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山猫  【イタリア語・完全復元版】 [映画[2005]]

出演:バート・ランカスター、アラン・ドロン、クラウディア・カルディナーレ他

監督:ルキーノ・ヴィスコンティ

原題: IL GATTOPARDO    

1963年イタリア・フランス  187分

 

上映時間、2時間だと思って行ったんですよ。そしたら3時間ちょい。お尻が疲れました。(座り心地の悪い椅子でしたもんで)

これは、移りゆく時代に翻弄される、貴族の斜陽を描いた作品です。

相当昔の作品の為、画像がちょっと良くないのですが、逆に味があってたまには良いな~って思いました。きれいな特撮映像に慣れた今、こんな感じのは新鮮に映ります。

『オペラ座の怪人』で衣装を担当したアレキサンドラ・バーンが、監督に言われてオペラ座の衣装の参考にしたのが、この『山猫』らしいんですよ。舞踏会のシーンがあるんですけど、そこにはむちゃくちゃすばらしい衣装が溢れていました。そのシーンのエキストラは全て本物の貴族の末裔達にさせるという念の入れようだったらしいです。その甲斐があってか、すばらしくノーブルな雰囲気が醸し出されています。そして、その雰囲気があのマスカレードのシーンに繋がってるのですね。

ただ、この映画、淡々と貴族の栄華と衰退の模様が映し出されてて、ちょっと退屈だったかも。盛り上がりってものがありませんでした。あくまで、淡々と・・・

恋に落ちる美男・美女。このキザったらしい男はなんだ?と思ったら、アラン・ドロンだったみたい。あんまり好みじゃありませんね。(いい男なのは認めるけど)

そして美女は、クラウディア・カルディナーレという女優さんが演じてるのですが、これが美人で。ちょっとキャサリン・ゼタ・ジョーンズに似てるかも。下唇を舐める仕草がとても色っぽかったです。

あの歩くのがめちゃくちゃ大変そうな衣装や、すごく乗り心地悪そうな馬車など、とても魅力的です。庶民でなく貴族として生まれれるなら、あの時代は良いかもしれませんね。

とにかくきれいでした。


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