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保線管理は大丈夫? [事故]

JR福知山線の脱線事故の後、鉄道関係で「置き石」をはじめ、色々なトラブルが発生している。(事故の後だけに、今までだったら報道されないような事までも報道されているという所もある。)そんな中、死者が出るという事故が発生した。(乗客は無事。)

事故は山陽電鉄中八木-江井ケ島間で、現場は明石市。線路沿いのフェンスの切れ目から線路内に入った小学3年生が、線路を横断しようとして特急電車にはねられたというものである。

山陽電鉄によると、現場付近には高さ約1.5mのフェンスがあるが、フェンスの切れ目が現場を含め約100m間隔で3ヶ所あり、農作業に向かうお年寄りらが通るという。ということは、山陽電鉄は現場付近では線路内に人が入るということを知っていたということになる。線路内は危険であるということは承知しているはずなので、いつ事故が発生してもおかしくない状況であったといえる。つまり、山陽電鉄は事故の可能性があることを知っておきながら、それを放置していたということになる。

確かに、線路内に入るという方も悪い。しかし、鉄道事業者として安全管理を行うことも義務であり、それを怠っていたということで、山陽電鉄も責められる所がある。

保線管理では、線路や架線、信号機や踏切といった鉄道設備が優先されることは理解できるが、鉄道線路の敷地内に人が入れるという状況を作らないようにしなければならない。こういう所は全国の鉄道線路には必ず多数あるはずである。こういう方も直ちに確認し、問題がある場所は直ちに対処してもらいたい。

尚、今回は人間がはねられたが、場所によっては動物が線路内に入って同様の事故が発生する可能性もある、ということを忘れないでもらいたい。とにかく、人命が奪われるという事故が発生してしまったのである。そこから再発防止のために学ぶべき事ことはある。小さな事故といて扱うのではなく、国交相は全国の鉄道事業者に対して直ちに命令を出してもらいたい。



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