初めてのケンカ ~ジェラシー~ [あの日から今日まで]
私は自他共に認める”筋金入りのやきもち屋”である。
そのレベルは”可愛い嫉妬”の枠を大幅に越えていて、七年目を過ごしている今でも一向に形を潜める気配すらない
それどころか、年々…屁理屈を重ね正当化する技術まで身につける始末
七年越しで主張し続けた結果、私の”ヤキモチ”は市民権を勝ち取る。
それまでの間、本当にただの一度もケンカする事なく過ぎてきた。というより、限られた時間の中でケンカをしている”余裕”など無かったのだ…。
週末、二人で一緒に居られるようになった事で少しだけ”余裕”や”甘え”が許されたのかもしれない…。やっと”ケンカが出来る仲”になれた?
(ホントはケンカなどしないほうがいいのだけれど(笑))
その”一発目”は付き合い始めてから10ヶ月が過ぎた、とある土曜日の午後…。
生活雑貨を揃えようと、二人でお買い物に出掛けていた。
”コレ可愛い” ”そんなのイヤだね!” ”コレがいいもん!”
雑貨屋さんでは、居場所がないような(笑)手持ち無沙汰な様子の”彼”を見ていてドキドキしたり…と楽しい時間の流れの中で、色々なモノを見て歩いた。
「美由、煙草吸いたい…。」荷物をいっぱい抱えた”彼”はブレイクタイムを要求。
そして、”お茶でもしよう”と車に乗り込み場所移動…。その時”彼”の携帯が鳴った
「あーどうも、こんにちは。俺、今日は休みなんだけど…。」と”彼”。
電話機からもれて聞こえた”声”は女性私の顔が曇ったコトに気付いた”彼”は、私から遠いほうの耳に携帯を持ち替える…。
その”彼”の行為が、私の心の曇りを”カミナリ雲”に変えたのだ
チラチラと私の顔を確認しながらも、訳のわからない会話をし続ける”彼”に苛立ち、私は怒っているコトをアピールするように、車の窓を全開にして体ごと外を向いた。
そして、その電話を切った時、試合開始のゴングが私にだけ聞こえた
1R
「誰から?」 「何の話?」 「聞こえないようにしたのは何故?」と軽いジャブ三連発。
「集荷先の事務員の子」 「問い合わせ」 「こうなると思ったから」”彼”も簡単にかわす。
2R
「どうして、仕事先の人からの連絡がこっちの携帯に入るの?」
「仕事用とプライベート用で二台じゃないの?」右ストレート二発。
「仕事用の携帯が電池切れで仕方なく、この番号教えた。」
「どうして、俺に連絡してきたか?までは知らないよ!」少しは効いたか?
3R
「それなら、これからもこの携帯にさっきの子から電話が入るコトもあるの?」
「もし、また電話が掛かってきたら、この携帯の番号変えて!」とボディブロー。
「また掛かるかなんて、そんなコト知るか!」
「番号変える?ふざけるな!」とうとう”彼”も対戦モードになる。
それでも、引き下がるコトは出来ない!
何故なら…番号は偶然に知ったのかもしれないけれど、午前中に別の人が配達に来た時点で”彼”がお休みである事は、当然わかっているはずなのに、それでも”彼”にわざわざ電話をしてきた気持ちが、私には痛いほど分かる。
ほんの数ヶ月前の私と同じだからだ…。
4R
「だったら、二台もいらないじゃない!」
先ほど全開にした車の窓から携帯を投げ捨てた
勢いとはいえ、自分の行為に驚いた
「…。」無言ではあるが”彼”も怒りの雰囲気は充分である。
一体”KO”されたのはどちらなのか
ちょうど信号待ちにかかり、直ぐに車は止まることになる…。
5R
「携帯、拾って来い」完全にキレている”彼”の顔と声。
「…」意地になる私。
「拾って来いって言ったの聞こえてないのか」
自分で投げた携帯を拾うため、おずおずと車を降りた私
その時、信号が青になり”彼”は車を発進させた
どうやら”KO”されたのは…私らしい。
きゃ!!ケンカなんてステキじゃない
私はケンカもできないような関係はいやだな
もちろんしなくて済んだほうがいいに決まってるけどさ
雅さんの”めんどくせ~女”っていうのがなんとなく分かった(笑)
でもさ、好きになればなるほどこうしたらいけないとわかってても
おモチを焼いちゃうんだよね プクーっってさ(笑)
今回は雅さんが一枚上手だったね
今じゃそんなとこもかわいいって思ってるんじゃないかな
ちなみに私はダーとはほとんどケンカしないよ
主張はするけどケンカの前に解決しちゃってることが多いからね
by lovery-hyutan (2005-12-01 22:31)
Minagi☆様
受験準備で忙しいのに時々来てくれてありがとう(笑)
いつもいつもniceの足跡見て感謝していますm(__)mペコリン
寒くなってきたので風邪などひかないようにね(^_-)-☆
by mi-mi (2005-12-02 00:15)
ひゅ~ママ様
おひさ(^^)v
更新されてるかなぁって毎日チェックしてますよ(笑)
私の方も最近は忙しくて(汗)毎日の更新が不可能な感じです(^^ゞ
ここまでのプロセスに時間とページを懸けすぎてしまい、この先のどの部分を書こうかと考え中(笑)
今回はバトル編で攻めてみました。(*^^)v
ケンカの前に解決できるなんて!いいなぁ~☆
私はダメ(爆) ”ハイハイ…それで?”なんて冷静に対応されると、余計にエキサイトしてしまう悪い癖があって、原因は雅さんでも、最終的に私が全部謝るハメになります(泣)
やっぱり、面倒くさい女なのです…私って(笑) まっいっか(開き直り)
続編として、そのあたりを次回は書いておきます。 また来てね 美由
by mi-mi (2005-12-02 00:15)