといけないと言うが、それは彼女の誕生日だった。「神無島の？フィリピンパブの？」と零ちゃん。更に「愛の二次方程式を解くのは難しいですよ。早く一次方程式にした方がいいと思います」と、現役中学生らしく、純粋な零ちゃんです。で、五代さんのことを見損なったと言うが、それは二又のことではなく、「痩せたいなら努力しなきゃ。こんな水に頼って楽しようなんて、最低です。」と、いいことを言ってくれます。（でも、本当に中学生なの？）
そこに「警視庁から入電中」ということで、港区赤坂で殺人予告事件が発生したということだった。狙われたのはダイエットクイーンの細井美々華。それにしても、前振りとは言うものの、いつも話題にしていることが事件となるのだから、これは予知能力に近いものがあるのでしょうか？また、警視庁においては何の話題にも触れなければ、少なくとも事件の発生は減るのかも？（→そうなったら物語が成立しなくなる...?）
現場に向かった零ちゃんと五代さん。「赤坂COビル」の8Fに細井美々華オフィスはあった。（看板には「毛呂井建設」「出鱈目会計事務所」というものまで記されている。）通報したのは美々華の双子（一卵性双生児）の妹で細井華奈（ほそい・かな）だった。が、「似ていない」と五代さん。（この時、「零ちゃんたち姉妹も似ていない」との発言は、四姉妹全員とコンビを組んだからの台詞です。）確かに、「一卵性」だったら似ていなければなりません。（尚、二卵性双生児の場合は、男女という場合もあるが、一卵性双生児の場合は必ず同性になります。）が、「赤坂の雫」の使用前／使用後ということでした。
で、殺人予告状を受け取り、それを読み上げる零ちゃん。「太った男より」ということで、「赤坂の雫」の効果が得られないということからの恨みに思い、今日中に殺す、というものだった。また、マスコミにも脅迫状が届いていて、美々華はマスコミに対して記者会見を行っていた。が、「赤坂の雫」だけを飲んでダイエットをしていた人が何人も栄養失調で倒れていたということが発生しており、マスコミは追求している。そんな中、マスコミに紛れて柴田太郎が質問をする。「スリー・サイズを教えてください。好きな七三の比率は？好きな眼鏡は金縁？」（何を質問しているんだ、こいつは...）で、他のマスコミ取材陣からほっぽり出されてしまう。で、零ちゃんと五代さんに捕まり、柴田は「細井美々華の追っかけ第一号」だったと白状する。→それにしても、柴田は何にでも手を出すマニアですねぇ...
マスコミの追求は続く。「赤坂の雫」の成分を分析した結果を示し、水道水だという結果が出ていた。（疑惑を追及するマスコミは、こういうようにちゃんと調べてから追求しなければなりません。）で、水道水を1本10万円で売るのは詐欺だ、と詰め寄る。で、華奈が「ここまでにしてください」と会見を打ち切ろうとする。が、美々華は「気」を送り込んでいて、科学的な検証は出来るはずがない、と開き直る。で、「赤坂の雫」1本だけで一週間ここに籠もり、より美しくなった姿を見せる、と言う。（１本ということは2リットル。しかも、この部屋には食料は何もない。）「外で見張っていますよ」と言うマスコミを追い払う美々華。それを見た五代さんは「僕は信じてます」と、美人を前にするといつもの調子。更に柴田は「僕は愛しています」とどさくさに紛れて...
美々華のことを心配する華奈。五代さんは脅迫状のことだと解釈するが、零ちゃんは2リットルの水で一週間ということに引っかかっていた。「かなり生命に危険が及ぶ行為」と零ちゃんが言うように、一週間で2リットルとなると一日当たりは300ml弱ということになり、これでは生命維持は難しくなります。が、五代さんは「赤坂の雫」の中には栄養がたっぷり入っている、と安心しているが、華奈が「入っている訳ないじゃないですか」と言って、「ただの水道水」だということを告白する。で、五代さんはショックで「清里の里から飛び降りたつもりで10万も払った」と言うが、柴田が「清里ではなく清水、県が違う」とフォロー。（「清里」は山梨県北部で清里高原のこと。尚、「清里町」というのは山梨県ではなく、北海道にある町です。（網走支庁斜里郡の町です。）→やっぱり「ケー刑事」色々と勉強になります。）で、華奈は詐欺の動機を語る。幼い頃から貧乏で、そこから抜け出すために全身美容整形を美々華が行い、水を売り出した、ということであった。で、美々華にこんなことを止めさせようとして、美々華のいる部屋に入っていく。
華奈が部屋に入り、少しすると、その部屋（お水の間A）から悲鳴がする。零ちゃんたちもマスコミも部屋に駆けていき入る。華奈は窓から外を指して、太った男が金属バットで美々華を遅い逃げていった、と証言する。で、窓には縄ばしごがかかっている。ということで、零ちゃんと五代さんは華奈と共に逃げていった男を追う。太った男は迷彩柄のダウンジャケット、緑色の帽子、サングラスという特徴であることを語る華奈。しかし、零ちゃんたちが追っていると、次々とそれらが道に落ちていた。更に血痕のついた金属バットも落ちていた。五代さんは凶器に間違いないと判断する。零ちゃんは「増せり、悪の数字」
現場で美々華の検死をする柴田。死因は撲殺であった。が、零ちゃんは太った男が犯人なのか疑問に持つ。俊敏なだけでなく、金属バットを持ち、服を脱ぎながら走ったと言うことが零ちゃんには引っかかっている。で、「正しい答えを出すには計算が一番です」と零ちゃんは五代さんに協力してもらって実験をすることにする。で、五代さんは「体育会系ここにあり」というところを見せようと張り切っている。が「保険に入っていますか？」と零ちゃん。でも「俺は不死身だ」と五代さん。で、運動会のスターターのピストルを手にした零ちゃんが「よーい、スタート！」五代さんは縄ばしごを上り始める。が、数段上ったところで縄ばしごが切れてしまい、五代さんは転落してしまう。「腰打った」と五代さん。だけど零ちゃんは「計算通り、縄ばしごは5段目で切れてしまいました」と「重量制限80キロ」と書かれた注意の札を見せながら「5キロオーバーでしょう」と五代さんの体重を知っていました。→高村さんの時も「私生活もサポートします」と言っていた零ちゃん。早くも五代さんの私生活もサポートということなんですね...
で、五代さんでも切れてしまうのに太った男が縄ばしごを上り下りするのはおかしい、ということで、これらは華奈の作り話で、美々華を殺したのは華奈と零ちゃん。しかも、ダウンジャケットなどのトリックも説明する。が、華奈は「証拠は？」とくる。で、「金属バットの血痕は美々華のではない」と零ちゃん。そこに「♪僕に解けない証拠はない」と「バーボン刑事のテーマ」の替え歌である「鑑識刑事」の着メロで柴田からの電話が入る。金属バットの血痕は被害者と一致、ということで「えっ？」と零ちゃん。華奈は「私は犯人ではない」と言い切る。
再び現場となった水の間。五代さんはいつものように零ちゃんの推理を貶す言葉を浴びせかけるが、零ちゃんは、美々華の血痕をハンカチか何かに付けておいて、それを金属バットに塗りつけた、と推理する。で、凶器は金属バット以外のものということに。で、その凶器はまだ部屋になるということ、更に、柴田の報告で重さは2キロ以上あるものと判明する。で、部屋の中を探す三人。が、部屋にあるのは絨毯と空のペットボトルだけだった。が、五代さんが「謎は解けたよ、銭形くん！」（だけど、零ちゃんに「ひねりがない」と一蹴されてしまいます...柴田もこれに同意する。）「犯人は痩せた男」ということで、ブカブカのダウンジャケットを着ていて華奈が見間違えたのだ、とお馴染みの迷推理を披露する。が、零ちゃんは相手にしません。で、絨毯にある血痕を見て「レレレ」。更に絨毯の裏側を見て「謎は解けたよ、ワトソンくん」
水の間に入ってきた華奈。部屋にあるディスプレイに零ちゃんが映り、ナゾナゾを出題。（いつの間にそんな撮影をしていたのですか、零ちゃん？）が、答えられない華奈。鐘が響き、ストラップからチェーンが飛んできて華奈を捕らえる。「午前零時の鐘の声。…」零ちゃんの口上が決まり、「わらわの暗算、解いてみよ！」から確保へ。で、「犯人はあなたです」続けて凶器について語り始める。五代さんが空のペットボトルを持ってくるが、華奈は「そんな軽い物では人は殴り殺せるはずがない」と言うが、「中に水が入っていたら」と言って、五代さんが構えた板を水が入ったペットボトルでたたき割る。で、事件のトリックを説明する。しかし華奈は「ペットボトルから血液反応は？」と尋ねる。（こういう質問をすること自体、自分が犯人であるということを言っているものです。）が「出るはずがない」と零ちゃん。それはある物（＝絨毯）を利用してその上から殴ったということで、絨毯に血痕が残っていたという。が、「面白い推理ね、ペットボトルの中の水は？」と華奈。（ますます犯人が口にする台詞です。）しかし零ちゃんは「一瞬で消した」と自信たっぷりに言う。絨毯に染みこませた、と言う零ちゃんだけど、絨毯は空々で水に濡れた様子はなかった。そんな中、「喉が渇いた」と零ちゃんは紙コップを手にして五代さんに水を要求する。「お子ちゃまだねぇ」と五代さんは渋々とペットボトルを開いて零ちゃんが手にしている紙コップに注ぐ。「ありがとうございます」と零ちゃん。（こういう所は礼儀正しい中学生です。）その紙コップを口に運ぶのかと思いきや、その場で逆さにする。が、水はこぼれない。「どうした、今の水」と驚く五代さんに対して「マジックでよく使われるネタです」と零ちゃん。コップの底には吸水性ポリマーが敷かれていたので、水を一瞬で吸い取ったという。で、「同じ物がここにもあるはずです」と言って絨毯をめくると、携帯で絨毯をカットする。（1st.3話ではゴルフボールを切ったあの荒技の再登場です）で、吸水性シートが出てきた。そして「華奈の指紋と「赤坂の雫」が検出されるはずです。」と締めくくり「Q.E.D.」華奈も膝を突いて観念する。「人を騙してお金を儲けることが許せなかった」それが動機だった。
事件解決後の夜の街。五代さんは零ちゃんの一言で目が覚めたと言う。「人間、努力が肝心だ」ということで、痩せるために毎日走ることにした、という。それに対して「偉～い」と零ちゃん。だけど、二又に関してのツッコミを入れる。「欲張らないで、どっちか一人に決めればいい」→確かにその通りですね... 「そんな簡単じゃない」と言う五代さんに対して「私にはまだまだ分かりませ～ん」まだ中学生なんですからね、零ちゃんは。
鑑識メモ。ナゾナゾの答え。読み上げ文章に出てくる数字の和は？という問題だったので、電卓を手にして足していく。でも、簡単な足算なんだから、暗算をしなさい！更に、零ちゃんから「DHA特製ジュース」をもらったと言って飲もうとするが、手を滑らせてしまい床におとしてしまい、「吸水性ポリマーを床に敷いていた、で、一滴も飲めなかった...」
↓今回の物語はこちらに収録されています。
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- 発売日: 2006/01/27
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↓劇場版関係グッズ
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状 オフィシャルガイドブック
- 作者:
- 出版社/メーカー: 学習研究社
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- メディア: 単行本
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/02/01
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- アーティスト: 黒川芽以, 丹羽多聞アンドリウ, 遠藤浩二, 沢田聖子, 林有三
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: CD
↓こういうのがありますが、くれぐれも十分に注意しましょう。
1日1.5リットル水飲みダイエット―からだの中からキレイにやせる!
- 作者: 青野 治朗
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2004/06
- メディア: 単行本
↓ゲームをしながら「ダイエット」を。こういうソフトがあります。
- 出版社/メーカー: コナミ
- 発売日: 2004/03/04
- メディア: ビデオゲーム
- 出版社/メーカー: トワイライトエクスプレス
- 発売日: 2001/04/26
- メディア: ビデオゲーム
↓「双子（双生児）」ということからこういう本は如何？（ミステリー小説をピックアップ）
- 作者: 江戸川 乱歩
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1999/08
- メディア: 文庫
- 作者: 横溝 正史
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1999/09
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
↓こういう映画があります。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2000/05/12
- メディア: DVD
↓そのサントラ盤です。
↓「吸水性ポリマー」といえば、おむつにも使われています。これで学びましょう。
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