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マサイ [映画[2006]]

出演:マイナ・マコ、パルカシオ・ムンテット、パウル・セケナン、スワケイ・キピロッシュ他

監督:パスカル・プリッソン

原題:MASAI                           2004年 フランス

部族の中での地位を確立するために、危険な狩で名を上げようとする一人の貧しい青年の苦悩と試練。

史上最悪とも言われる干ばつに見舞われているマサイの村。長老達は、マサイの守護神に“ヴィチュア”と呼ばれる最強の獅子のたてがみを捧げる為に、村一番の戦士ティピリットをヴィチュア狩りに送り出した。が、彼はヴィチュアとの戦いに敗れ、帰らぬ人となってしまった。
最強の戦士の訃報に暗く沈む村人達であったが、そうする間にも干ばつはすすみ、村人にも家畜にも限界が近づいていた。

そこで長老達は村の若者から数人の戦士を選び出し、再びヴィチュアの元へ送り出すことにした。将来有望な若者を危険な狩りに出すのだから、それは苦渋の決断だった。
ティピリットの弟のロモトゥーンがそのリーダーに選ばれたが、彼の親友であるメロノの名前はそこにはなかった。それはメロノの父親が反対したからであった。彼の一家は貧しい羊飼い。父は、みすみす命の危険が伴う旅に一人息子を出すものかと頑なに拒み続ける。そんな父の心を知ってか知らずか、メロノはロモトゥーン達の後を追いかけて旅に出る。

危険は野生の動物だけではなかった。
危険な部族のテリトリーを上手く避けて進まなくてはならない為に、思うように目的を遂げられない彼ら。焦りは募るが、その焦りが時に危険に繋がる・・・・
道なき道を進み、姿なき伝説の獅子を捕まえるべく旅に出た彼らを待ち受けてるのは・・・・・


これは、物語よりも出演者の生の声が面白いですよ。
彼らはオーディションで選ばれたらしく、映画の台本はあっても字が読めないので台本を丸暗記(!)して撮影に臨んだらしいです。
しかも、よわっちい役を演ずるということに大きな抵抗があったらしく、そこらへんでもひと悶着あったらしいですね。
もう、まっすぐすぎるくらいまっすぐなんですね~。微笑ましいです。

主演した2人が日本にプロモーションの為に来たらしく、その様子はめざましテレビ他でも紹介されてましたよね。もう、何もかもにびっくりしたりはしゃいだり。そりゃ、全然違うだろうしね~。
彼らは来日するまでパスポートというものの存在すら知らなかったらしいです。しかも自分の生年月日も分からず・・・・って、パスポートにはどう記入したんだろう(笑)

とにかく、マサイ族、すんばらしい筋肉質の身体!!全身バネですよ。同じ人間だなんて思えない。鍛え抜かれているのか、もともとの民族的遺伝でそうなのか。とにかくしなやかで屈強。しかも、肌もきれいだしね~。

自然ももちろん美しいし雄大なのですが、GPS機能でも備わってるのでしょうか?道しるべも幹線道路も何も無いサバンナで、よく目的地に行って帰ってこられるな~と感心しちゃいました。
それに、他の部族のテリトリーって、柵が立ってるわけでもないし、どうやって線引きしてるんだろう??日によって(時には気分によって)変わるのかな??境界線。

で、ところで、結局雨は降ったのかなぁ??

これ、上映の映画館(小さい劇場)で、ジュアール・ティーというアフリカの飲み物?の試飲会をしてましたねぇ。アフリカ系で日本語ぺらぺらな、たぶんボビーとは違うだろうけど同じ感じの人が、民族衣装を着せられて、お茶を配ってました。タレントには見えなかったので、きっと日本で働いてる自国のエリートさんなのかな(どこかの大使館員かも)??


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コメント 3

うるる

まあ、こんな映画があるんですか。なんともストレートで魅力的なタイトルですね。「マサイ」・・・。いいな~~いろんなツーな映画が見られて。DVD情報キャッチしたら教えてくださいね。

>アフリカ系で日本語ぺらぺらな、たぶんボビーとは違うだろうけど同じ感じの人
あはははは・・・あちらの人、似た人多いですよね(笑)
そうそう、意外とエリートさんだったりするんですよね。
by うるる (2006-02-22 09:37) 

marukosugi

はじめまして&TB失礼します。
この映画、展開が凄すぎて僕は正直笑ってしまいました。
良い意味でB級映画かなと、、、
情けない老戦士が良い味を出してました。
by marukosugi (2006-02-24 00:03) 

まみりん

うるるさん、おはようございます。
これ、上にコメントくださってる やまさん も書いてるように、内容が強引すぎるような・・・物語として観ると、ダメですね、きっと(笑)
肉体美の堪能にはいいかもしれませんが~。でも、なんであんなにつるつるなんだろうね~、お肌。うらやましいぃ~。
アフリカの人の話す日本語って、不思議とやわらかい感じですよね。

やまさん、はじめまして。コメント&TBありがとうございます。
マサイ族を映画にするために、ほんとすごい強引な展開で撮ってましたね~。シーンとシーンのつなぎが少なかったような?
ドキュメンタリーでは良いかもしれませんが、映画だと話の流れが分からなくなってしまいますよね~。でも、これもアリかな~と。ほんと、良い意味でB級映画でした。
老戦士、皆にバカにされてたのに、一発逆転でいい所見せるのか?と思いきや、ふつうでした(笑)
by まみりん (2006-02-24 08:59) 

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