ケータイ刑事銭形零8話 [ケータイ刑事]
今回の物語のBS-iでの最初の放送は2004年11月21日。元ネタは同年の8月28日に劇場公開となった「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」であり、時期的にはちょっと遅れ気味のネタであったが、他の作品をパロるという所は「ケー刑事」シリーズらしい所でもある。また、今回のゲスト出演の二人（武智健二氏、関根大学氏）はJAE（旧JAC）の所属であって、両者ともに東映のヒーロー作品ではお馴染みの顔でもあるが、切れの良いアクションを見せてくれた。
高村さん、非番ということで雨の中を銀杏荘ホテル（この所在地は、やはり港区赤坂）にやってきた。当然、零ちゃんも付いてきている。「見合いだ？」という零ちゃんに対して「違うよ」と軽くあしらう高村さん。二人がやってきた部屋では忍者教室が行われていた。講師は「ザ・忍塾」の塾長の忍福郎（しのび・ふくろう）で、高村さんの話では「アジア忍者化計画」の推進委員長というが、お台場に忍ランド、忍カフェを開くって、ただの（アトラクション関係の）事業家ではないですか...
塾長の講義が始まる。内容は「五色米」について。忍者は常にそれを携帯していたと塾長の説明を受けて、零ちゃんは「私も常にケータイを携帯しています」と親父ギャグ。（8話にもなると、零ちゃんもはじけています。）すると、突然黒装束の忍者が乱入してきて塾長を襲う。で、「ケー刑事」では珍しいアクション・シーンの登場です。（これに高村さんも絡むが、相手にならず。でも、忍者の顔をしっかりと見せることをしていて、それなりの役目は果たしています。）で、忍者は手裏剣で塾長を殺して逃亡する。後を追う零と高村。（「ケー刑事」では珍しく、手に汗を握る展開です。）河原で忍者を発見するが、「忍法木の葉隠れの術」「忍法モモンガの術」で逃げられてしまう。で、ようやく「警視庁から入電中」となる。（当然、塾長殺害事件です。）
捜査を開始する零と高村。忍文字によるダイイング・メッセージを発見するが、高村さんはそれを「漢文」という。（そのどさくさに紛れて「ちんぷんかんぶん」と親父ギャグ）が、零ちゃんは「はたりかんぞう」と解読してしまう。で、東京では一人しかいないということで「はたりかんぞう」の住むアパートにやってきた。→警視庁の管轄は東京都であり、事件現場は港区であったが、犯人は東京に住んでいるとは限らないと思うのですが...(隣接県の住人の可能性も否定できないはず。→まあいいか、「ケー刑事」ですから...)
一方、高村さんは一つ質問を零ちゃんに。「何才まで中国にいたの？」（本場中国の漢文を零が読んだため、中国に住んでいたか留学していたかしか考えられない、という理屈。）それに対して「忍いろはですよ」と零ちゃん。（小3で暗号学を勉強した時に覚えたとのことでした。→流石は銭形姉妹）そんなやりとりをしていると、はたりかんぞう（羽足カンゾウ）が帰ってくる。（「ニニンガニン」という口癖は「ケー刑事」らしいパロディ精神です。）が、彼は両足にギブスをはめていて車椅子に乗っていた。3日前に骨折したといい、目撃者もいる。が、その目撃者というのは遠州理津、そう、あのパイ屋さんである。（佐藤二朗さん、GJ）彼の証言によって疑いが晴れたと羽足。が、「本当に骨が折れているという証拠にはなっていません」と零ちゃん。（す、鋭い！）で、警察病院に連れて行ってレントゲンを撮ることにする。
レントゲン写真は、左足はポッキリと折れていて、右足は膝が砕け、更にひびも入っている。（あれっ？ギブスをはめて固定しているのではないの？）で、高村さんは諦めるが、零ちゃんは納得できない様子。で「増せり、悪の数字」
現場百回の言葉の通り、再び現場を調べる零ちゃんと高村さん。零ちゃんはそこで形が違う黄色の五色米を発見する。（タイ米）そんな所に柴田が登場。が、右足首にギブスをはめて松葉杖をついている。階段から落ちたと言って、レントゲン写真まで持っている。（何でそんなの持ち歩いているの？やはり警察関係者らしく、証拠が必要なんですかねぇ｜）で、カカトが折れている。羽足の右足のレントゲン写真と柴田のレントゲン写真を見比べる零ちゃん。「ニュートンの運動方程式に反しています」ということで、説明開始。（今回は少しレベルが高い。質量m、加速度a、位置ベクトルr、外力Fとして、時間tの二次微分を使った方程式が登場する。）が、高村さんは「ちんぷんかんぷん」。先を続ける零ちゃん。羽足のカカトはひび一つ入っていなかった。で、熟考の上、「謎は解けたよ、ワトソンくん」
羽足に忍いろはの文字を使って呼び出したのは零だった。真っ赤な忍者装束に身を包み（6話に続く零ちゃんのコスプレ・シリーズです。）「ニニンガ４」とは数学が得意の零ちゃんらしいところ。（零ちゃんも独自色が出てきました。）「忍法木の葉隠れの術」を披露する。が、羽足は「くだらん」と言って帰ろうとする。が、なぞなぞが出題され、チェーンが飛んでくる。「午前零時の…」という口上から逮捕へ。
制服姿に戻った零ちゃんが「木の葉隠れの術」のトリック、骨折のトリックを説明してくれる。更に、現場に落ちていた五色米（日本米とタイ米）という証拠を提示する。ということで、犯人も観念する。動機は、忍福郎がアジア忍者化計画のタイ支部のメンバーから外されたこと。恨みにしてはあまりにも個人的なものでした。（でも、今回のトリックは実に簡単なものでした。謎解きとしては簡単すぎたけど、零ちゃんのコスプレがあったから、それで許しましょう。）
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2005/12/23
- メディア: DVD
↓いよいよ発売になります。
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/01/27
- メディア: DVD
↓「忍者ハットリくん」関係です。
NIN × NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE プレミアム・エディション
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2005/02/02
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/11/02
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/08/31
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: 東映
- 発売日: 2004/08/06
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: 東映
- 発売日: 2004/10/21
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: 東映
- 発売日: 2004/12/10
- メディア: DVD
コメント 0