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ケータイ刑事銭形泪39話(2nd.26話・アナザー・ストーリー)[最終回] [ケータイ刑事]

MBSでの放送も、遂に最終回を迎えることになった。「銭形泪」は、4作ある「ケータイ刑事」シリーズの中でも完成度は高く、一番面白いシリーズである(シリーズとしたら3作目、4作の中でも最長の全39話ある)ので、終わってしまうというのは残念である。だが、BS-iでの本放送は既に1年ちょっと前に終了しているのだし、「始まりがあれば終わりがある」というのも世の常である。ただ、「銭形泪」に関しては、DVD-BOXがある(購入しました)ので、いつでも泪ちゃんの活躍&楽しい世界に浸ることができるのですが...

また、本Blogではここの所、日本語の文字が記事のタイトルから排除されたタイトルの記事が続いているが、「ケー刑事」については、いくら何でもそれに従うことは出来ない。ということで、15個ぶりに日本語文字がタイトルに復活しました。(でも、再びアルファベット・タイトルが続くことになるでしょうが...)BGMは何にするのか色々迷ったけど、主演の黒川芽以さん繋がりで、映画「青空のゆくえ」のサントラとしてスタートする。(で、最後はこのドラマの主題歌である『泪の海(TVバージョン)』にして〆の予定。)

最終回ということもあって、かなり遊びのある内容となっている。また、シリーズを通してのネタ、楽屋落ちのネタもあり、実にバラエティに富んだ全39話の「銭形泪」のラストを飾る内容が詰まっている。(だけど、泪にパートナーがいないというのは、パワーダウンした感じが否めずやっぱり寂しい。)でも、柴田のボケを受けて、泪も実に明るく楽しくなっている。(これは演じている俳優さんたちも楽しんでいるということが十二分に伝わってくる。だからこそ、見ていても楽しくなるのである。)今回も長編になるのは必至と覚悟を決めて、書き始める。

公園を柴田と共に歩いている泪ちゃん。柴田の昨夜の話。「妙なことがあってね。」で泪は「もしかして、新耳ネタ?」(こういう言葉が出るということは、泪ちゃんは「新耳袋」を見ているのでしょうね...)こういう所は同じBS-iで放送している作品をそれとなく宣伝している。また、この時点では単に同局の他番組の宣伝にしかならないのだが、後の「怪談新耳袋」の第4シリーズになると、泪を演ずる黒川さんが出演することになるのだから、先を見越しての番宣?と考えると楽しくなってくる。

で、柴田の話で、家のドアの下に「シベ超5」のチラシを挟んでいったということで、「シベ超」とのコラボ企画そのままという展開。内輪ネタというのは、知らないと全く面白くないが、ここでは見え見えの宣伝になっているため、逆にそれが微笑ましく思ってしまう。

そんなところに、例の汽笛が響き、空に銀河鉄道999、いや、シベリア超特急が現れる。列車が入ってくるのを見守る泪と柴田。「閣下の汽車だ」と、実に嬉しそうな泪ちゃん。一方、柴田は「きしゃのきしゃがきしゃできしゃした」(「貴社の記者が汽車で帰社した」)。漢字で書いてみよう、と彼独自の世界にいる。相手にしないのはかわいそうなので、一応フォローを。皆さんは漢字で正しく書けますか?(また、間違えずに日本語変換できますか?でも、最近はATOKもMS-IMEもずいぶんと賢くなりましたねぇ~、一括変換で正しく変換できるようになっている。)

「ご苦労」と閣下。泪ちゃんは「また事件ですか?」と言うものの、実に嬉しそうな表情をしている。泪は刑事であるため、事件が起きると仕事になる。しかし、事件が起こらないと仕事にはならない。でも、事件が起こらなければ、高校生なのだから、その分ちゃんと学校に通えるようになるはず。(IQ180とは言っても、学校では学ぶことがちゃんとありますよ。)また、一般市民にとっても事件は起こらない方が平和でいいと思うのですが...(そう言えば、ケー刑事シリーズでは、学校生活が全く登場しませんねぇ。)

一方、柴田は日本語シリーズを続ける。「どうして苦労に「ご」をつけるのですか?」おいおい、柴田くん。そんなことを言っていたら第17話(2nd. 4話)の時に殺されていますよ。(よくもまあ生き延びている、とも言える。或いは、これは「零」でのネタにもなるが「5(ご)」ではなく「6(ろく)」を付けてみたら如何?(「零」では元ネタが「ヨン」であって「ゴ」としている物語がある。)→でも、ここでの「ご」は「5」ではなく「御」です。)が、閣下は無視で、作戦命令書を渡す。それを受け取る泪ちゃんは「きたきた♪」と、本当に嬉しそう。

今回のBGM、ここで他のものに変えることにする。「青空のゆくえ」、これはこれで青春ドラマとして素晴らしい作品であり、サントラの方も美しいメロディの曲が収録されている。が、「ケータイ刑事 銭形泪」には全く合っていないためである。やはり、娯楽作品と、心にメッセージを訴えかける青春ドラマは別物である。(同じ女優さんという繋がりでの選曲はここに敗れたことになる。)ということで、急遽BGMに抜擢されることになったのは、映画「007」の主題歌を集めたオムニバスCDである。まずは『ボンドのテーマ』から。(そういえば、OP主題歌の時、高村さんは007を意識した演出になっていましたね... (但し、27話~35話(=2nd.14話~22話)))

今回の作戦命令は「水野晴郎を迎撃せよ!」これに対して泪ちゃんは「水野晴郎って、あの世界の?」更に「昭和6年7月19日生まれ、岡山県出身の?」と、どうしてそこまで知っているの?これはIQ180には関係ないぞ。(後から資料で水野氏のプロフィールを調べてみると、生年月日、出身地は泪の言葉通りでした。)と、そこに「警視庁から入電中」というお馴染みの着ボイスでメールが届く。が、「水野晴郎さんが行方不明の模様」といつもの事件発生とは少しニュアンスが違うぞ...

映画プロデューサと水野氏のマネージャーの元に出向いて話を聞く泪ちゃんと柴田。その部屋には「シベリア超特急」のポスターがたくさん貼られている。その中に「シベリア超特急00-7」というものまである。だが、そんな作品は実際には無い。こういうのは遊び心があって楽しくなる。

尚、「00-7」という数字は、「007」、そう、あのJames Bondである。ここでは「海王星団」の物語を適応してここでは「天王星」というようなことを考える必要はない。尚、ボンドのことを泪ちゃん流に述べるとこうなるのかなぁ?(但し、詰まらずにラストまでスラスラと言い切らなければならないですよ。)「イアン・フレミング原作のスパイアクション小説に登場するスパイで、イギリスのMI-6に所属していて、コードネーム「007」という殺しのライセンスを持ち、これまでに20作の映画が製作公開されている。これまでに初代のショーン・コネリーから始まり、ジョージ・レイゼンビー、ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナンが演じてきたあのJames Bond。」
しかも、「シベリア超特急」ということで鉄道(列車)に関する007というものに対応させていて、どことなく「ロシアより愛をこめて」をイメージさせてくれるではないか。(その007シリーズは、6代目ボンドにダニエル・クレイグが決定し、新作が楽しみになってきました。で、泪ちゃんは当然だけど、銭形四姉妹が揃って007に登場してくれたら楽しくなるのですがねぇ。(四姉妹は日本の秘密情報局の優秀なメンバーということにして、ボンドの支援を行うことにする。尚、時間的な設定は、本作から7年後ぐらいという設定にすれば、末妹・零も二十歳になるし、愛、泪、舞は年齢的にもよい頃になっている。また、彼女たちに使われる部下として、五代と高村、柴田、更には佐藤公安までも登場させるのは当然のことである。)

で、プロデューサの話によって、水野氏とマネージャーが3日前に大喧嘩をしたということが分かる。原因は、マネージャーが飼っている毬藻の水槽に水野氏が間違ってメダカを入れてしまい、メダカが毬藻を1つ食べちゃったということであった。で、マネージャーは水野氏を人殺し呼ばわりしたという。尚、マネージャーは毬藻に名前まで付けて可愛がっていたという。その名前は「アンドロポフ」と「チェルネンコ」。(食べられたのはアンドロポフ)→この名前を耳にして、またも歴史の勉強になるネタが散りばめられていて、嬉しくなってしまいます。(分かりますよね。)「アンドロポフ」は1982年に、当時のソ連共産党のブレジネフ書記長の死により後継指導者となった元ソ連共産党書記長であり、1984年に亡くなった。「チェルネンコ」はそのアンドロポフの後を受けて1984年に書記長となるが、翌1985年に亡くなった。(尚、チェルネンコの後任書記長はゴルバチョフである。)とにかく、短期間の間に相次いで指導者が亡くなるという大変な時期の書記長(=ソ連の最高指導者)の名前であり、食われたのが先に亡くなった「アンドロポフ」というのも、歴史の順番に従っている。だけど、どうしてソ連の指導者の名前を毬藻につけるのだろうか...?

で、マネージャーの自宅を訪れた泪と柴田。泪が話を聞こうとすると、「ボディケア」の時間だと言って席を外すマネージャー。だが、柴田の様子がおかしい。鼻の下を伸ばし、鼻血を出しそうになるのをこらえながら、マネージャーの後を追う。で、階段の影から覗こうとする柴田。こうなるともはや柴田はストーカーである。これが暴露されたら、「警視庁、またも不祥事」なんてことになってしまう。で、鼻血を出して覗いた先では、マネージャーが毬藻のチェルネンコの手入れをしていた。「ボディケア」とはマネージャーではなく、毬藻のことだったのである。(そうは簡単に期待通りにはなりませんよ、柴田くん)

そこにピンポーンと来客の様子。泪が出ると、洗濯屋二朗が、配達でドレスを届けにやってきた。で、何気なく「血」という言葉。泪はそれに反応して思案する。更に側にあった傘立てにあった傘に気づく。「柴田さん、これ、血じゃないですか」で、柴田の顔を見て、柴田が鼻血が出ていることに気づく。(泪ちゃんって、現場の観察能力は高いけど、柴田に関しては意外と気が回らないのですね... いや、それよりも、これは柴田が暴走しているだけとも言える。)一方、柴田は傘を見ただけで「血だ」と結論づける。更に、「匂う、悪のしたたり」とまで口にする柴田。泪ちゃんの「潤む、悪の雫」ならばともかく、柴田が語るとホラー映画を想像してしまう。(例えば「悪魔のしたたり」とか「死霊のしたたり」など)また、あんたは鑑識の人間でしょうが、しっかりと分析してから結論を出すべきでしょう。それをろくに分析も行わないで結論を出すのは...

で、泪ちゃんはここまで得られたことから水野氏殺害という推理をする。(それにしても、このままだったらあまりにも簡単すぎる事件になってしまう。)再びマネージャーの部屋。柴田は床でルミノール反応検査を行う。が、「ルミノール反応スプレー」って、まるで虫除けスプレーではないか。そんな簡単なものですか、ルミノール反応って?

ルミノール反応が出たことから一気にマネージャーを問いつめる泪。しかし、マネージャーは証拠を求める。また、泪の言葉「もしくは...」に「モスクワ?」という返すマネージャー。どうやらソ連にかぶれている様子であることが分かる。それならば、毬藻の名前がソ連共産党書記長というのもある程度理解できる。(細かい設定をちゃんと活かしているところは嬉しいですね。)でも、どうしてソ連なのだろうか。ロシアであっても良いはずである。(毬藻の名前も、「エリツィン」と「プーチン」とする。でも、現在のロシア大統領・プーチンでは、いくら何でも問題になる...?)

そこに、こんどは修理屋二朗がトランクを持って現れる。(二朗さん、本当に良い味を出しています。)またしても「赤いシミ」という言葉をもらす。で、泪ちゃんの「潤む、悪の雫」の登場。お約束とは言え、この言葉が出てこないとやっぱり寂しいですからね...

一気にマネージャーを問いつめる泪。しかし、死体を見せろ、とマネージャー。しかも、直前に水野氏から電話があったことを語る。が、泪ちゃんは「こんなの、テレビでやっている水野さんの声をつなぎ合わせれば簡単に作れるじゃないですか」と反論する。しかし、いつもの冷静な泪ちゃんとは違って、少し興奮気味になっていて冷静さを失っている。(これも泪の違った一面ですね。)「絶対に犯人は美香子(=マネージャー)さんです」と言う泪ちゃん。その自信たっぷりな所はこれまで解明してきた事件の実績があるため納得できるが、少し意地になっているような泪ちゃん。しかし、死体を隠した場所の見当は付いているとして、ガーデンの庭を捜査しようとする。私有地ということで許可は?という柴田に対して、「許可なら、もうおじいちゃまに取りました」と泪ちゃん。(こういうところの手回しの早さは凄い!)でガーデニングに使うスコップ片手に満面の笑みを浮かべて「大手を振ってレディ・ゴー♪」って、そんなものでガーデンを掘り返す気でいたの?(どうやら、柴田のおかしな所が泪にも感染してしまったようですね。今回の泪ちゃん、やっぱりどこか変です。)

そこに突然、シャッターの嵐。芸能レポーターたちの大群がやってくる。それはマネージャーが仕掛けたものだった。泪に対して更にプレッシャーをかけるマネージャー。そんなところに「大本営発表!」という着ボイスで閣下からのテレビ電話が入る。いつものように閣下からの「ヒトラーとスターリンは信用できん」「作戦変更」の言葉。泪も「待ってました」と嬉しそう。で、閣下からのヒントは「生きとし生けるもの、全ては土に帰す」。当然、泪の締めの返す台詞は「食べられません、勝つまでは」。だが、それを見ていたマネージャーは相変わらず泪に攻勢をかけ続ける。そんな泪の目にゴミ処理場の煙突が目に入る。で、笑顔を浮かべた泪ちゃんは「謎は解けたよ、ワトソン君」と、お約束の台詞。お約束の台詞というのは、やはり嬉しくなります。(しかも、この台詞は泪だけでなく、銭形四姉妹に共通しているというのも嬉しくなります。)

ここで、アイキャッチが入る。あれ、まだ半分なの、それにしても長文になっている。BGMの方も、いつしか初代ボンド(S.コネリー)作品ではなく、2代目ボンド(G.レイゼンビー)作品の『女王陛下の007』のテーマ曲になっている。後半を急ぐことにする。

手に砂を持っている泪。その砂はゴミ処理場で作られた砂という。(技術の進歩を説明してくれる泪ちゃん、勉強になります。)で、柴田に事件の全容を語る。「アタシ、絶対に許せません。世界の水野さんに、そんな酷いことをしたあの人を...」と泪ちゃん。→この台詞、ひょっとしたら今後の黒川さん自身が演じる役に対するメッセージに繋がるかもしれない。(ただ、「銭形泪」撮影時には、こんなことは全く考えられないことだったのですが...)というのは、NHKの朝ドラ「風のハルカ」の主人公の名前は「水野ハルカ」。また、その作品で黒川さんが演じているハルカの妹の名前は「水野アスカ」であり、最年少で文学賞を受賞た、という設定である。(いずれ「世界の」作家に成長するかもしれない。)そう、「水野さん」なのである。この二人に対して何かあったら、銭形泪ちゃんが捜査に当たってくれる...?→誇大妄想はどこまで膨らむのだろうか...(でも、こういう考えを生むような仕掛けが本作には散りばめられていて、実に楽しくなるのである。)

そして、待ってました、「泪の裏には悪の影」から始まり「アタシの泪で溺れなさい!」という一番かっこいいシーンの登場となる。ケータイ刑事シリーズでは、やはりこの犯人逮捕時の口上が無いといけません。(これが無いと、気の抜けたコーラ、肉の無い肉じゃが、野菜のないキムチ鍋を出されたようになってしまう。)

事件の謎を説明する泪ちゃん。いつもの説明と比べてると、少し感情的になっているように感じる。そう、何かがいつもと違うのである。で、マネージャーは「あなたは一つだけミスを犯した」と語る。うん、そうなんですよ、泪ちゃん。そもそも「行方不明」ということだったこの事件。それをいきなり殺人事件と決めて捜査をしていたのは泪ちゃんなんですよね。殺人の可能性を否定できないものの、やはり行方不明という線での捜査が必要なんじゃないの、と何度言おうと思ったことか...

そこに「いいもんですね~」という着ボイスで泪の携帯に着信。それは水野氏からの電話であった。(でも、どうして泪ちゃんの携帯番号を知っているのでしょうか?)で、真相を明かすマネージャー。プロデューサーと二朗さんが拍手して入ってくる。「お疲れさん、泪ちゃん」。こういう所は、最終回を迎えたドラマの収録現場を思わせてくれる。→ううっ、これも奥が深い...

「ドッキリ、大成功!」と語る水野氏に対して、泪ちゃんも反撃を忘れない。「酷い、本当に心配したのに...」そして、得意の嘘泣き。水野氏の言葉に対して「べーッ」っと笑って返す。流石は泪ちゃん、でも泪ちゃんの嘘泣きはお約束ではあるとは言っても、やっぱりこれが無いと寂しいですからね... (で、嘘泣きの後の笑顔が実に素敵な泪ちゃんです。)

が、通話中の水野氏が突然苦しみだす。で、「警視庁から入電中!」というメールが入る。毒死ということで、現場に駆けつけた泪と柴田。だが、「ドンデンは映画の醍醐味。水野晴郎」というメッセージがあった。

って、今回は事件は起きていなかったということになる。警視庁が「シベ超」の宣伝に振り回されたことになる。ということで、ここのところ不祥事が続発する警視庁や各都道府県県警に対してしっかりしろよ、というメッセージがある。→そんな所まで入れてしまうなんて、今回の「銭形泪」、本当に娯楽作品なのか?それにしても、有終の美を飾るにしては内容がありすぎる...

シベリア超特急を見送った後のラスト、公園を歩く泪と柴田。「警視庁から入電中!」という着ボイスで事件発生を告げるメールが届く。「オリエント急行車内で男性の変死体。死体は水野晴郎と判明。直ちにナイルに急行せよ」泪も柴田も呆れ顔なのだが、泪は「一応、行っときますか」と、内心は嬉しそう。でも、ちょっと待ってよ、泪ちゃん。オリエント急行は東欧を走っている列車である。また、ナイルとは、ナイル川のことだから、エジプトである。ナイルに急行せよということは見当違いも甚だしいのである。IQ180の泪ちゃんならば、直ぐに気づくと思うのですが...

更に、オリエント急行で事件発生というのであれば、現地警察が捜査に当たるものである。被害者が日本人だから日本の警視庁に直ぐに捜査せよ、とはならない。第一、警視庁の管轄外である。そういう所を無視して、アガサ・クリスティ原作の推理小説「オリエント急行殺人事件」と「ナイルに死す」(=「ナイル殺人事件」)に捧ぐ、という形で持ってきた所が面白い。最後まで、本当にやってくれます。

ちなみに、BGMの「007」シリーズで、「オリエント急行」は第2作の「ロシアより愛をこめて」と第8作の「死ぬのは奴らだ」に登場していたし、その他の作品でもオリエンタル急行が通っている都市が何度か出てきている。また、「ナイル」(エジプト)となれば、第10作の「私を愛したスパイ」でも舞台になっていた。(BGMの選択はそれほど深く考えていないが、こうも作品に関係する小ネタ部分で繋がりがあるということになるのは、どういうことなのでしょうか。→書いていても楽しくなってきます。で、この記事のようなものすごい長文が生まれることになった。)

更に、「閣下のお言葉」の後に泪ちゃんが挨拶してくれる。「ケータイ刑事 銭形泪、いつも見てくれてありがとうございました。」いやいや、こちらこそ、「いつも楽しい作品をありがとうございました」とお返しする。(こういう気持ちになる作品って、実のところ少ないのだけど、本当に「銭形泪」は面白い作品であり、そういう気持ちになった。)泪ちゃんは閣下のシベリア超特急に乗って高村さんに会いに行ってくる、とのことだけど、「銭形零」の1話のあの人を考えたら、会えたのでしょうかねぇ?(ピロシキ10年分を泪におごらないといけない高村さん。例え泪ちゃんがやってきても逃げてしまうような気もするのですが... いや、そこは笑って迎えるか...)

ということで、BGMはいつしか3代目ボンド(R.ムーア)から4代目ボンド(T.ダルトン)作品を終え、5代目ボンド(P.ブロスナン)主演であるマドンナの歌う『Die Another Day』が流れている。これが終わるのを待って、本作主題歌である『泪の海(TVバージョン)』にBGMにしたところで、再度「楽しい作品をありがとう」と出演者、スタッフの皆さんに言葉を贈ることにして幕とします。(それにしてもものすごい長編になっちゃいました...)

尚、MBSでは、1週間空けてから「ケータイ刑事 銭形零」の放送が始まることになっている。レヴューを書くかどうかは未定とはいうものの、多分書くのではないかと...(とにかく、「ケータイ刑事」シリーズは面白い!!)

~DVD-BOXを購入すれば、いつでも楽しい「銭形泪」の世界に接することが出来ます~

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

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ケータイ刑事マニアルBOOK

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コメント 2

読み入ってしまった!
by (2005-11-14 23:36) 

MEICHIKU

hideさん、コメントとnice! ありがとうございます。
とにかく、面白くて楽しい作品でしたので、筆が進んでこういう状況になりました。長文を読んでいただいてありがとうございました。

「ケー刑事」シリーズは奥が深い物語の連続なので、何度も楽しむことが出来るので、いいですよね。
来年2月の劇場版も、今からワクワクしています。
by MEICHIKU (2005-11-15 11:27) 

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