その後…。事実と現状のギャップ [あの日から今日まで]
それからも、仕事以外で私から”彼”に電話することはなく、彼からの電話も以前ほどの回数ではなくなりつつあった。
クリスマスが近づいて来た頃のある日、久しぶりに日付が変わりそうな時間にPi.Pi.Pi.と鳴った。
「今日で全部終わったよ。報告されても困るだろうけど、色々ありがとうな。」
「本当にもう…報告されてもこまるよ(笑)何も言葉がない。結婚前の私の夢が壊れた事件だったよ。」
もっと気の利いた言葉がなかったものか?と些か後悔した。
がしかし…次の瞬間に前言撤回することになる。
「結婚に夢見るお年頃でしたっけ?」 (コイツやっぱ嫌い!!)
「何歳になっても、途中リタイアしない程度の夢はあるわ」
「じゃ、恋愛と結婚て何が違う?」 (そんなだからフェードアウトされるのよ)
「オヤスミがバイバイじゃなくなるじゃない?私の夢なんてそんな基本的なもの」
「乙女チックな病にかかったの?”アンタ”…(爆笑)」 (ムカつく男復活!!!)
数年後…のごく最近になって判明した事実として、この会話が”彼”にとって私が≪面倒くさい女≫ではなくなった瞬間だったらしい。
でも、そんな事実と相反して、×独身男性でも”恋愛対象外”がいることを私が認識した瞬間でもあったわけで…。
私は気づかなかったけれど、この日以来、”彼”は彼自身の結婚から離婚までに結びつく一切の話題を私に振ることはしなくなったのだ……そうだ。(笑)
≪面倒くさい女≫ではなくなった、と言ってもそれまでと態度が変わったわけではないので、何かが進展する兆しは見られなかった。
それどころか”彼”は二度と結婚しない宣言までしていた。
この時点でもまだ、親友の予感は大きくハズレといった状況で、≪運命≫など起こり得ない背中合わせな二人の人生論。それが、ある日を境に私の心に異変が 思いがけず、いとも簡単にコイニオチタ。
”彼”が≪ムカつく男≫から脱出した事件については…また次回
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