淡路島の断食道場（下） [身辺雑記・グルメ]
「淡路島の断食道場（中）」↓から続きます。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2007-07-31
私が入所したのは7日間コースで、「断食」するのは3日半です。
きのう書いたように、この間は特製のジュース（1杯100kcal）を1日3回飲みます。
最初は、脳のエネルギー不足で、何となくボーっとした感じがあるのですが、次第に慣れてきて、何となく幸せな気分になってきます。
少なくとも「空腹でイライラ」という感じではありませんでした。
ちなみに、「空腹で眠れない」という人は、道場に申し出ると、寝る前にビスケットとミルクなどを出してくれます。
4日目の午後からは、徐々に普通の食事に戻していきます。
最初は、お粥におかずが少し。
最終的には、ほぼ普通のご飯で、おかずもそれなりについてます。
確か、出所直前は1日合計1,200kcalでした。
「断食」（ジュースだけの期間）中は、お風呂は禁止でシャワーだけ。
私が入所したのは秋でしたので、シャワーで問題ありませんでした。
立ちくらみのような症状で倒れたりすると危ないからのようでした。
同じく、断食中は道場から丘を下るのも禁止でした。
（戻るとき、上り坂がつらいからでしょう。）
食事を取り始めてからは、お風呂はOK。
坂を降りて、少し遠くまで歩くのも許可されます。
この後半は、天気もよく、非常に穏やかな気分で過ごしました。
現在の会社に入社してからはもちろん、大学を卒業してから、これほどストレスのない1週間を過ごしたのは、初めてだったのではないかと思います。
「10年勤続休暇」だったうえ、「断食」のあとは、同じ期間をかけて徐々に食事を戻さなければならない、という「医学的理由」があり、仕事上の理由で急に呼び出される心配をしなくてよかったのが、気分的にゆったりできた理由でしょう。
実際、私が断食していた期間中は、モスクワで「劇場占拠事件」があったり、北朝鮮である重要なインタビューがあったりして、仕事は非常に忙しかったようですが、呼び出しは受けませんでした。
（携帯電話はつながる状態で、メールはやり取りしていたのですが…。）
ということで、7日間の断食道場体験はあっという間に終わり、帰りに神戸と大阪に寄ってから自宅に戻りました。
体重ですが、最初の「断食」期間（ジュースだけ）に3kgほど減りましたが、その後は0.5kgくらいしか減少しませんでした。
その3.5kgも、半年くらいで元に戻ってしまいましたが…。
出所前は、「神戸・大阪で何を食べようか」と楽しみにしていたのですが、断食明けはヘビーな物は食べる気がせず、神戸ではお好み焼き、大阪ではうどんを食べました。
酒は飲む気がしませんでした。
ところで、一緒に入所していた人たちですが、本当の肥満体の人は数えるほどでした。
男性は「ちょいデブ」くらいの人が多く、年齢も結構高め。
40代から50代の人が多いようでした。
それに対し、女性は太った人はほとんどおらず、しかも若い人がほとんど。
見た目には「断食の必要はなさそう」という人ばかりでした。
聞いてみると、「アトピー性皮膚炎がある」など「体質改善」のため、という人が多かったようです。
こんにちは。
断食をするのって ダイエットだけではなく 身体の中から健康に、
との意味あいもあるとか。
気持ちも リフレッシュできそうな様子を 感じました。
by (2007-08-01 15:09)
kurumiさま
私は、「いつ呼び出されるか分からない」という仕事をしているので、あの1週間はとても貴重でした。
万一呼び出されても「医者に命令されているのでダメ」と言えるので、気分的にゆったりできました。
ちなみに、”入所”の前日は、昔住んでいた垂水に行き、増田屋で刺身や寿司をおなかいっぱい食べました。
by Lionbass (2007-08-02 11:14)
ビリーに見放されつつある私…最後の手段の断食か？？
by 青沢東（QMY） (2007-08-04 11:04)
青沢東さま
断食終了の翌日、ビールを飲んだのですが、全然おいしくありませんでした。
その後2週間くらいはその状態が続きました。
上に書いたように、ヘビーな物を食べたいとも思いませんでしたし…。
by Lionbass (2007-08-04 22:37)