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一人旅① 山梨の竜門峡へ [旅行]

週末、夫は土曜は仕事で日曜は、横浜に合唱の練習に出かけていないというので、ここしばらく実現していなかった、一人旅の計画を立てて、山梨へ紅葉を見に出かけた。

国内旅行の一人旅は・・・おそらく10年近くいっていないかも。海外は3年前くらいに行ったけど、久しぶりの一人旅だった。きれいな景色や美味しいものを共感できる人がいないのは残念ではあるが、一人旅だからこそ、気楽に自分のペースで出かけられたりする所もあって、たまに出かけるのもいいなと思っている。

今回は、長野から甲府への高速バスが開通し、期間限定で往復4,000円と通常より2,000円もお得の時期だったので、バスで出かけることにした。時間も2時間半とそれ程遠くない。

土曜日は前夜からの雨が続き、悪天候。1週間前の天気予報では晴れだったのに・・。 最悪な気分でバスに乗ると、「途中の高速道路が事故で通行止めのため、遅れると思います」と言われた。まあ急ぐ旅でもないし、いいか・・。
バスに乗ってびっくり。 これが噂の3列シートバスか。通常4列で、2席ごと左右にあるのが普通だが、3列シートバスは、隣どうしに席がくっ付いていない。(各窓側1席ずつと真ん中に1席の計3席)余裕があるため、席も広々としている。グループで道中楽しくおしゃべりして、わいわいやりたい人や、ラブラブのカップルには適してないが、一人旅の私には快適の空間。しかも、リクライニングソファーのようにフットシートもひざの高さまであがるし、空いていて後ろに人がいないので、座席も倒して足を伸ばして首も痛くならずに寝られる体制が取れるほど。乗ったことないけど、飛行機のビジネスクラスの席みたい!と感激し、朝の寝不足を補う為、快適な体制でうとうと。
通行止めは途中から解除され、約30分ほどの遅れで到着。あまりに気持ちよかったので、甲府駅近くで、目を覚まし、寝ぼけた状態であたふたと降りる羽目に。乗り過ごさなくて良かった・・。

甲府もやはり雨。
予定していた竜門峡に行くか、美術館にいってのんびり過ごすか迷ったが、それ程ひどい雨でもなかったので、強行で予定通り竜門峡に行くことにした。

甲府からJRで甲斐大和へ。だんだんと人寂しく、霧のかかった山の方面へ。
甲斐大和駅で降りたのは私だけ。駅は無人。晴れていれば、歩いて武田家の滅びた所という、景徳院にいこうと思っていたが、予定より遅れていたし、雨なので、バスで直接、竜門峡に行こうと思ったが・・。バス停が分からない。聞く人もいない。やっぱり美術館に行けばよかったと後悔し始めた。(観光地なので、もっと人がいるか看板が出ているかと思った・・)

仕方ないので少し歩くと、翌日行われる竜門峡へのウォーキングツアーの為の、矢印看板があったので、それを頼りに歩き始めた。途中で、次のバス停が見え、景徳院までは遠そうだったし、15分ほど待てば来る時間だったので、バスを待って無事目的地の竜門峡へ到着。

 竜門峡は川沿いに歩け、紅葉はすでに時期を過ぎている感じだったが、それでもいい所で、歩くにつれ、ようやく落ち込んでいた私の気分も上昇してきた。

落合三つの滝までは比較的歩き易い道で、傘をさしながらも歩けた。

(落合三つの滝)

落合三つの滝から、休憩舎を通って栖雲寺に抜けるまではかなりの山道の登りで、大変だった。この時には雨も小雨で傘をささずに歩けたのは幸いだったけど。落合三つの滝から展望場所にいくには、かなりスリリング。

 

 

(木賊(とくさ)の石割けやき)

栖雲寺にでる道の途中でかなりの高さと広さの滝が見えた。この水流はここからきていたのか・・・。(残念ながらガスっていて写真には撮れず)

栖雲寺はガスっていたので、きれいな紅葉がかすんでしまっていたが、晴れていたら、 山の見晴らしもよく、きれいだろう。

かなり汗をかき、いい感じで運動した後は、近くのやまと天目山温泉によってのんびりした。

市外からの人は料金が高いのだが、源泉の温度は水風呂よりあたたかいので、水風呂に入れない私にはちょうどいい温度。露天もぬるめのお湯だったので、私にとっては長湯できるいい温度だった。露天は目の前に紅葉した木があり、水鏡にきれいに反射していたし、遠くには森が見え、 景色がよかった。泉質もつるつるしていてアルカリ性が強い温泉らしい。広くはないが、歩いたあと、こうして近くに温泉があるのはありがたい。いつものように待っている人を気にすることなく、のんびりと入り、疲れを取り温まった。

出てから少し休んでバスに乗って駅へ。再びJRで甲府に戻りホテルへ。ホテルは駅から徒歩2分くらいの便利で安い所にしたのだが、金額の割りには、狭くなくきれいなホテルだった。ホテルで休んで、夫と電話で話をした後、2軒ほど先のお店で夕食。山梨にきたので、名物ほうとうを食べようと、ぐるなびにもでていたお店「小作」へ。 ほうとう以外にもメニューの種類があり、かなりの人で賑わっているお店だった。豚ほうとうを食べたが、沢山のお野菜が入っていてボリュームもあり、美味しかった。 おみやげにほうとうを夫に頼まれたので買ってホテルでのんびりした。

残念ながら雨だったが、水と山の美しさが味わえる場所だったので、行ってよかった。

今度は晴れている時にきれいな景色を堪能したいな。


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