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アレキサンダー [映画[2005]]

出演:コリン・ファレル、アンジェリーナ・ジョリー、アンソニー・ホプキンス他

監督:オリバー・ストーン

 

アレキサンダー大王様の物語でございます。

紀元前の話なんですよね。なんか遥か昔々のお話で。『ゼウスの子』って言ったって、相手は神でしょ?可能???

まぁそれはおいておいて、この作品言われてるほどダメな作品ではなかったですよ。ただ、言いたい事(監督の)が伝わりきらなかっただけの話でしょう。ラジー賞にノミネートされる程ダメではなかったような・・・でも、あれって制作費をめちゃくちゃ賭けてコケた作品を、よくターゲットにしてるから・・・・ま、いっか。

頂点を目指す者、簡単に満足してはいかん、とは言うけど・・・適当な所で満足しましょうよー。彼は何を求めていたのでしょう。勝利でもなく領土拡大でもなく偉大な名声でもなく・・・・・ただ緊張の無い世界を求めてたのでしょうか?イヤになるくらい母親からせっつかれて、権力のみに執着と愛情を注ぐ母親がイヤだったのかな。いいところで手を打っておけばよかったのに。でもそうしたら、神話にはならんだろうけど。本人は幼い頃からそれが目的だったので、そういう意味では己が道をまっすぐに突き進んだともいえるね。

 

コリンの演技も、悪くなかった。トロイのブラッド何某よりも上手かったと言ってもオッケーなぐらいだ。ただ、なんとも凄かったのは、アンジェリーナ・ジョリーのあの顔。コリンが薄~く感じられるほどの迫力。何ゆえにあの下くちびる?ハプスブルクの血でも入ってるのか?

彼女、演技も濃かった~。絶叫なんて、怖いくらい鬼気迫っていました。蛇もすごくマッチしてたし。(メデューサの役を特殊メイクなしでイケます!)

久々に見た人も出てます。ヴァル・キルマー。おじさんだね~。トップガンの時は危険な感じでかっこよかったのにな。あとは、ジャレッド・レト。ワンレングスがすごく似合う。これはすごい。兎に角、長髪が沢山出てます。いいかも。

兎に角、これは私的に解釈しますと、アレキサンダーとヘファイスティオンの男同士の友情と愛の物語なのですよね。許されないからこそ燃え上がり(上がってないよ)、その欲求不満が彼を暴挙の道に走らせたということでしょう。(全然違うと思いますが・・・・・心の声)そして、果たせぬ願いが彼に男の愛人(!)を作らせてしまったのでしょう。女性とのラブシーンよりも、男性との方が濃密で魂が込められてましたよ。(大部分カットされたらしいのですが、なんとも惜しい事をしたもんですなぁ)

もう上映終了が迫ってる作品ですので、どうぞお早めに。でも、DVDすぐ出そうです。それまで待っても、オッケーな映画です。


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