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春を探す旅。 [しぜんモノがたり]

いや~、すっかり春ですねぇ♪
洗濯物の乾くのも早いし、そろそろ上着もいらなくなりそう。
この週末には、満開のお花見も楽しめそうですしね。
いよいよ春本番です。

さて、しばらく更新をお休みしておりましたが、何をしていたかというと・・・
うふふ、春を探しに木の葉さんの実家のある石川県まで行ってまいりました☆
22日の夜、じいじのお仕事のお手伝いを終えた木の葉さんと、最終便に搭乗。
羽田空港の自然食バイキングで夕飯をいただき、飛行機で約1時間の空の旅です。

翌朝、暖かな春の日差しとともに、長男は外へと飛び出していきました。
いやー、子どもは自然が大好きですねぇ。
滞在中、「テレビを見る」の「テ」の字も出ませんでしたよ!
ヒマさえあればお外に出たくて溜まらない様子。

さっそく、畑や田んぼをのしのしのし・・・おおぅ、新調した靴が泥まみれ・・・。
大急ぎで長靴を購入して、思う存分泥にまみれられるように準備OK!
そういえば、東京にいると、「泥まみれ」も、あまり見かけません。
砂まみれ、は、あるけど、洗剤のコマーシャルで落とすのに困るような泥まみれって見ないかも。
保育園の遊びでも、そこまで泥、ってあんまりないもんなぁ。

畑にあぜ道、鎮守の森に石垣・・・登ったり降りたり、歩いたり走ったり・・・。
なんでもない、日本の田舎の田園風景の中を、楽しげに、満喫していました。
「一本橋!」
用水路にかかる小さな橋も彼には素敵なアトラクションです。

当然、拾いモノもいろいろ。
落ち穂と水仙の花束や、つくしんぼ、松ぼっくり・・・。
「ママー、ただいまー!おみやげー!」
とあれやこれやと拾ってきてくれました。

長男は畑も楽しくて仕方がないらしい。
一輪車や農作業の車に乗せてもらって、遊んでみたり。
おじいちゃんの畑の大根葉は佃煮にしてお焼き風にしたり。
滞在中、我々につきあって子守をしてくれたおば(木の葉さんの妹)と一緒にやってきた、うさぎのぴこちゃんも、新鮮な大根の葉っぱが大好きだったよ!

最後の日には、温泉の帰りに、近くの牧場に行って、牛さん、ろばさん、お馬さんとふれあって、ご自慢の自家製ソフトクリーム(これがうまいのだ!)をいただいて。
いつも、遊園地とかに行って食べるソフトクリームはコーンばっかりでソフトクリームはあまり食べない長男が、全部平らげたから、やっぱりちゃんと作ったものはおいしいのだなぁ、と実感。

しかし、田舎で暮らしていると、ほんと、これが人間の暮らしだなぁ、と思う。

お日様とともに寝たり起きたり。
家族でご飯を食べて、昼寝して。
みんなでお茶を飲みながら話をして、笑って。
ちょっとした手仕事に時間を費やしたり。

手をつないでお散歩したり、野放しにして見守ったり。
どこまで行っても視界から消えない長男の姿が新鮮でした。
いちいち手を出したり、声をかけないで、放置して見守れる環境って素晴らしい!

お野菜は畑から採ってきたり、いただきものだったり。産直の販売所もある。
お魚は海から取れたてのを車で売りに来るし。
牛乳も卵も近くで作られている。

東京にいると、地産地消?ありえなーい!って感じだけれど、ここではそれが普通。

多くのことに、人の姿が、仕事の姿が、垣間見られる。

長男の手の荒れも、次男の口のまわりの肌荒れも、薬もしないのに潤っている。
水も、空気も、美しいからなんだろうか。

まぁ、その分、街にはお店がいくつかしかないし、スーパーも病院もない。
車がないと何もできない不自由な場所ではあるけれど・・・。

インターネットをつなぐこともなく、ほんと、のんびりのんびりした旅。
時間って、すごし方によって、こんなに豊かに感じられるんだなぁって。

東京にいると、のんびりしているようでも、なんだかんだとあっという間に時間が経つ。
でも、田舎にいると、本当に何もしないでぼーっとする時間があって、本当に貴重だった。
心も温か、しっかり、充電してきましたよ!

もちろん、祖父母に木の葉さん、おば、みんなが、家事や子守を手伝ってくれて、私が休めるようにと、バックアップしてくれたからこそ、なんだけれど。
本当に、本当に、ありがたくて涙が出ます。

いつも、本当に、ありがとうございます。
おかげで、親子3人、本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。

滞在中、日曜日には思わず大震災に遭遇して、びっくりしたけれど、おかげさまで、福井県寄りの方にある私の祖父母の家とその周辺は、特に大きな被害もなく。
今日も保育園で先生が大変心配しておられましたし、友人からもいくつもメールなどいただき。
ご心配おかけしましたが、皆、無事で、大丈夫でした。

それでも、授乳中だった私、東京で地震には割と慣れているはずなのに、思わず、次男を抱いて、玄関の扉を開けて様子を見たくらい、大きな揺れでした。
祖母は恐ろしくて身動きできなかったって。頭の中では火の元とか気になっても動けなかった。

長男は木の葉さんとおばと車で出かけていて、安否が気になったけど、携帯が忘れられていて、おやおや・・・でも、当然、携帯はつながらなかったから、かえって安心できたような気も。何かあれば、きっと公衆電話からでも電話が来るはず、って思ったから。

繋がらないとよけいに不安になるものね。
東京のじいじが一生懸命電話をくれていて、彼のほうでは鳴っているように聞こえたようだけど、こちらではうんともすんとも言わなくて、やっと繋がって、そんなにかけてたの?って感じだったくらい。

みんなでテレビを見て、ものすごいことになったんだ、と驚きました。
友人の家も、大変な被害の地域にあって、本当に心配だったし(でも、皆さん無事だったとのことで、ほっと安堵しましたが)。

帰りの飛行機には、その取材帰りと思われるマスコミの方々が多数おられました。

被災した皆さんが一日も早く、安心して健やかな暮らしに戻れるように、心より祈っております☆

簡単ですが、旅の記録でした!


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大五郎

おかえり~~~~!!
おじさんも、田舎の子供にもどりたぁ~~~~~~い!!
でも、今の田舎では、子供たち外で遊ばないんだよなぁ~。
僕らが歩いた細い山道なんか無くなってるものねぇ。
わが小川町は中途半端な田舎です。
犬が多くて、ヨモギを安心して採取できるところがなかなか無いのよ。
by 大五郎 (2007-03-28 12:26) 

mamaru

ただいま帰りました~♪
ね~、やっぱり田舎の子どもっていいですよね~。
それを体験させたくて、今回の旅行を計画したんですもの!
長男もようやく自分で満喫できる年になったので☆

あ、でも確かに、野山で遊んでいる子どもは少なかったかも(笑)
私が子どもだった当時も、一番都会から来た我々が遊んでたりして・・・。
面白いモノですよね。

そっか・・・犬のいるところは、ヨモギは(笑)
昔、バリの塩田で犬がおしっこしてるのを見て、買いそびれたのを思い出しました・・・。

さて、お昼ご飯は小松空港で買った「のどぐろの手押し棒寿司」!
季節限定であります!うひひひひ!
by mamaru (2007-03-28 12:35) 

neige

いいですねー、田舎!!
豊かな自然ほど、素敵な子どもの遊び場所ってないですよね!
ひよちゃんにも、そんな田舎があったらいいなぁ。うらやましいです。

そうそう、すっかりシュタイナーにハマってしまった私。
とかいいつつ、知るのが遅すぎたんですが(苦笑)、明日「クレヨンハウス」のシュタイナーフェアに行く予定です!
by neige (2007-03-28 16:27) 

pingu

田舎満喫旅,よかったですねぇ^^
うちはまさにmamaruさんが書いてらっしゃるよーな田舎暮らしです。
母屋は未だ茅葺屋根だしお風呂も薪で竈も現役の米作農家(兼業ですけどね)
そしてホントに車がないと何もできない陸の孤島^^;
でも,モノを作って,育てて,収穫して食べるというのを当たり前に感じられるところなので,子育てにはいいんだろうなと。
そうダンナに言うと,農繁期特にGWとか無理やり田植えの手伝いさせられてすご~く嫌だったって(苦笑)
できるだけメリットに目を向けて暮らしてますけど,なかなかね,,,sigh
by pingu (2007-03-28 16:40) 

mamaru

おおっ、neigeさん、いらっしゃるんだー!いいなー!
きっとグッズもほしくなると思うよ~。
記事、楽しみにしてる!
今月中だよね? 私も金曜あたり行ってみようかしら・・・。
ラストチャンス、だわ。
そうそう、「教育と、医学」の記事に、シュタイナーの家庭の医学の本に出ていた教育話が面白かったからちょっとだけコメント入れておきました☆

pinguさんち、薪のお風呂なんだ!すごい!!
うち、私が小学生くらいまでは、木のお風呂だったんだけど(ガスだけどね)相当それでも珍しかったよ。都内でね。
確かに、そこで住んでいる人にとっては、不便さとか、デメリットの方が目に付くよねぇ。わかるわかる~。
木の葉さんの実家も、じじばばは、車が運転できなくなったら・・・元気じゃなきゃ病院にも行けない・・・という問題を抱えているので、そういう意味では年を取ったら都会の方が暮らしやすい部分もあるんだよね。
by mamaru (2007-03-28 21:20) 

あーさん

おかえりなさい♪
田舎の環境って、子供にはとってもいいですよね。
太陽の下で思いっきり走り回って、泥だらけになって。
そっちは危ない!そこは入っちゃだめ!って制限されて
思う存分遊べない都会の環境とは全然違いますもんね。
息子さん、とってもいい体験ができて楽しかったんだろうなぁ。

私も、小学生の一時期、田舎で暮らした経験があるのですが、
自然の中で、木の実を味わったり、森の中に秘密基地作ったり、
川に笹船を流して競争したり、昆虫や魚を生け捕りにしたり(笑)
今となっては、子ども時代にそういう体験ができたことは
宝物だな~と思っています。
by あーさん (2007-03-29 01:52) 

mamaru

森の中の秘密基地!いいなー。今でもほしいくらいだぁ♪
あーさんのおうちでは、いろんなところで自然体験させてらっしゃるから、泥まみれ、って結構あるんじゃない?

しかし、ほんと、子ども時代にそういう大人の干渉を逃れて、思い切り自然とあそべる体験って貴重ですよね!
子どもだけだと、自分でいろいろと考えるしね。
危険もちゃんと自分で考えて回避するもの。

今日、長男は、職場のお池でオタマジャクシを捕獲!
急いで保育園へ行って水槽に放してあげました。
しばらく紙コップもって出勤しないとまずいかも(笑)
by mamaru (2007-03-29 09:44) 

みやじー

お帰りなさい!

冒頭の「石川県」という文字を見て「地震は?」と気になり、慌てて地震についての記述を探しました(^_^;)とりあえず今ホッとしております。
by みやじー (2007-03-29 15:03) 

mamaru

ご心配おかけしました~。
いや~、驚きましたよ~。
まさかまさかの。
あきらかに、「異常」を感じましたモノ。揺れ方に。
東京で経験した震度4とは違う震度4でした!
by mamaru (2007-03-30 10:29) 

地震、大変な規模だったようですね。
被災地の方のご苦労がしのばれます。
mamaru家は無事で、とっても良かったですね〜。
(そして、今回の地震で、高齢化の現実に愕然としました)

泥だらけ。。。確かにないなあ。田舎の空気、すんでいて、
とってもリフレッシュできたでしょうね〜!!!
見る物全てが、息子さん達(特に長男君)の心に
残ったでしょうね!
by (2007-04-02 23:59) 

mamaru

能登のあたりは、本当に過疎ですしね・・・。
金沢からもずいぶんと時間がかかる、奥地、なんです。
でも、とってもいいところなんですよ~。
寒い冬の被災でなかっただけよかったけれど・・・でも・・・気がかりです。

本当に、どこまで息子が歩いていっても見えるって素敵!って思いました。
東京より少し季節が遅いので、まだ花は少なめでしたけどね。

田植えの時期も見せてあげたいなぁ・・・。
by mamaru (2007-04-03 09:32) 

mamaruさんこんばんは~。
私がしばらくブログをさぼってる間にこっちに来てたんだねぇ。
しかも地震の時に(^_^;)
でも、親子で素敵な思い出ができたみたいで良かったです。
安心して子供を外で遊ばせることができる環境って、都会ではなかなかないよねぇ。
息子さん、色んな発見があったんじゃないかと思うわ(^_^)
そうそう、うちの息子も家の周りで遊ぶときはどろんこになってもいいように長靴です!
by (2007-04-04 22:41) 

mamaru

そうそう。びっくりしたのよ~。
だって、あの揺れだもん!
でも、ゆーみんさんも被害がなくて何よりでした!

トーマスの長靴はさっそく我が家で愛用してます☆
石川県は雪の靴がいろいろあっていいんだよね~。
東京は大人の長靴とか雪靴ってないからさぁ。
雪が降るたびにハイヒールで通勤している人見て、ほえーって思うの。

しかし、ほんと、自然は貴重。
子ども達が大きくなるまで、大じいじ、大ばあばには長生きしてもらわなくちゃぁ!!!
by mamaru (2007-04-05 12:13) 

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