SSブログ

レオポルト・ブルームへの手紙 [映画[2005]]

出演:ジョセフ・ファインズ、エリザベス・シュー、ジャスティン・チェンバース他

監督:メヒディ・ノロウジアン     2002年 イギリス・アメリカ

 

ネタバレしてます。

その後、レオポルト・ブルームが誰かに心から愛された事を願います。

 

殺人を犯した囚人と、孤独を抱える少年の文通。そして時を超え2人を結びつける物語。その物語を通して、2人はそれぞれの道に導かれる。

ほんの小さな猜疑心が、大きなほころびとなり幸せな家族の歯車を狂わせてゆく。ほんとに、あのおせっかい奥さん!!ああゆう人、居るね。確実に。自分も幸せなんだから、他人にちょっかい出さなくてもいいのにね。自分だけが幸せじゃないと納得いかないのかしら?それとも学のあるメアリーが憎たらしくって、なにか痛い目に遭わせてやろうって腹積もりだったのかな?それにしても、ほんと憎らしい。まぁそんな悪気に引っかかる方にも問題があったんだけどね。でもあんな事がなければ旦那さんと娘さんの死は防げなかったにしても、息子のレオポルトとの関係も全く違ったものになったのではないでしょうか?

メアリーは疑心暗鬼になり、自堕落的にどうにでもなれ~と手近に居たペンキ職人と関係を持ってしまうのですが、それが元でレオポルトを愛せないようになってしまいます。生まれた時から母の愛を貰えなかったレオポルトは、それでも健気にグレること無く成長してゆきます。

彼の名前は『ユリシーズ』の主人公からとったものらしいのですが・・・これ、勿論読んでませんよ。見かけるけど、手にはとらなかった。読んでみよう。

これは、レオポルトがスティーブンで、何がどうなって・・・とちょっとフクザツなんですけど・・・その上重いですよ。テーマが。

ああいう状況で自分を責めた挙句に、子供にまで心を閉ざしてしまう・・・解らないことではないとは思いますが・・・自分が同じ立場なら、同じようになってたかもしれませんが、でもレオポルトが可哀そうすぎですね。どこかで気がついてほしかったです。自分の過ちに。後の祭りになる前にね。

この主演のジョセフ・ファインズが良い感じですねぇ。無表情の顔でも演技が出来ます。しかも、おでこ広いし(!)。


nice!(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

nice! 0

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。