バリグ・ブラジル航空が破産申請 [国際]
ブラジルの航空会社・バリグ・ブラジル航空は、17日にリオデジャネイロの裁判所に破産を申請した。尚、バリグ・ブラジル航空はポルトガルのポルトガル航空の支援を受けて再建策を協議中であるため、運航に影響は出ない見通しという。これは、11機の航空機のリース料が支払えず、機体の差し押さえを避けるための措置であり、裁判所は6ヶ月間の財産保全措置を決定した。
バリグ・ブラジル航空は2001年のアメリカ中枢同時テロ後の航空不況で経営が悪化していて、最近は新興の航空会社から国内線を中心に徐々に乗客を奪われていた。負債は95億レアル（約4300億円）という。
この他にも、アメリカの某大手航空会社についても経営が危ないと囁かれているが、ついに航空会社の淘汰の波が現実のものになりました。減少する利用客を奪い合うため、ますます低料金に走り、それが首を絞めたということになるが、事故を起こして経営が行き詰まったのではない所にまだ救いが感じられる。某国のトラブルだらけの航空会社も、このままトラブルを続けていたら、この航空会社と同じ道に進んでいくことになるのは確実であろう。（いや、そうなったら政府が救いの手を差し伸べて助けるか...）
他にも、各国の航空会社の中には経営が危ない所がある。一つが崩れたら連鎖的に崩れる可能性があるが、それも仕方ないのかもしれない。（安全管理の悪い所が少しは消えてくれればいいのだけど...）
2005-06-18 21:19