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「檜山ノート」出版まで(1) [音楽・楽器]

これまでも書いて来ましたように、私はアマチュアのコントラバス弾きです。

「コントラバスのレッスンに通う~私の楽器遍歴(12)~」↓などで触れましたが、大学時代、檜山薫先生のレッスンを受けておりました。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2006-06-19

「コントラバスの先生宅訪問/大阪の4オケ合併?」↓にも書いたように、檜山先生は、長年NHK交響楽団の首席奏者を務め、武蔵野音楽大学では教授として指導に当たってこられました。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2006-05-02

レッスンでは、通称「シマンドル」と呼ばれる、世界で最も普及していると思われる教則本↓を使って指導を受けていました。

New Method for the Double Bass

New Method for the Double Bass

  • 作者: F. Simandl
  • 出版社/メーカー: Carl Fischer Music Dist
  • 発売日: 1958/06
  • メディア: ペーパーバック

このシマンドルを補う基礎練習用として、先生が自らお書きになったのが、我々弟子が「ノート」と呼んでいた教材です。

この「ノート」をおよそ25年後に取りまとめ、出版したのが「ダブルベースHIYAMAノート シマンドル習得のために」です。

ダブルベース〈HIYAMAノート〉―シマンドル習得のために

ダブルベース〈HIYAMAノート〉―シマンドル習得のために

  • 作者: 檜山ノート出版委員会, 檜山 薫
  • 出版社/メーカー: ドレミ楽譜出版社
  • 発売日: 2001/11/02
  • メディア: 楽譜

私は、「檜山ノート出版委員会」のメンバーとして、この教則本の出版に深く関わりました。
「第6刷」が出る運びとなり、発売後約5年たってもそれなりに売れ続けているようです。
出版の過程では、苦労も結構あったのですが、苦労に甲斐があったと思っています。

この「檜山ノート」出版に至るまでのいきさつなどについて、次回以降、紹介したいと思います。


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コメント 3

わーさん

私は小学校の時しかコンバスを弾いていませんでしたが、中学校1年生の子どもが吹奏楽部に入ってコンバスをやり始める少し前から、いろいろ世話を焼いています。この度、HIYAMA ノートを MIDI 化して、VSTiを使って、CD化するプロジェクトを決意しました。
フレットの無い弦楽器で正しいピッチを習得することはなかなか大変なことだと思います。この事業が成功すれば中高生の HIYAMA ノート学習のために強い味方ができるのではないかと。著作権のことで、ドレミ出版から「著者の了解云々」というくぎをさされましたが、いかがお考えでしょうか?
「そんなデータなら、もう、すでにあるよ。」というならご紹介いただけますか?
by わーさん (2007-02-05 00:17) 

Lionbass

わーさんさま
コメントありがとうございます。
HIYAMAノート、お使いいただいているということで、出版に関わった仲間を代表して御礼申し上げます。

さて、「MIDIデータ」または「音源」についてですが、私が承知している限りでは存在しないと思います。
「ビデオ化」の構想はあるものの、実現はしていません。

個人的にデータ化、CD化されるのは、異論を挟む余地はありませんが、仮に配布されることになると、著作権者や出版社の判断もありますので、残念ながら私がOKを出すことはできません。

何かご質問等ありましたら、遠慮なく…。
by Lionbass (2007-02-05 09:34) 

わーさん

HIYAMAノートのMIDI化、2ndポジションまで開放弦のボウイング練習を除いて入力しました。まだまだ延々と続くと思うと・・・・・大変です。150ピースまで漕ぎ着けました。
ドレミ出版さんに途中のデータを送って検討していただくことにしました。でも、2ndポジションまででなんと、CD3枚です。大掛かりなことに手を染めてしまいました
by わーさん (2007-04-08 15:30) 

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