「日常」 [言葉orイラスト]
昼下がりの路地裏。
積まれて忘れられた雨ざらしの椅子。
眠る黒猫。
テレビの音。
教会の青い屋根。
工場に続く川辺の道。
たたずむ天使たち。
事故の跡を見つめて。
くちなしの香りが
『マ・タ・ア・シ・タ』
フラッシュバックさせる君の記憶…。
この短い祝祭を
一瞬の永遠を
当たり前の日常と言う奇跡を
生きていく。
死者も生者もない交ぜに
名前のな無い神々の祝福を受けて。
あらゆる愛しさと憎しみを
雨のように浴びて。
先日は、『鉱石ラジオ』の記事にたくさんのコメントを頂き、ありがとうございました。
今日の文章はある意味、あの詩と(精神的には)対になるものです。
誰しも、生きていく以上、失われたものを抱いているのですね。
私たちが「生」と言う短い祝祭の中で、お互いの軌跡をクロス出来ることには、深く感謝
しています。このブログで逢った皆さんにも。
本当は、この文章には「墓参の帰り」という副題がついています。でも、私はほとんど
お墓参りには行きません。どうしても、あのコンクリートで固められた墓石の下に、
私が愛した人々、愛してくれた人々の心が眠っているとは思えないからです。
形式化することで安心するというのが、嫌いなのかもしれません。
私は全くの無宗教なので(一種、アミニズム的な考えはありますが。あらゆるものに
命は宿るという…)名のある神々は信じていませんが、死者に対しては、自分の中に
ある真摯さをもって、「忘れない」ということに全霊をかけて弔意を示したいと思います。
いつまでも、いつまでも。
masugiさんの詩?
腰が抜けそうになりました。
いや、感涙です。(涙x3乗)
どんな言葉を付け足しても、どんな言葉を差し引いても無粋になります。
また、nice!いっぱい押します。
うっ!もー押すトコない…
by smottty (2005-12-17 17:46)
僕は父親の墓参りには年に多いときは3回ぐらい行きます。
やっぱり、骨がそこにあるから・・・
唯一、父親の残した本人の存在・・・
墓参りに行かなくても、忘れることはないですよ。
形式的なものだと言われればそうだし、
会社に勤めていた時に、まわりの人に聞いても、
あまり墓参りには行かないみたいです。
遠いなどの物理的な理由で避けてる人もいるみたいですが、
それでも、やっぱり僕は行き続けると思います。
by kobekko (2005-12-17 19:38)
写真もすごくイイヨ。
by ccq (2005-12-17 20:19)
初めて見に来ました☆文章もいいんですけど、
とにかく写真がキレイで(☆☆)
ちょっと、初めてコメントするのに恐縮なのですが今、デジカメを探しててあまりに種類が多すぎて何を買ったらいいのかわかりませぬ。
・・・宜しければ今何を使っているか教えてもらえますか??(高そう。。)
by (2005-12-17 23:06)
この花のように美しく咲いて、散りたい、自分らしく、ありのままに。
by winner-forever (2005-12-18 00:09)
いい写真ですね。
僕には真ん中の花が風に揺られて
花びらが揺れて見えます。
そこの温度や香りまでもが伝わってきます。
by Hikaru (2005-12-18 02:48)
皆さん、nice!とコメント、ありがとうございました。
smotttyさん、ありがとうございます。文章を誉めていただけると
子犬のように喜びます。元々は、文章を書く人になりたかったのです。
いつの間にか、大量生産できる写真がメインになってしまいましたが…。
ボニピンさんは本当にお父さんを大切になさっていたのですね。
そして、とても愛されたのでしょう。
その優しい気持ちが、今はもういない人たちの存在を確かなものに
してくれるような気がします。残された私たちは忘れたりしませんものね。
大事にされたこと。一緒に過ごした日々を。
ccqさん、ありがとうございます。思いっきり時期はずれですが…。(^-^;)
浅草側の隅田公園、砂場に落ちた八重桜です。
blockさん、初めまして!
カメラですか。あのー、大したもの使ってません…(笑)。
このブログの大半、11月末まではコレ↓使っていました。
http://blog.so-net.ne.jp/masugi/2005-11-09-2
ソニーのサイバーショット。レンズを動かせるタイプです。
そして、今のメインはコレです。↓富士フィルムのFinePixS9000。
http://blog.so-net.ne.jp/masugi/2005-11-30-1
富士のはポイント還元分などを引くと、カメラだけならギリギリ5万円台と
言うところでした。一眼型のカメラとしては、はっきり言って最低ライン
だと思います(笑)。あんまりお役に立てなくてスミマセン☆
武蔵さん、そうですね。自分らしくあることはいつも心に留めていますが、
「己の欲するところに従いて矩を越えず」、となるのに孔子でも70年
かかった…ということは、まだまだ私は修行中の身のようです(笑)。
Hikaruさん、ありがとうございます。本当は温かな日差しの中、
周り中に子供たちの歓声が響く中で撮っていました。公園の砂場なので。
CAMEL MILDさん、megさん、nice!ありがとうございました。
by masugi (2005-12-18 15:08)
やっぱり好きです、この写真^^
by nyan (2006-03-13 15:54)
あの少年に まつわる、春の桜だったのですね。。。
だから、枝に付いた「花」では ないんだ。。。
by KANAchanMaMa (2006-03-14 01:56)