ケータイ刑事銭形零14話(2nd.1話) [ケータイ刑事]
MBSの放送も、遂に2nd.シリーズに突入。ということで、あの男が帰ってきました。そう、五代さんです。愛お姉ちゃまと共に神無島に赴任していたが、神無島が平和になったと言うことで警視庁に戻ってきました。（愛お姉ちゃまはスコットランド・ヤードに留学。→この設定が「劇場版」にもちゃんと活かされている。）ということで、五代さんは四姉妹全員とコンビを組むことになりました。ということで、今回はお約束に満ちた物語です。（ゲストもクイーン女優としてお馴染みの宝積さんです。）
今回の物語のBS-iでの放送は2005/1/2ということで、新年の第一回である。ということで、零ちゃんは着物姿で神社にお参り。（「雷・1話」で、雷ちゃんも着物姿でお参りしていました。尚、「泪・1st.1話」で泪ちゃんは着物姿を見せてくれますが、神社にはお参りしていません。）お賽銭を入れて「今年もよい年でありますように」と零ちゃん。おみくじを発見して引くことに。で、巫女さんが佐藤二朗さん。そのおみくじは「フォーチュン・パイ」で、パイの中におみくじが入っている。（やっぱり、遠州理津さんです。）で、3つある中から向かって左のパイを選ぶ零ちゃん。おみくじを開こうとすると悲鳴が聞こえた。で、慌てて駆けつけると、若い女性がバッグをひったくられた、と言って倒れている。零ちゃんは怪しい人影を追うが、袴姿の男は走って逃げる。「待て、と言って待つ犯人はいないか」と零ちゃんの言う通りです。が、その男は「熱血だ
」と、あの男で、凧揚げをしていたのであった。で、零ちゃんに向かって「その格好は七五三？」「初詣です」とふくれながら言葉を返す零ちゃん。（これが零ちゃんと五代さんのファースト・コンタクトです。）
社務所に戻った零ちゃんは、バッグをひったくられたという女性に事情を聴く。そこに柴田さんがバッグを持って現れる。さっき、多聞大通り（この名前もお約束の名前です）に落ちていたという知らせがあったという。で、確認をする女性。で、彼女のものだった。お金は抜き取られていたが、それ以外は無事だった。そこに、二朗・巫女がやってきて「三時のおやつにパイ茶は如何ですか？」とお茶を出す。時計は「3:10」を指している。で、３時半に福笑い教会の新年会がある、と言って彼女は帰っていく。
巫女さんは「おみくじはどうした」。で、零ちゃんはさっきのおみくじを開く。「大凶」更に「全然待ってない人現れる。馬面に注意」とおみくじには書かれていた。意味が分からないという零ちゃんだが、柴田さんは「まさか？嫌な予感」と心当たりがあった。（2nd.シリーズの最初と言うことで、長い前振りですが、その前振りも一応はここまで）
「警視庁から入電中」事件を知らせる着ボイスで、世田谷区成城の雑木林で殺人事件発生。被害者は日本福笑い協会会長であり福笑いキングの笑多福男（しょうだ・ふくお）であった。現場に到着した零ちゃんは「こらっ、中学生」と注意を受ける。が、零ちゃんも「誰？」とやり返す。で、「昨日の凧」「昨日の七五三」と、まさにお約束の会話。で、身分を証明しようと零ちゃんはポケットから取り出し、例のものを見せる。男も身分証を見せる。「青葉台学園中等部」「フィリピンパプ・ロハス」と、それぞれ間違える定番のお約束。で、正しい方を見せ合う二人。「巡査部長」「警視」で、お互いに手錠を手にして「公文書偽造で」（五代さん）「逮捕します」（零ちゃん）。手錠は本物ということで、再度身分証を交換して確認する二人。「銭形」「五代」ということでお互い気づく二人。「お姉ちゃんから俺のことは聞いているな」と言って握手をしようと手を伸ばす五代さん。「聞いてます」と零ちゃん。そこに柴田さんが姿を見せると、「おっ、柴田」と五代さん。神無島は平和になり、愛はスコットランド・ヤードに留学ということで、戻ってきたのでした。（こうして、五代さんは四姉妹全員とコンビを組むことに、零ちゃんは泪お姉ちゃまに続いて二人目のパートナーを得ることになりました。）→やっぱりこういうお約束があると落ち着きます。
早速、現場検証をする五代さんと零ちゃん。被害者の笑多は手に福笑いの目を握っていた。で、「ダイイング・メッセージだ」と五代さん。更に、被害者は足袋ははいているが草履は履いていないと五代さん。しかも、足の裏はきれい、ということで、別の場所で殺されてここに運ばれたという結論に。五代さん、少し見ない間に鋭くなっています。そこにまたも「警視庁から入電中」緑山の日本福笑い教会で強盗事件発生ということで、そこに向かった零ちゃんと五代さん。そこには零ちゃんが昨日出会った女性（福多笑子(ふくだ・えみこ)）がいた。また、部屋は派手に荒らされていた。（床には複数組の福笑いのパーツが散らばっている。）で、殺害現場はここではないか、と零ちゃん。右目が一つ足りない、笑多は右目を握っていたということで、ここが殺害現場という可能性が高くなり、更に玄関先には彼の財布が落ちていた。後は凶器が発見されれば、ここが殺害現場と断定できる、と五代さん。すると、彼女が悲鳴を上げて「凶器が...」ソファの下にロープがあり、柴田の鑑識結果により、殺害に使われたものであった。五代さんは「決まりだな」と言うが、零ちゃんには引っかかるところがあった。で、「増せり、悪の数字」
五代さんは福多に事情聴取を行っている。零ちゃんはシグマリオンで情報を収集していて、キング笑多が三年連続でインターナショナル福笑いカップに出場という記事を発見する。（が、正座をしていて「足がしびれた...」）福多は笑多についてのことを五代さんに話す。彼は福笑いを芸術の域にまで高めた世界的にも有名なアーティストであり、彼の作品を見せてくれる。ピカソを越えたと言われる「泣く女」、モアやムンクではないと言われた「叫び」、ミレーを過去の遺物にした「落ち穂拾い」等であり、どれもその価値は億を超えているという。で、五代さんの迷推理が始まり「犯人はこの作品を狙って忍び込み、会長に見つかったために殺害に至った」という結論を出す。が、零ちゃんは「嘘はそれぐらいにしたらどうですか」と冷静であり「犯人はあなたですよね」とくる。で、「お前は何を言っているんだ」と美人を前にしたら必ずこういう五代さん、結局は以前と変わっていませんでした。
零ちゃんは五代さんに問題を出す。「ある所で殺人事件が起こった。凶器は何？」で、五代さんは「撲殺、絞殺、毒殺、まだいろいろある」で、零ちゃんは「遺体の状況を知らないと何が凶器か答えられない。が、福多には絞殺と入っていないのに彼女は凶器はロープだと答えた。ということで、犯人だから」という推理。動機もキングがいなくなればクイーンである彼女が国内トップになる、と説明する。が、福多は「会長は殺せない」と否定する。（まあ、これも一つのお約束のパターンです。）
そこに「♪僕に解けない証拠は無い」（メロディは「バーボン刑事のテーマ」）という着メロ（着ボイス）で柴田さんから電話が入り、検死解剖の結果を報告し、死亡推定時刻は昨日の3時から4時の間、ということで、福多のアリバイを零ちゃんが証明する形になってしまった。
公園で、動物の形をしたシーソーに乗っている零ちゃん。反対側に五代さん（何故か二人は背を向けあっている）が乗り、ギッコンバッタン。で、裏付け捜査の結果を話す五代さん。で、福多のアリバイは完璧であった。が、ここから少しムキになった零ちゃんはシーソーを激しく揺すり、「とにかく、犯人は彼女だと思います」トリックがあるということで、ガンとして譲らない零ちゃんに対して「あんた、冷え性でしょう」と、これもまたお約束の台詞を口にする五代さん。（初回のお楽しみはちゃんと用意されています。）
で、泪の雫
が零ちゃんの頬に。えっ？またも泪お姉ちゃま？と思ったら、それは泪ではなく雨の雫でした。で、通り雨。昨日の夜にも降ったということで、緑山にも降ったかを調べる零ちゃん。で、9時から9時半にかけて降っていた。で、会長の財布は濡れた形跡がなかったということで、「謎は解けたよ、ワトソンくん」（少し、強引な展開だけど、初回の「お約束」で時間が押しているから仕方がないのかも...）
緑山の日本福笑い教会では福多が福笑いをしている。その出来に「パーフェクト」とご満悦の彼女。そこに零ちゃんのナゾナゾを出題する声がする。が、答えられない福多。で、鐘の音が響くと、ストラップが飛んできてチェーンが彼女を捕らえる。「午前零時の鐘の声。…」零ちゃんの口上から確保へ。が、アリバイを主張する笑子。が、トリックを話す零ちゃん。社務所を出た彼女は笑多と待ち合わせをしていて、彼の車に乗る。が、そこで彼を殺し、遺体を隠して新年会に参加した。また、ひったくりというのも狂言で、警察をアリバイ作りに利用した。夜、12時を過ぎてから、緑山で殺害現場の偽装工作を行った。その後、世田谷の雑木林に会長の死体を運んだ。しかも、死体を移動したことがバレルのを隠すために世田谷に運んだという理由までしっかりと語る。で、「以上、Q.E.D.」
笑子も観念するが、零ちゃんに対して「完璧すぎてつまらない」。この言葉に関して、事件解決後、「私にはよく分からない」と五代さんに語る零ちゃん。「人間も少しぐらい欠けている奴の方が面白い」と五代さん。（ふむふむ、と共感できるところがあります。そういえば、銭形姉妹もIQ180、観察力も鋭く、推理力も凄いけど、四姉妹全員にそれぞれちょっと抜けているところがあったりしていて、とても魅力的なキャラクタになっています。）そんな五代さんの携帯が「♪桜、桜」（琴の音色）の着メロで智惠子さんから電話が入る。彼女は神無島で出会った五代さんの新しい彼女だった。その後、五代さんと別れた零ちゃんは五代さんの携帯にメールを入れる。「完璧な中学生ですけど、以後、おみしりおきを。」と、言葉には出なかったお約束の「おみしりおきを」という単語がここに登場してくれました。（やっぱり、初回は「お約束」に満ちた楽しい物語です。ということで、今回は期待を裏切らないことをしっかりやっていてくれたので、まずは「合格」。物語の方は次回から楽しみましょう。）
鑑識メモ。新年(2005年)の初回の放送ということもあり、柴田さんの背後のホワイトボードには「A HAPPY NEW YEAR!」の文字がある。で、劇中のナゾナゾの回答を説明する。が、もう一ひねり欲しかったところです。
先週までは「劇場版」の鑑賞券のプレゼント告知があったけど、その締め切りが過ぎたと言うことで、今回は何も無し。関西では、大阪と京都で、3/25からようやく公開になります。大阪は動物園前シネフェスタ4、京都は新京極シネラリーベ（＝旧・京極弥生座、劇場の名称が変わりました。）での公開です。（筆者は名古屋まで見に行ったので、既に劇場版は見ているのですが、また見に行きます。）
↓今回の物語からはこちらのDVD-BOXに収録されていることになります。
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/01/27
- メディア: DVD
↓その他のケータイ刑事DVD-BOX
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2005/12/23
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2004/10/22
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2005/02/25
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2005/06/24
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2004/04/23
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2003/05/22
- メディア: DVD
↓主題歌サントラ盤
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: CD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状 オフィシャルガイドブック
- 作者:
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
↓今回登場した有名画家について、こういう本は如何
- 作者: ロザリンド・E. クラウス
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2000/05
- メディア: 単行本
ピカソと泣く女―マリー=テレーズ・ワルテルとドラ・マールの時代
- 作者: ジュディ フリーマン
- 出版社/メーカー: 淡交社
- 発売日: 1995/04
- メディア: 大型本
- 作者: ジョン・ボールトン スミス, ジェームズ マルパス
- 出版社/メーカー: 西村書店
- 発売日: 1997/02
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
- 作者: 高階 秀爾, 馬渕 明子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/10
- メディア: 大型本
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