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ケータイ刑事銭形雷9話 [ケータイ刑事]

今回の物語は、登場するキャラは「怪物くん」がベースとなっていて、死神博士(魔女という感じですが...)を演じる半海さんの怪演が光っている。彼は「ケー刑事」ではお馴染みの顔であり、いつもながらやってくれます。また、今回は柴田の出番が殆どなかったものの、そんな違和感というものが無かった。BGMは当然のことながら「ケータイ刑事」のサントラ盤である。

警視庁、トミーが「不老不死検定4級」の試験問題集を開いて勉強している。そこに雷ちゃんが顔を見せる。部屋には「ケータイ刑事 THE MOVIE」のポスターが貼ってある。(2/4に封切られた所は公開が終了しましたが、福島が3/11、北海道と岐阜が3/18、山形、三重、京都、大阪が3/25、青森が4/1、広島が4/22(追加されました)公開ですから、まだまだ劇場で見る機会は残されています。ということで、宣伝はちゃっかりと行っています。)「またおかしな資格取ろうとしているんでしょう」と雷ちゃん。トミーは「フォーエバー・ライフ」が当面の課題と言うので、「不老不死になって何かやりたいことがあるのか?」と尋ねる雷ちゃん。それに答えようとするトミーを遮るように「警視庁から入電中」。事件はまたも港区赤坂で、不老不死研究所で殺人事件発生という通報があった。

現場に行った雷ちゃんとトミー。不老不死研究家にとっては聖地だと言うトミーは仕事よりもここに来られたことの方が嬉しそう。「ドラキュラの棺桶」を発見したトミーは感慨深げだが、雷ちゃんは「さわっちゃだめ」と言って手袋をはめる。(それにしても冷静です。)トミーも手袋をはめるが、頭の中は事件のことよりも本物を見ることが出来ることの喜びでいっぱい。そうしていると、トミーは狼男が床に寝ているのを発見し、「狼男だ!」と実に嬉しそう。そうしていると、狼男が目を覚ました。二人が警察手帳を見せると「お待ちしておりました」と狼男は深々とお辞儀をする。彼の名前は狼田洋(おおかみだ・よう→このノリが「ケー刑事」です)と言って、不老不死研究所の助手をしていた。で、「おらが、人を殺してしまいましただ...」と言ってトミーの腕に噛みつこうとする。そうしていると、魔女、もとい死神博士が姿を現す。トミーは「死神博士ですね」と、彼のことを知っていたて、感激している。

狼田は生い立ち(狼に育てられ、死神博士に拾われ、面倒を見てもらっていた。→狼に育てられたって、こういう物語、何かありましたね...)を語り、死神博士に感謝の言葉を述べると、「早く逮捕してけろ」と、再びトミーの腕に噛みつく。が、「遺体は何処にあるのですか?」と雷ちゃん。確かに、遺体が発見されなければ警察は動きません。で、狼田は二人を現場(控室)に連れて行き、「ソファ」と指を指すが、何もない。「死体がねえだ」と驚く狼田は部屋の中を探す。トミーは雷ちゃんに「銭形くん、これいっぱい喰わされたよ」となるが、冷静な雷ちゃんは「誰を殺害したのですか?」と狼田に尋ねる。「腐乱健(ふらんけん)くんだ」と答える狼田。彼は二人目の助手として不老不死研究所で働いていたが、ドラキュラを見せ物小屋に売り飛ばそうとしていた。一度は注意されたものの、再び盗み出そうとしているのを狼田が止めようとして、もみ合いになり、突き飛ばしてら頭を打って死んでしまったというのであった。(その後、死体を運び、警察に通報した。)

トミーは「死体がなかった。どういうことですか?」とちょっと困った顔をするが、死神博士は簡単なことだとして「狼田くんは幻覚を見た」と言うのである。彼はここの所実験で徹夜続きで、二ヶ月も徹夜をしていると言う。が、雷ちゃんは「二ヶ月も徹夜なんてできるはずがない」と常識を口にするが、死神博士は「彼は常人とことなる。常識は捨てていただきたい」。で、トミーはそれを受け入れて引き上げようとする。(いつもながら、トミーは調子が良い...)が、狼田が慌てて「ちょっと待ってください」。で、人を殺したと主張する。(このやりとりで、狼田はまたもトミーの腕に噛みつく。)が、狼田は胸を押さえてその場にうずくまってしまう。が、「心臓発作は日常茶飯事だ」と死神博士が胸をさすると治まる。そして、控室で少し休むように言うと、狼田は控室に。

「では、ごきげんよう」と死神博士も退室しようとするが、トミーが「待ってください」。やはり刑事として話を聞きたいことがあるのかと思いきや、ドラキュラの棺桶をなでなでしながら「ちょっとだけ、見せていただけませんか」とくる。が、「寝てるからダメだ」と慌てる死神博士。結局は諦めるトミーだったが、「夜に来れば会えるかもしれんぞ」という死神博士の言葉に飛びつく。また、死神博士は雷ちゃんの髪にさわって「こんな麗しい女性の血を吸うことが出来ればこいつも元気になるかもしれないね...」雷ちゃんは「遠慮しておきます」と、これは当然だが、トミーは「私の血を吸ってください。」と来る。で、東大法学部卒だから頭が冴えてくると思うと言うトミーですが、トミーの血を吸うと、頭が冴えるよりもボケをかますことになるだけでしょう...そうしていると、狼田の悲鳴が聞こえた。

三人は控室に移動する。そこには狼田が床に倒れていた。徹夜続きで寝ぼけたのだろうという死神博士に対して、こんな格好で寝ていれると体に毒だと言ってトミーは狼田を起こそうとするが、彼が死んでいることに気づいた。「事件性がある以上、きちんと調べる必要があります」と雷ちゃん。で、捜査が始まる。(心臓発作による悲鳴の声が大きかったことに疑問を持ったのでした。)逆立ちをした柴田が登場し、死因が分かり、「心臓発作であり、正真正銘の自然死です」と報告すると退場。で、事件の可能性はない、ということでトミーは引き上げようとするが、「納得がいきません」と雷ちゃん。「単なる自然死じゃないと思います。事件の匂いがします。」と、頑固なところを見せる。(トミーは「冷え性だね」というネタを出すのかと思ったけど、ここでは出しませんでした。)死神博士も「好きにしなさい」と言って退室する。

「犯人はあの人ですね」と雷ちゃん。いつものことながらトミーはそれを否定するが、その理由がまたとんでもない。「仮に博士が犯人だとしよう。殺人罪は終身刑の可能性が非常に高い。不老不死の人間が終身刑になったことを考えろ」とくる。雷ちゃんもいつものことだとして、それを聞き流しながら携帯を手にして捜査を始める。が、トミーは続ける。「100年、1000年、いや何億年と刑務所から出ることができないんだよ。その頃には地球が無くなっているかもしれないじゃないか。そんな気が遠くなるような刑罰、考えただけでも死にたくなるでしょう」(全く理由になっていない...)雷ちゃんは「不老不死はありえない」と頭から否定する。で、控室にあるものを徹底して調べることにする。

テレビ台の引き出しの中からトミーは「怪談新耳袋」のビデオテープを発見する。で、トミーは「こうして手にした見ない訳にはいかない」(トミーが「新耳クラブ」の会員であったというネタは「・2話」でした。ところで、「新耳」の第5シリーズの話が出てきているけど、放送はいつ頃になるのでしょうかねぇ...)と言って、そのテープの再生を始める。で、「新耳」のタイトルが大音量で流れ、それにビックリするトミー。テレビのボリュームが上がっていたのであった。更にソファに腰を下ろすとおなら(ブーブークッションがあった)、立ち上がると滑って転倒(バナナの皮があった)するわ、で大わらわ。で、「よどむ、悪の天気」となってAパート終了。

死神博士を呼んで話を始める雷ちゃん。いきなり「あなたが狼田さんを殺した犯人ですね」とくる。狼田は自然死だし、どうやって殺したのかと尋ねる死神博士。それに対する雷ちゃんの答えは「99.9%のフェルマーの最終定理を使った」であった。(これって、何処かで聞いたことが...→「・1st.10話」で出てきました。が、その物語と今回の脚本家は別人です。)狼田が驚くような仕掛けをしておき、どれも心臓発作を引き起こす確率は低いが、たくさん罠を仕掛けておくことでその確率は限りなく100%に近づく、というのである。(零ちゃんの説明の時と全く同じ→同じものだから、説明も同じになるのは当然...)また、二ヶ月も徹夜を続けさせたのは、心臓を弱らせるためだと言う。死神博士はそれを一笑にふし「常識を捨てて戴きたいとは言ったが、それにしても非常識な仮説だねえ」で、「バナナの皮を置いたという証拠は?」と反論する。それに答えられない雷ちゃん。「ケー刑事」の王道のパターンです。

再びドラキュラの棺桶が置いてある部屋。トミーが「ちょっと拝ませていただこうと思ってね」と言って、ドラキュラの棺桶の蓋を開ける。するとそこにあるものがあった。(これが何かは容易に想像できますが...)で、「謎は解けたよ、ワトソンくん

夜になり、ドラキュラの棺桶の置いてある部屋に死神博士がゆっくりと入ってきて、棺桶の蓋を開ける。中から出てきたのは、ドラキュラのマントを羽織った雷ちゃんだった。で、稲妻が走り、「雷鳴轟く積乱雲。…」口上かせ稲妻が落ち、確保へ。「トリックは全て見破りました」と雷ちゃん。すかさずトミーが死神博士に「どうして棺桶を開けようとしたのですか?」と問う。「ドラキュラの健康チェックをしようと思っただけだよ」と答える。が、「ドラキュラなんて、最初から入っていなかったじゃないですか」と雷ちゃん。で、(予想通り)腐乱健さんの遺体が入っていたと続ける。が、死神博士は惚けるだけで、狼田が腐乱健を殺したというのは本当だったのか、と納得しようとするが、「彼は殺していません」で、死神博士と腐乱健が共謀して狼田を死に至らしめたと雷ちゃん。事件の顛末(推理)を語る雷ちゃん。が、いつもの犯人のように、細かい所で説明不足を指摘する。が、それもちゃんと答えてくれる雷ちゃん。腐乱健の遺体からは打撲傷はなく、青酸カリ(「ウラリ」ではありませんでした。)による毒物反応が出たということで、狼田は無罪、腐乱健は口封じのために殺したという。が、それでも「証拠は?」と犯人。「凶器は(この建物内を)くまなく探せば必ず見つかる」と雷ちゃんの言葉によって観念したのか、凶器を自ら取り出し、自殺しようとする死神博士。それを雷ちゃんのスティックが止める。(ドラキュラのマントをしていることもあって、アニメに出てくる魔法使いというような感じがする雷ちゃんです。)「余命の許す限り、罪を償う責任がある」という雷ちゃんの言葉が重くのしかかります。で、手の込んだ殺害の動機を尋ねると、狼田に掛けた保険金を受け取るには自然死に見せかける必要があったということと、不老不死の研究には金がかかるということでした。(この動機、同じ脚本家の「・2nd.3話」の「波動砲研究所」の時と同じでした。)→今回は「」と「」からの合わせ技でした。そういえば「・1st.6話」では高村さんがドラキュラ・マントを羽織っていましたね...

事件解決後、雷ちゃんは「不老不死になってやりたいことは何だったんですか?」とトミーに尋ねる。トミーは耳打ちで答えるが、それを繰り返すように雷ちゃんが口にしてくれました。「世界中の資格を片っ端から取る」まあ、好きにしてください。

鑑識メモ。今回は出番が少なかった柴田が、フランケンの耳を付けていて、裏話を。(でも、今週の出番と同様で、面白くない...)

 

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD

↓上述の「泪」「零」の物語はこちら

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
 
↓「ドラキュラ」は登場しなかったものの、元ネタの「怪物くん」です。
怪物くん 全曲集

怪物くん 全曲集

  • アーティスト: アニメ主題歌, 野沢雅子, 神山卓三, 肝付兼太, 相模太郎, 藤子不二雄, 筒井広志, ヤング・フレッシュ, ピーカブー
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2005/01/19
  • メディア: CD
 
↓「不老不死」についてはこういう書籍があります。
不老不死の追求

不老不死の追求

  • 作者: 高杉 征樹
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本

不老不死の超古代史―永遠の生命を求めた文明の謎を追う!

不老不死の超古代史―永遠の生命を求めた文明の謎を追う!

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 1998/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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