SSブログ

OECD調査 学力低下問題について-1 [子育て・教育]

 12/8のニュースで、表題について各新聞・テレビ・ラジオ等で報道され大きな話題になっ
ています。
 私はこの結果について「やはり」という感がしています。

 この調査は、OECD加盟国を中心に、知識や技能を活用する能力を3年ごとに調べ、2度目
の今回は29の加盟国と11の非加盟国・地域の15歳が対象で、日本では昨年7月、高校1年
生約4700人が受験し、13種類の調査問題から1種類受験したそうです。

 この原因について、各マスコミ等で「ゆとり教育」「指導要領」等、教育行政・現場の学校へ
の批判が述べれれていますが、それだけでしょうか?
 もちろん、子ども達を直接指導している学校もこの結果をしっかり受け止めなけれなりません。

 教育現場にいた身として、現在の学校での子どもの実態で、多くの学校で悩んでいることに、
どの子どもも各学級の中で力を発揮させたい-全員の子どもによりよい授業を提供していきたい
と努力しています。しかし、
  ・忘れ物(小学校低学年で直らない場合、中学でも同様である。)
  ・授業態度(きちんと学習のルールをいきわたらせることが難しい。)
  ・家庭学習・宿題をしてこない。 
  ・・・・
などの問題で多くの担任・学校が苦労しています。
 以上のことは、教師の力量にもかかわってくる問題もありますがが、家庭での比重もが大きい
ものです。
 最近、入学時の1年生から学級崩壊などということも聞きます。授業らしき体制が1学期の内
にできればよい状態かもしれません。

 一昔というとすぐ年寄りの口癖と言われかねないですが、その頃は4月中にと言われていてい
ました。その頃は、保育園・幼稚園から小学校に入学する子どもには「学校に行ったら、友だち
と仲良く、しっかり勉強してきなさい。先生の話をしっかり聞いてらっしゃい。」
と保護者が毎
朝、家から学校に送り出したものでした。今はどうでしょうか?
 「宿題したか?」「勉強したか?」これが学校から帰った後の親の口癖でした。私も子どもの
頃、よく言われました。してなければ強く怒られたものです。今はどうでしょうか?
 もちろん、現在も同様な家庭が多いと思います。しかし、そうでない家庭も見かけるようにな
りました。

 保育園・幼稚園とちがって学校は、多くの友だちと一緒に勉強したり、人間関係の基礎を創る
です。学級という集団で生活しますからそこには当然ルールがあります。そのルールを知らな
い・忘れた保護者の方もみられます。
 きつい言い方かもしれませんが、授業参観中-子どもの教室の中で世間話をしたり、ガムをか
んでいたり、携帯で我が子中心に写真を撮ったり、つれてきた幼児を自由にさせたり・・・・・

 ぜひ、学校と保護者の方々と子どもが社会の中でよりよく成長させていく教育のあり方につい
て家庭教育・学校教育の立場を明確にさせ、理解し合い連携を深めてください。きっと学力向上
の1つの方策になるはずです。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校