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ケータイ刑事銭形雷12話 [ケータイ刑事]

本編に入る前の重要なお知らせ。現在は毎週日曜日に放送されている「銭形雷」の放送枠が4月からは土曜日の同じ時間に移動するということである。「銭形愛」以来、これまでの全ての物語は毎週日曜日の夜23:00から放送されていたが、それが土曜日の23:00からになる。(4/2(日)の放送となるはずだった第14話は4/1(土)に放送されることになる。)これは要注意です。

今回の物語は、これまで110本を越える「ケータイ刑事」の物語の中で最も早く解決するということになり、Aパートで事件が解決してしまう。で、BパートはAパートと全く同じ映像を使い、活弁によって別物語となっている。→これって、制作費の節約に繋がります。これまでも数々の新たな試みに挑んできた「ケー刑事」ということから、その試みはいいのだけれど、トリックに関してはあっさりとしているだけでなく、詰めが甘いですよ、今回の物語は... 更に、次回は雷ちゃんとトミーが「活弁に挑戦」と言っていた上に、トミーは活動弁士4級の資格を持っているという。更にサブタイトルが今回と同じというのは...(10、11話のゲストが同一だったのと合わせて、そこまで制作費削減策を行わないといけない状況なの?)また、EPGによる番組情報も、最初は「超人気シリーズ」とあったのが「大人気シリーズ」になり、今では「人気シリーズ」とスケールダウンしている...

今回のゲストは、これまでのシリーズで柴田太郎を演じていた金剛地武志さん。本人役ということでの登場であり、そうなると世界第4位のエアーギターという腕前をネタに使っている。が、鑑識メモには「柴田太郎」として登場。満を持しての登場であるが、「雷」としては迷走を続けているという感じがしてならない。(こうなると、五代さんや高村さんも引っ張ってくるかも...?)尚、今までは出なかった「テレビを見るときは部屋を明るくして下さい。」というものが出るようになった。

森田正光、TBS系の天気予報に登場する気象予報士であるが、エアーギターの達人ということで、世界選手権に出場するというので、その壮行会が行われている。で、「銭形雷」の主題歌でエアーギターを弾いている。(尚、字幕として「気象予報の神様・森田正光」と出ている。)トミーがエアーギターの解説をしてくれるが、エアーギターというのは楽器を使って演奏をするのではなく、ギターの弾き真似のパフォーマンスのことである。また、トミーも空気ギターの資格を持っていた。

壮行会に出席している客としては、「エアギターの神様・金剛地武志」(彼だけは本人)「脚本の神様・渡邉睦月」「映画監督の神様・佐々木浩久」(手には「ケータイ刑事THE MOVIE」のチラシを持っている。→関西では、いよいよ今度の土曜日から公開となります。)「プロデュースの神様・丹羽多聞アンドリウ」というように「神様」が勢揃いしている。(この部分の脚本は林誠人氏、渡邉女史とのバトルはまだ続いています。)で、睦月が雷ちゃんとトミーを指さして「あの二人は?見かけない顔だけど...」で、森田さんが「警視庁の刑事さんたち」と言う。やっかいなものをもらったということで、警察に届けていたのであった。で、雷ちゃんとトミーがやってきて、トミーが警察手帳を手に「警視庁の岡野警部」と挨拶すると、間髪入れずに雷ちゅんが「補、と銭形です。」と、息のあった漫才コンビです。やっかいなものとは「殺人予報」ということで、トミーが胸の内ポケットからそれを取り出すと、読み始める。「3/26、北北西に進路をとっていた低気圧が…」(要約すると、雷で森田さんを殺すという殺人予告状です。)雷ちゃんはトミーの読むのに合わせてゼスチャーをしている。(はじめのころの雷ちゃんから随分とキャラが変わっている...)→「北北西」ということで思い出されるのはヒッチコック監督、ケーリー・グラント主演の映画「北北西に進路を取れ」(1959年制作の追われ型サスペンスの傑作です。)

雷で人が殺せるのか?、という話になるが、雷の直撃を受けて死亡するという「事故」は毎年発生しています。(中には、落雷を受けても無事に亡くならなかったというケースもあります)が、殺人となると、雷を自由に操ることは出来ないので無理があるように思いますが... で、「今日はこの建物から絶対に外に出ないでください」と森田さんにトミーは注意する。

トミーは4人はみんな容疑者であり、予告状を送りつけたのは4人の中の誰かだと睨んでいる。動機も4人にはある。多聞はオファーした仕事を森田さんに断られた。睦月は愛犬に期限切れのおむすびを食べさせられた。金剛地は恋人の佐藤二朗さん(えっ、そういう関係だったの?→ネタですよ)が森田さんのファンクラブに入ったことに嫉妬した。佐々木は自分が監督した「ケータイ刑事THE MOVIE」を森田さんがまだ見ていないから。しかし、雷ちゃんは「どれも殺すほどの動機には思えないんですが...」→確かに同意します。(が、そこは「ケー刑事」ですからね...)

突然、森田さんが「死にたくない」と叫びながら表に飛び出していく。で、庭にあったテントの中に走り込んでいく。が、そこに雷が落ちてテントは炎上してしまう。で「警視庁から入電中」これによって、この場所は世田谷区成城と判明する。この場所もお馴染みの事件多発地域の一つですね。で、捜査を開始する雷ちゃんとトミー。直ぐにトミーは落ちていたルアーを発見、雷ちゃんは釣り竿を発見する。で「よどむ、悪の天気」(なんか、展開が早すぎるぞ。しかも鍵になるものの発見も早い。→「劇場版」もそうでしたが...)

4人に事情聴取を行う雷ちゃんとトミー。4人とも釣りはするということで、先週もバス釣りにみんなで行っていたという。釣り竿の素材はカーボンであり雷が落ちやすい(カーボンは丈夫で軽い素材だが、導電性のものです。)ということで、犯人がテントに釣り竿を立てて雷が落ちるように細工した、と雷ちゃん。(あまりにも単純な発想でストレート過ぎますよ。「劇場版」のノリもある)が、細工をしてもテントに入らなければ雷が落ちることもなかった上、森田さんは自分の意思でテントに入っていったのだし、どうして森田さんの行動を事前に予測できたのか?と反論されてしまう。

一旦、庭に出て再び現場を調べる雷ちゃんとトミー。雷ちゃんは「だからまだ早いと言ったのに...」ということは、トミーの判断だったのですか。それならば分からないでもないけど... 「現場百回」とトミーは言うが、その横で雷ちゃんは早くも新たな手がかりを掴む。それは中にまだ入っているペットボトルであった。で、柴田が登場し、その中身を飲んでしまう。「毒物だったらどうするんですか」と慌てる雷ちゃんだが、トミーは「構わん」と危険を顧みない発言をする。(こういう所も「警部」から「警部補」に降格された一因なのでは?)で、柴田は「オズマガエシです」と直ぐにそれが何かが分かった。(どうして分かるの?そんなにも特徴的な味がするのでしょうか?筆者は缶からコップに入れられた状態になった「コカコーラ」と「ペプシコーラ」、缶コーヒーの「ジョージア」「ボス」「ファイヤー」「UCC」などだったら区別が付きません。)「オズマガエシ」とは、遅効性の毒物「オズマゴロシ」の解毒剤であり、「ケー刑事」では「ウラリ」と共に有名な毒物(でも、最初は弛緩剤として出てきたはずなんですが...)です。

どうして解毒剤があったのか分からないトミーに対して、雷ちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん」これに対してトミーと柴田が「必殺!ワトソン返し」って、柴田が逆立ちして、その足を支えるトミーが柴田の足を開くだけのこと。この三人、コントのトリオになっている...

夜、壮行会の会場には4人がいる。そこに雷鳴が轟き、続いて「雷鳴轟く積乱雲。…」という雷ちゃんの口上が始まる。で、稲妻を落とされたのは金剛地だった。(ゲストということで、何となくこういう予感はしていました。)「アナタが犯人ですね、金剛地さん」と、ここからはいつものパターンです。が、「何を証拠に」と、こちらもパターン通り。で、雷ちゃんが推理を語り始める。

昨日、森田さんに今日の天気のことを詳しく聞いていて、雷が落ちることを知っていた彼は釣り竿をテントに立てかける細工をした。更に、森田さんがテントに入るように仕向ける方法としては、森田さんが飲んでいるグラスに猛毒のオズマゴロシが入っていて、解毒剤はテントの中にある、と言って誘ったというもの。現場に残されていた解毒剤がその証拠と雷ちゃん。で、金剛地は認める。動機を尋ねるトミーは「佐藤二朗さんが…」と語るがそれには首を横に振る金剛地。森田さんのエアーギターが怖かった、というものでした。(でも、グラスからオズマゴロシが検出されないと、証拠は万全とは言えないと思いますけど...)

手錠を掛けようとするトミーを見て、「待って下さい」と佐々木監督。最後に世界4位のテクニックを見せてくれ、ということで、それを披露することに。尚、曲の方は「銭形泪」の時は「♪助けて、泪ちゃん、高村さ~ん」、「銭形零」の時は「♪助けて、零ちゃん、高村さ~ん」というあの曲であった。(この曲、サントラ盤には未収録というのが残念です。)

事件解決後、夜の道を歩いている雷ちゃんとトミー。「事件発生から逮捕まで15分、番組始まって以来のスピード解決ですね」(確かにその通り。でも、もっと正確に言うと、本編が始まってから約11分なんですけど... 普通の1時間枠の刑事ドラマだったら、これから捜査開始ということになります。)と雷ちゃんがトミーに話しかける。「でも、ちょっとやばくない?」とトミー。「「ケータイ刑事」は30分の番組だよ、それがこんなに早く終わってしまって...」と、放送の心配をしている。→それなら、柴田と共にもっと時間を稼ぐコントでもしてくれたらいいのに... 雷ちゃんは「時間の問題ですか?」と尋ねるが、「違うよ、ギャラだよ」って、相変わらずのトミーです。で、「残りの15分は山田広野さんにお願いしていますから」と雷ちゃん。(ここでAパート(=A面)が終了です。)

CM明けのBパート。山田広野さんが登場し「先ほどと同じ映像を使って、活弁によって語らせていただきます。」と挨拶をする。で、同じ映像が始まるが、サブタイトルは「エロイムエッサイム!我は求め訴えたり ~森田正光事件~」と出る。(A面では「雷が凶器? ~森田正光殺人事件~」というサブタイトルでした。)で、「何なのこれは?」というはちゃめちゃなストーリーが展開される。(同じ映像でも全く違う物語になるということは分かるけど、何なんでしょうか、これは...)尚、「エロイムエッサイム…」と言えば、思い出されるのは「悪魔くん」です。

まずは森田さんはエアーギターの達人で「キングオブスター・森田正光」ということになっていて、その他の人物も「森田のマネージャー・金剛地武志」「森田のファン・渡邉睦月」「謎の中国人・マーさん」「森田の育ての親。丹羽多聞アンドリウ」ということになっている。また、雷ちゃんとトミーはエアーラッパーということで、「MCトミー」と「DJかみなり」となっている。

トミーの解説によると、多聞は元科学者で脱サラをしてプロダクションを作った、睦月は追っかけを越えて今では立派なストーカー、金剛地は多聞の助手だったが、脱科学者をした、マーさんはベイスターズが好きな謎の中国人だが、中国人じゃないという噂もある、ということだが、どうしてそんなことをトミーが知ってるの?

そうしていると、森田さんが「エロイムエッサイム!我は求め訴えたり」と叫びながらテントに走っていった。で、落雷事故が発生する。「警視庁から入電中」ということで雷ちゃんが携帯を開くと「お母さんです。…」(もはや何も言いません。)

捜査を開始するDJかみなりとMCトミー。(一応、キングは姿を消したということになっている。)ルアーと釣り竿を発見。が、それはキンググッズということ。また、キングは子供の頃「魚」と呼ばれていたことが分かる。更に釣り竿ではなく鞭だということになり、何故かSMの話に... 再びキングを捜す二人。で、DJかみなりがキングが飲んだペットボトルを発見するも、おそれおおいとトミーはそれを投げ捨てる。と柴田が現れ、中身を飲む。彼バックダンサーで、後半にはポリスというバンドの曲でエアーギターを披露する予定だという。(ポリス(POLICE)の曲ならばちょっと見てみたい...)更に、この三人が「キング・ダンサー」って?

その夜は満月だった。イリュージョンでキングは消えたと言う話をしている4人に、DJかみなりがバックダンサーにして下さい、とお願い。というところから更に脱線して、キングは江戸時代の漁師だったという話から、多聞は世紀の大発明をしていたということに...

その後、夜の道を歩いている二人。MCトミーとDJかみなりのユニットは解散ということで「終」尚、ここで「済」というお馴染みのエンディング・タイトルは「エロイムエッサイム!我は求め訴えたり ~森田正光殺人事件~」と「殺人」の文字が追加されていました。

それにしても、これは何なのでしょうか?ここのところ迷走している「銭形雷」だけれど、この迷走ぶりは...

鑑識メモ。タイトルは「柴田束志の鑑識メモ」となっているが、柴田太郎と二人が並んでいる。で、「長男の柴田太郎です」「長男の柴田束志です」とお互いを貶し合う。結局は同じ「柴田」一族の人間なんでしょう?

 

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD

 

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状 オフィシャルガイドブック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状 オフィシャルガイドブック

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 単行本

↓今回の物語では、こういうお口直し(お耳直し)が必要です。

ヒコーキ雲

ヒコーキ雲

  • アーティスト: 黒川芽以, 丹羽多聞アンドリウ, 遠藤浩二, 沢田聖子, 林有三
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD

 

↓「北北西に進路を取れ」のDVDソフトです。

北北西に進路を取れ 特別版

北北西に進路を取れ 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2005/07/29
  • メディア: DVD

↓POLICEの代表的なアルバムをピックアップしておきます。

Greatest Hits

Greatest Hits

  • アーティスト: The Police
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 1998/06/30
  • メディア: CD

ゴースト・イン・ザ・マシーン

ゴースト・イン・ザ・マシーン

  • アーティスト: ポリス
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2005/09/21
  • メディア: CD

Zenyatta Mondatta

Zenyatta Mondatta

  • アーティスト: The Police
  • 出版社/メーカー: Interscope
  • 発売日: 2003/03/04
  • メディア: CD

The Very Best of Sting & the Police

The Very Best of Sting & the Police

  • アーティスト: Sting & the Police
  • 出版社/メーカー: Universal
  • 発売日: 2002/10/01
  • メディア: CD

Synchronicity

Synchronicity

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polydor
  • 発売日: 2003/06/16
  • メディア: CD

↓「悪魔くん」関係

悪魔くん Vol.1

悪魔くん Vol.1

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2003/06/21
  • メディア: DVD

悪魔くん Vol.2

悪魔くん Vol.2

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2003/09/21
  • メディア: DVD

悪魔くん(1)

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 1989/12/22
  • メディア: ビデオ


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