ファースト・ディセント [映画[2007]]
出演:ショーン・ホワイト、ハンナ・テーター、テリエ・ハーコンセン、ショーン・ファーマー、ニック・ペラタ、トラビス・ライス他
監督・脚本・プロデューサー:ケヴィン・ハリソン
監督・編集・プロデューサー:ケンプ・カーリー
原題:FIRST DESCENT 2005年 アメリカ
前人未踏の山からの初滑降(ファースト・ディセント)を成し遂げるために集まった、トップライダー5人の挑戦を描いたドキュメンタリー作品。
舞台はアラスカです。
見渡す限り、山・山・山・・・・・。
ヘリで直接山頂へ乗りつけ、そこから滑降するという、なんとも贅沢な滑りを楽しみます。
滑るのは、ショーン・ホワイト、ハンナ・テーター、テリエ・ハーコンセン、ショーン・ファーマー、ニック・ペラタ、そして途中から参加のトラビス・ライス。
各世代にまたがったヴァリエイション豊かな彼らが、究極の新雪の上を滑りぬける・・・・・
スノーボード、私がまだスキーをやってた時分(この言い回しからして、古い)は、まだまだスノーボーダーは市民権を得られておらず、スキー場でも限られたスペースかもしくは全面禁止の措置をとられており、迫害をうけている存在でした。
この作品中でも言われてますが、最初は敬遠していたスキー場関係者なども、一旦人気が出ると手のひらを返したかのようにスノーボーダーを受け入れ、逆にスキーヤーの肩身が狭くなる始末には、ちょっと疑問を覚えます。
トニー・ホーク。真面目な仕事もうけてるのね。出てるなんて思わなかった(実際、IMDbのキャスト欄にも載ってないし、スノーボーダーじゃなくスケーターだから?パンフにも名前が載ってなかった)ので、画面に彼が現れたときは顔がほころんじゃった(笑)大好きなんです、彼。
まぁね、ロード・オブ・ドッグタウンとかフツーの作品にも出てるのですが、どうしても『jackass』の悪ふざけチームの一員・・・というイメージが(笑)
これはドキュメンタリーなので、オープニングで見せ場のハシリをみせた後は、ただひたすら終盤の盛り上がりに向けての説明タイムに突入するので、辛抱が必要なのですが、こうゆうスポーツ系のドキュメンタリーならば我慢は可能です。
ショーン・ホワイト君。トリノで優勝したり、Xゲーム夏・冬両シーズンメダルゲットなど、とにかくすごい子なんですが、撮影当時は18歳?とにかく~、若い。
誰かに似てる気がするのですが・・・えーっと、気持ち悪くないカバちゃん?ではないわな。あぁゴメンナサイィィィ、冗談です(笑)ロック・ミュージシャンにも似てる人がいたような。とにかく、今どきの可愛かっこよい若者です。滑りももちろん最高だしね。
ハンナ・テーターは唯一の女性。しかもショーンと同じ歳の当時18歳?お兄さんが4人いるんですが、彼らもオリンピックの代表になるなどすごい家族です。
彼女もトリノ五輪で(ハーフパイプ)金メダルをとったみたいですね。
テリエ・ハーコンセンは、かっこいいノルウェー人です。
スノーボードに対する強いこだわりを持っているみたいで、メダルが有力視されていたのに、国と国とが争うオリンピックに出る意味を見出せず、長野五輪を辞退したり、実にまっすぐな人です。
しかも、最後の最後、皆が危険と一旦諦めた山を滑りこなすほどの腕を持つ、スゴイ人です。
ショーン・ファーマーは、めちゃくちゃ自由人。自分のやりたいこと(スノーボード)をどこまでもやり続けてきた、永遠の少年のような人です。『自分の将来設計なんて、オレの頭の中にはなかった』といってのけれるその自由な精神は、スゴイ。
この撮影直前まで消息不明だったらしいです。
ニック・ペラタは、90年代初期のスノーボードビデオでの悲劇的な転倒シーンで有名になった。
酷い怪我をおったものの、彼はそれでもスノーボードを辞めることはなく、果敢に新しい滑りにも挑戦していった人です。
トラビス・ライスは、めちゃくちゃアグレッシブ。アラスカでの撮影で雪崩に遭遇するも、適切な判断をもって乗りこなし(雪崩をよ!)、軽々と生還するという図太い神経の持ち主です。
もちろんテクニックは超一流なので、観ていて不安になることはないですが、その自由な滑りを観ていると、ちょっとハラハラしてしまう。でも、彼の滑りは観ていて気持ちがいいんです。不思議ですね。
これ、スポーツ系のドキュメンタリーによくあるように、サントラがかなりいいですよ。
Beckや、Jack Johnson、Queens Of The Stone Age、Jimmy Eat World、Foo Fightersなどなど・・・。
特に、最後の見せ場でテリエが単独ファースト・ディセントに臨んだときにかかっていたFoo Fightersの『Hell』は、とてもマッチしていて良かったです。サントラの発売は・・・ないのかな?
こうゆう作品を観ていて毎回思うのですが、撮影クルーって、スゴイ。
プラス、自分もあんな風に滑れるんじゃないか?っていう幻想を抱いてしまうのですが、幸いなことに試してみたくても近場に良いコンディションのスキー場が無いので、命のともしびが危機にさらされることは無さそうです。
公式HP--→ http://www.fd-movie.jp/
トラックバックありがとうございます。
また寄らせていただきます。(^_^ゞ
by GOGH (2007-01-26 01:38)
GOGHさん、おはようございます。コメント&TBありがとうございます!
ご挨拶もなしにTBすみませんでした~。
また伺わせていただきます!
宜しくお願いします。
by まみりん (2007-01-26 08:39)