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育児は「急がば回れ」 [こどもモノがたり]

長男一人ですらこどもの成長が面白くて記事が長くなりがちだったが、最近、次男の成長も二度目の育児ということで新生児の今から結構気づいたこととか記録したくなって、ますます記事が長くなりがち・・・。

その上、やっぱり時間がないので更新頻度は落ちる(しかも、記事に使う写真を撮ってないと出せないし)から、勢い、1記事にあれやこれやと盛り込むことになってますます長い記事になる。ブログリニューアルにあたり、1記事1テーマにする、なんて言ってたのに、そのルールでやろうとすると1日にいくつも記事を書かねばならぬことになっちゃう(笑)。

ま、観察記録的な記事は複数テーマがごった煮になってても、いいことにしよっと♪
本当は次男と長男は発達段階がまったく違うから後で検索するならば、それぞれを1記事でまとめていくとわかりやすいんだろうけど・・・と思いつつ・・・。



最近、二人の育児をしていて思うこと--。

それは育児って、結局、「急がば回れ」なんだなぁ、ということ。

こどもたちにまつわるすべてのことが、「急がば回れ」、つまり、「急げ!」「きゃー!!大変」って慌ててやるよりも、大変なときこそまず一呼吸おいて丁寧に対応したり、のんびりと心を落ち着けてやっていくほうがなんかうまく回るような気がしている。

たとえば長男の場合。

来月3歳になろうとしている彼は、トイレトレーニングもほぼ終え(後はうんちのふき取りのみ!ていうか、上手にふけるかわからなくて親が手を出している、ともいえる。果たして、上手にできるのって何歳くらいなんだろう?やらせてみたらもうできるのかな?)、今、課題になっているのは、「自分でできることを自分でやる」っていうこと。

保育園児の彼は、おかげさまで懇切丁寧、時機に応じた保育園の先生方の指導により、ご飯を食べるとか、お着替えとか、基本的に自立できるすべを身に着けている。しかも、保育園では、お友達に「お手手で食べちゃいけないんだよ」と言ってみたり、紙芝居をもっとやってくれと泣き叫ぶ友達に「一度にたくさん見られないからまた今度ね」と大人びた口調で言ったり、と、どうも、結構”優等生”的な部分を持っているみたい。

にもかかわらず。自宅に帰ると「ママ、食べさせてっ!」「お着替えできなーい」と、ママにやってもらいたい気持ちがむくむく。それは次男が産まれる前からのこと。生まれる前にも「今!それがしたいの!」、生まれてからは「絵本読んで!ママじゃなきゃ、やー!」って駄々をこねることもある。

パパとは「まぁ、保育園と家庭と両方でよい子ってのも無理だよね」と、甘えたい気持ちも満たしてあげなくちゃなぁと、まぁ、わがままにならない程度に願望はかなえてあげて、お世話をしていた。

が、やっぱり次男の出産が近づくにつれて、長男のみにかかりきりになれるわけでなくなるから、自分でできることは自分でやってほしいな、と少しずつ、食事や着替えを自分でやってくれるように仕向けよう・・・と思ったが・・・これが実際、逆に長男が余計に「ママにやってもらいたい!」と思うのを強めてしまったり食事をする意欲をなくさせてしまったりと、悪戦苦闘する結果に。

時期的にも「自分で!」と自分でやりたい意欲もあり、たとえばトイレの電気のつけ消しなど、手を出そうものなら「自分で!」と怒り狂うくせに、やっぱりズボンの着脱とかお食事のお世話なんかは、相変わらず、「ママやって!」と、なかなかこちらの思うようにはならない。

たとえば、遊びに夢中でお風呂に行きたがらないときは、「あ、ママが先にやっちゃおー♪」なんてライバル心をあおって競争風にして「1番乗り!」「あー、ママ、負けちゃったよぉ」みたいにしたり、食事も「あんぱんまんふりかけもらっちゃおう」「食べちゃだめー!」とか、熊のぬいぐるみを持ち出して「あ、熊ちゃんがお兄ちゃんの椅子使ってご飯食べるって」「だめー!食べるー」とかって誘ったり。

・・・でも・・・そういう「やりたがらない」を「やる!」に変えるのは結構できても、「ママにやってもらいたい」を「自分でやるぞ」に変えるのはなかなか困難なんだよね。

まぁ、小学生になってもずっとそうやってママにやらせるわけじゃないし、ママに甘えたいんだからがんばるか・・・とは思ってるんだけど・・・でも、やっぱり、実際、次男の同時多発状態になれば、「お兄ちゃんが自分でやってくれるようにならないかな・・・」と思うしね・・・。

かといって「お兄ちゃんだからやりなさい」とか、「もう大きいからできるよねー」っていうんじゃ、意欲をなくしたり、逆に「あかちゃんだもーん」と言われてしまったりして、なかなかうまくいかないんだよね。はてどうしたものか。

で、最近、お気に入りの「となりのトトロ」。彼は「僕、さつきちゃんなの。ママはメイちゃん、あーちゃんはトトロね」と、毎日、さつきちゃんになりきって生活しているので、その空想世界に便乗することにしてみた。

「さつきちゃんはお着替え自分でできるんだよねー」って言ったら昨日から、構造上できないものは除いて自分で脱ぎ着するようになってきた。そしたら、今日のトイレなんかは何も言わなくても自分でやっていて、「お、しめた!」と思っているところ。

お食事も、「さつきちゃんはご飯も自分で食べるんだよねー、あ、でも、おかずはママが食べさせてあげる」とまず第一段階として主食だけ自分で食べる、とやりだしたところ、まぁ、ときどき、ご飯がお留守になるんだけど、結構いい感じ。

で、「トトロ大作戦はいける!」と味を占めたママ。今朝は私と木の葉さんがトトロになりきって、「さつきちゃん、ご飯食べられるんだって!ぶぉ!(トトロの泣き声)」「ぶぉぶぉ!」とか言って会話して、息子がご飯1口食べると「ぶぉ!」「ぶぉ!」と喜ぶマネをしたら、パクパクと。で、そのたびに「ぶぉ!さつきちゃんすごいね!」とかいってニコニコと完食達成★

トトロの真似なら、次男に授乳しながらでもできるしね。しばらくこの作戦で、なんとか「自分で」が日常になるようにしたいなぁと思う今日この頃。

・・・というここ数ヶ月の息子の自立大作戦を振り返っても、「自分で食べなさいっ!」式にやるのは親もこどももいらいらしてどうもね・・・。ちょっと面倒だし、時間もかかるかもしれないけれど、少しママが遊び心と余裕を持てれば、楽しく、お互いにストレスなくうまくできそうな気がして。

母乳育児でも、湿疹でも、「あー、大変」って余裕がないまま、視野も狭いまま走り続けた一人目に比べて、肩の力が抜けた二人目は、やっぱりうまくいくことが多いのも、やっぱり「急がば回れ」的なところが多い。

二人目になっていろいろと大雑把にはなっているけれど、いい意味での、おおらかさ、であって、手を抜くところもあるけれど、かけるべきところには正しく手間がかけられている、よって、いい循環になっている、って感じることが多いのよね。余裕があるから、ちょっとひと手間も自然に習慣化できて、もっと面倒くさいことになるのを未然に防いでいるように思えるのだ。

よく、こどもの寝かしつけで悩んだって話を聞くけれど、あれも、結構ママの心理って反映されていると思わない? 「あー、早く寝てー」とか「うまくいかないなー、いつ寝るんだろう・・・」みたいにあせったりイライラすると、余計寝ない気しない? もうしょうがないなぁ、って開き直ったら、意外とケロッと寝ちゃったりして。

木の葉さんとも
「こどもって絶対ママのこころが鏡になって現れるよね」
ってよく話すんだけど、ママが楽しく気持ちよくおおらかに育児できると、それがこどもにも伝わって、のほほん、ゆったりと毎日の時間が過ごせるような循環になるように思う。

今は産休中だけど、WGママ時代も、同じように「早くしなさいっ!」って言わないで、のほほんと充実した毎日を送ることができていたのも、このいい循環を保てるよう、心のゆとりを持てる工夫と時間のゆとりを作ることができていたからだと思う。

イライラしそうなときほど、「急がば回れ」。
二人の育児になって、前なら笑って対応してたことが、イライラした対応になったりすることもあって、「急がば回れ」を完全に実施しているとはいえないんだけれど、改めて、自戒したいな、って。
特におにいちゃんの子育てにおいて、心したいところ。

一呼吸おいて、楽しく、リラックスして、いつもニコニコしたママでいられますように--。
そして、いつもニコニコ健やかな息子たちでありますように--。
(で、ママを楽させてくれますように!(笑))

さぁ、とりあえず、おいしいお茶でも入れて、一服するかぁ♪


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みずたま

何とか回復してきました、その節は励ましのコメントをありがとう!!です。
経験者からのお言葉だけに、涙がでました。
 さて、このところ同じ状況下なせいもあってmamaruさんの記事には
共感しまくりなのですが、
いい意味で大ざっぱに、というのもわかるなあ〜。
私なんてもとが完璧に(できてないけど)を目指そうとする性質だったので
自分で自分を苦しめていたところがあるんだけど、
子供が増えていく度に、あきらめもよくなったわ〜(笑)
3人目になってさらにそれを感じます。
体はしんどいけど心は楽〜なの。mamaru家も次は女の子ねらいで・・・ね!!
by みずたま (2006-10-06 14:27) 

rika_morita

ホントにそうですよね。
今の私はかなりワカに優しいです。
なぜって11月から幼稚園に行ってしまうから。
あと1ヶ月と思うと気持ちにかなりの余裕が。
ワカは今、ずいぶん自立に向けてがんばってますよ。
幼稚園に行ったら自分でやらなくていけないということがわかっているようです。
うまくその気持ちを促しながら、ワカとたのしくやってます。
by rika_morita (2006-10-06 18:36) 

みやじー

まさにその通り!でも、「わかっちゃいるけど…」というところも真理かな…(笑)。「急がば回れ」職業柄よ~くわかっているつもりです。こちらがバタバタしていると生徒は落ち着かないもの…。

最近しみじみ思うのは、やはり仕事は「仕事!」って割り切れるけど、育児はなまじっか血がつながっているばっかりに(笑)、その割り切りがなかなかできない。相手の激流に激流で対しても…とわかっているけどつい…。

つまり、家庭においてもラオウに対してはトキにならなければいけない!ということですね(北斗の拳を知らないとわからない比喩)。

すいません。わけのわからないことをダラダラ書いちゃいました(笑)。
by みやじー (2006-10-06 21:29) 

みやじーさんの言うとおり^^まさにわかっちゃいるけど、なんですよねぇ。。。
mamaruさんは素敵なお母様がソバにいらして幸せですね^^
私も実家に帰ってる間は楽だったなぁ。。。^^;
わかっちゃいるけどついイラっとした対応してしまい、大して手伝いもしない夫に注意されると余計に腹が立つという。。。というか、子供よりも何もしない夫に腹が立つのでいない方がましというか^^;
でもほんとに、こっちがにこにこして対応していれば子供も素直に答えてくれるものですよね。
by (2006-10-07 13:37) 

yulala

な~る~ほ~ど~~です^^
いつもいつも参考になるお話でいっぱいですね。
急がば回れで
できるだけのんびりやっていけたらいいなと思います。
長男くん、となりのトトロが好きなんですね。
私も大好き♪
セリフを全て言えてしまうくらい見ました^^!
by yulala (2006-10-08 06:59) 

mamaru

こんばんは~。
いや、ほんと。そうはいっても「だめーっ」「こらっ!」って言わなくちゃいけないところもあるし、また、「わかっちゃいるけど・・・」ってこともあり。

実際、長男に食べさせなくちゃいけない、てのは、量的にも早さも、ママが食べさせた方が早かったこともあり、自分に余裕もあったからできてたし、そうしてたのであって、そもそも保育園にあわせて我慢して自分で食べさせるように手を出さないでいれば自分で食べてたんだよね~。それをママが赤ちゃんにしてた・・・そのつけが今頃きているのかも・・・とも思ったりもする。こちらの都合で、はい、今日から自分で、って言われても困るよねぇ。

とはいえ、長男は結構自分でもわかっているけど、甘えたい、っていうことで、行儀悪したり、ママにお願いしているところがあるから、単純にできない、っていうことではないから、たぶん心理的に納得していくことが必要なんだろうね。少しずつお互いに自立していかねばならぬので、そろーりそろーりと模索しながら、一歩一歩進めていこうと思います♪

なるべくニコニコ笑っている時間をたくさんにできるように、と心に言い聞かせながら!
by mamaru (2006-10-08 20:34) 

うわ〜!勉強になりました!!!トトロのものまねをしてる
木の葉さんとmamaruさんがかわいいなあ。
好きなものを利用すると、いいですね〜。この先、
勉強になりました。一歩立ち止まって深呼吸ですね。
ほんと、急げ〜!!!って焦る時程、上手くいかないの。
私も一歩一歩、頑張ります!!!
by (2006-10-09 06:49) 

mamaru

「ぶぉ!」「ぶぉぶぉぶぉ!」
みたいなかんじで、お間抜けです(笑)

しかし、このトトロ作戦、お食事に関しては早々に飽きられ・・・。
で、現在は「ご飯ミュージカル」作戦が好評です。
「ねばねばー、納豆~♪僕は大きくぱくりと食べてほしい~♪」
みたいに食材たちが歌うのです。
「僕もおなかの中で一緒になりたい!早く食べて~」
みたいな。大喜びで食べてますが、これまたみてると相当間抜けです(笑)。

ちなみに、トトロ作戦で現在もうまくいっているのは、さつきちゃんがトトロのおなかにくっついて飛ぶシーンをまねて、トトロママが息子をびょーんと運ぶものです。歯磨きとかいくとき、便利です!

なんて、本当は、自発的にいくようにしなくちゃいけないんだけどね~。
by mamaru (2006-10-10 17:31) 

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