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揺れる想い [あの日から今日まで]

時々思うことがある、偶然の再会から一年が過ぎて、大きく変化した現状と何より私自身の気持ちの変化のこと。

”彼”に離婚という不幸が起きなかったとしたら

私の気持ちは一年後の今、どうだったのだろう…。と

再会できた事を≪運命≫だと思いたい気持ちになっている今では、想像すら出来ない…。

何故、そんな事を思うか?それなりの訳がある。

事実上は一年以上も前に形としては壊れていた”彼”の結婚生活。正式に”彼”が夫という肩書きを外されてから半年…。

それについて”彼”が口にした最後の言葉は”全部終わった…。”だったのに、そうではないと思わせる事実が”彼”の左手には残っているのだ。

そう。今でも”彼”は結婚指輪を外してはいない。

それを見ると泥酔状態で電話をかけてきた夜まで記憶はサカノボルのである。

全て許すつもりで待っていたから外さなかった指輪なの?そして、今も気持ちは終わっていないから外したくない指輪なの?

バツイチ男に恋した以上、それくらいの事に気持ちがグラグラするようでは先が思いやられる

だけど、バツイチ男が好きなのではない!!! 好きになってしまった男がバツイチだっただけなのだ。 (現状に大差はないけれど)

頭ではわかっている…それでも、見るたびにセツナクなるから大好きな”彼”の左手は大嫌い。

あの手を見るたびに、あの指輪がある限り

あの手は別の誰かの人生を守っていたのだと…

あの手が私の手とつながる日は来ないのだと… 揺れる想い。

 

 


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