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モンドヴィーノ [映画[2005]]

出演:ワイン生産者、醸造コンサルタント、輸入商、オークショニア、ワイン評論家 他

監督:ジョナサン・ノシター

原題:MONDOVINO                 2004年 フランス=アメリカ

ヴォジョレ・ヌーボー解禁で賑わってるこの日にこの話題もなんなんですが・・・(笑)

『明日選ぶワインが変わります』
『誰かに話したくなる、ワインの話』

このコピーから、私はてっきり購買意欲をくすぐる、ワイン推薦+おいしい飲み方講釈映画、なのかと思ったのですが・・・・・・・はっはっは・・・全然違った。
ワイン業界に渦巻く陰謀とかなんたらを、すっぱ抜く作品でした~。
でもね、皆さん悪いことをしてる風じゃないんですよ~。どんな倫理的にマズイ事でも、ワインに携わる皆さんは、おおらか~に構えていらして・・・悪いことをしてるなんて、ち~っとも思ってませんね。

あらすじは・・・・・一人の醸造コンサルタントと一人のワイン評論家によって、世界のワインの味が一本化されつつある現状への警鐘???

なんでも、この監督さんが主張するには、超有名なワイン評論家『ロバート・パーカー』氏に合わせて、味が調節されてる傾向があるんだそうですよ。(パーカリゼーションっていう造語までできてるらしいです。意味は、パーカー氏が好むタイプのワインを造ること。)
自分の生産するワインに、高得点をつけてもらおうと、皆さんがんばってるんですよね。でもね、一人の人間の好き嫌いでこうも状況が変わっちゃうとなると・・・評論は止めにしたほうがいいのではないかと・・・・・

解るんですよ、生産者の考えは。
自分の所の味を守りたいけど、会社というかワイン製造を続けるには、良い評価が必要。売れなきゃワイン造りを続ける事すら出来なくなってしまいますもん。なもんで、自分の味を捨てて、醸造コンサルタントの指示を仰ぐことにしてしまう。
でそれだけならいいんですが・・・このコンサルタントの『ミシェル・ロラン』さんってば、評論家のパーカーさんとお友達なの。そこがね~・・・・・
で、次から次にコンサルタントの依頼が入り、笑いが止まらないミシェルさん。本当に笑いが止まらないんだもん(笑)。自分で『悪い奴ほど良く笑う・・ってか?』とか言ってるし(笑)

ついでに、金儲けのことも絡んできて、大手のワイン生産者が、弱小でも良い名前を持ってる所を次々と傘下に入れてゆき、世界のワインを牛耳ろうとまでしてくる・・・・・莫大なお金を産むんですね~ワインの世界って。

時代の流れに逆らい、自分の味を守り続けてる生産者の方もいるんですよ。でもね、立場が弱くなってしまってるのは仕方のないことなのかな。彼らは自分の仕事をきちんとしてるのにね。手作業で守り続けてるのにね。
それぞれの土地には、その土地に根ざした味わいがあるわけで。それがワインの個性につながってるはずなのに。


何のこだわりも持たずに飲んでる私なんかは、おいしく飲めればそれでいいのですが・・・。色々な思惑が絡んでるんですね。これからは、心して飲みましょう。「あ、これはバカ笑いのミシェルのワインだ~」とか「あ、これは生き残ったワインだ~」とかね。

これ、手振れがものすご~く酷いので、ちょっとキツイかもしれませんよ。私は気分が悪くなって、何度帰ろうとしたことか・・・でもね、どういったオチを用意してるのかと気になってしまい、最後まで我慢したんですよ。でも・・・オチなんてなかった。。。。。なんてこったい。
136分ですよ!!!私は今気付きましたよ~この上映時間に!!そういえば長いと思ったんですよね。(ドキュメンタリーでこの時間は長いと思うのですが・・)


で、『明日選ぶワインがかわってくるかもしれません』・・・はい、そうですね。何を選んでも大差ないということですので。深く考えず、選ぶことができます。

で、『誰かに話したくなるワインのお話』・・・別に話すこともないです。だって知識皆無ですし。

・・・・・・・うっ・・・否定的??批判的???でも、ワイン好きですよ~。今日は若いワインを買って飲みますよ~。予約し忘れたので、適当に余ってるのを買ってきま~す。

公式HP--→ http://www.mondovino.jp/


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コメント 4

みやび

こんばんは。
あら(内容)予想がハズレちゃったんですね。でもドキュメンタリーとは思わなかったな。私もまみりんさんと同じことを思ってました。
(でも観たいと思ってもこちらは皆無)
今日の解禁日に合わせたかのような、このタイミング(笑)
やっぱ狙ったの?(笑)

ワイン飲んでるかーーいっ!
そそ、久山町のレイクサイド久山ってご存知です?
ここワイン風呂があるんだよ~。真珠風呂とかね。お気に入りで過去1回宿泊し、日帰りで何度か行っています。
一緒に入りに行かな~い?へへっ。
by みやび (2005-11-17 21:40) 

まみりん

みやびさん、おはようございます。
頭がものすごくいた~~~~っい・・・。飲みすぎたー・・・毎度のことですが。
レイクサイド久山、名前はしってますが・・・・行ったことはないですね。でも、そのワイン風呂、ニュースで見ましたよ(笑)真珠風呂は出てなかったな~。それにしても、すごいネーミング。
ご一緒って・・・・・裸ででしょうか???(どきどき♪)
ててて抵抗があるなぁ~。ぴちぴちの20代と急降下(済み)の30代では・・・・・(笑)1年くらい、考える(+鍛える?)猶予をくださいっ(笑)
by まみりん (2005-11-18 08:19) 

カーチャ

この映画、見てきました~。
ほんと手持ちカメラによる画面のブレは気持ち悪くなりそうでしたねえ(苦笑)
途中、ちょっと睡魔に襲われたりもして。

イタリアのフレスコバルディ社とアンティノーリ社という侯爵家が経営する両社の仁義なき戦いが印象的で。
実は先日、よく行くイタリアアンレストランのワイン教室で偶然にもフレスコバルディのワインを飲んだんですよ~。
めちゃくちゃ美味しくて、幸せな気分になったんですけど、この映画を見ると、フレスコバルディ家ってそつないなあと印象が微妙に変わってきて…(笑)
ミシェル・ロランは確かにいいキャラしてました(笑)

ま、自分が「これはおいしい!好き!」と思えるワインを見つけたら、大事に飲んでいけばいいと思うんですけどねー。
ただ作品内にも出てきた"テロワール"(地味)が感じられるほうが、よりワインを楽しめるんじゃないかなあと。。。
かく言う私も映画館の帰りに格安ワインとチーズを買って帰りました。
そこにはもちろんモンダヴィーのワインが売ってましたよー。恐るべし、モンダヴィー(笑)
by カーチャ (2005-11-20 01:32) 

まみりん

カーチャさん、おはようございます。
やはり気持ち悪くなりますよね~。あれはいけません(笑)
イタリアの仁義なき戦い(笑)!!あれは面白かったですね~。見栄と意地がありますからね~。
ワイン製造も、好きだからだけじゃ出来ない時代なんですね~

味にしても、人それぞれ好みが違いますからね~。自分で探せばいいのですが、そこらへんの投資(ワインは高い!)が難しい場合、どうしても『評価』に頼っちゃいますよね~。
私も地道に自分に合った味を見つけよう~っと。
by まみりん (2005-11-21 09:06) 

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