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文楽一月公演&大阪紀行(その1) [文楽]

1月3、4日と文楽一月公演(国立文楽劇場)を観に、大阪に行ってきました!

午前、午後のどちらに行くか迷ったのですが、「妹背山女庭訓」の演目と玉男さん簑助さん目当てに午後に行くことにしました。比較的床の近い前のほうが取れたので、楽しみにしていきました。

新大阪駅で新幹線を降りて地下鉄のほうに歩いていくとこのように人形が飾ってある場所があります。人形は「義経千本桜」の静御前。拵えは文雀さん。華やかですよね。いつもこの前を通ると、「大阪に来た!」という気持ちになります。

ホテルにチェックインし、すぐさま国立文楽劇場へ。

初日ということもあって、男女を問わず着物を着ている方が多く、とても華やかでした。何かの本で、初日は三番叟の人形がお酒を振舞ってくれるという話を読んだことがあり期待して行ったのですが、残念ながらありませんでした。おそらく午前の部だけなんでしょうね、、、、ただ、抹茶とお菓子がいただけるスペースがあったり、お正月ならでは飾り付けがあったりしていつもとは一味違った感じでした。売店でカレンダーを大小両方買いました。東京の国立劇場では大は売っていましたが、小は見当たらなかったんですよね、、、大阪でしか買えないのでしょうか。

舞台もお正月ならではの飾りつけです。鯛がすごく可愛い!!字幕を見に行くときに必ず視界に入るのでかなり気になってしまうのですが。(笑)

さて肝心のお芝居ですが、最初の「桜鍔恨鮫鞘」は綱大夫さんの語り、紋寿さんの女房お妻が素晴らしかった。熱演でした。話としては文楽ならではの主従の為に家族が犠牲になる、という話なのですが、命を懸けた女房の親子の振る舞いは感動的ですらあります。

続いての「妹背山女庭訓」、最初の道行恋苧環(おだまき)で求馬の出のところでどよめきが起こりました。そうです。今回も玉男さんは休演だったのです。一応、貼紙はあったようなのですが、自分も含めて気づいていない人がほとんどだったようです。代演は玉女さん。午前からずっと出てるんですよね。すごいです。

その分簑助さんは相当気合が入っていました。道行から金殿までお三輪の魅力をたっぷり魅せてくれました。ほんと、すごかった。太夫・三味線では、金殿の咲大夫さん、燕二郎さんのコンビが熱演でした。燕二郎さんは4月の「ひらかな盛衰記」で燕三(えんざ)を襲名されるとのこと。これからますます楽しみです。

というわけで両方の演目ともとても楽しむことができました。来年は午前・午後の両方に是非チャレンジしてみたいと思います。で、気になる玉男さんですが、私の親が2月公演(東京)の予約のためチケットセンターに電話したときには、「休演になる可能性があります」とあらかじめコメントがあったとのことです。自分は去年の5月の「冥土の飛脚」が最後なのですが、「曽根崎心中」、玉男さん・簑助さんで観てみたいなぁ。初日だけでもやって欲しい、、、、

芝居がはねた後、それから翌日はのんびりと大阪食べ歩きをして帰りました。それはまた改めて書きたいと思います。

 


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