【18禁・ネタバレ】「智代アフター」~感想その1 感動のシナリオ [ゲーム]
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11月25日の発売日にGetした2本のエロゲ・・・
「姉汁~白川三姉妹におまかせ~」に引き続き、
「智代アフター ~It's a Wonderful Life~」
のプレイが終わりましたので、感想を書いてみたいと思います
今回は、ちょっと長くなりますので、2回に分けて記事にしてみました。
智代アフター ~It's a Wonderful Life~ 初回特典版
- 出版社/メーカー: KEY
- 発売日: 2005/11/25
- メディア: ソフトウェア
既にお分かりかと思いますが、このゲームはKeyから2004年8月に発売になった
「CLANNAD」の智代シナリオの続編という形になっています。
前作で、智代と朋也(主人公)が結ばれた経緯や、智代の弟、鷹文の出来事などが、
今作では特に詳しく説明されていないので、前作を未プレイの方には、シナリオの一部に
意味不明な部分があるかもしれません。
かくいう自分も、1年以上前に1度プレイしたきりなので、結構忘れてたりします
ですが、その部分が特に分からなくても、この作品の醍醐味は充分味わえると思います。
「智代アフター」が気に入ったら、次は「CLANNAD」・・・
と、言う順番でも良いのではないでしょうか?
さて、シナリオ面ですが、この作品はネタバレしてしまうと面白さが激減してしまいますので、
極力ネタバレを避けてご紹介したいと思います。
導入部分は以下の通り・・・
町外れの廃品回収屋に就職した朋也(主人公)は、一人暮らしを始め、
恋人の智代と蜜月の日々を送っていた。
そこへ、智代の弟 鷹文が父親の隠し子・ともを連れてくる。
ともは母親に置き去りにされており、やむなく朋也と智代が保護することになった。
さらに夏休みを目前にして、鷹文の昔の彼女、河南子も家を飛び出してやってきた。
5人で過ごす、最初で最後の夏休みが始まる・・。
KeyのWebサイトより
前作「CLANNAD」同様、「家族」や「生きること」といった内容を深く掘り下げており
エロゲではありながらも、かなり深いテーマ性を持っています。
とても一概にエロゲとだけ、判断できるものではありません。
シナリオは一本道で、TRUEエンドと、BADエンド(数種類)しかなく、一部えちぃシーンの
選択枝差分があるぐらいで、攻略も簡単です。
メインキャラクターを智代1人に絞り込んだシナリオ重視の演出になっており、ボリュームは
ありませんが、テーマを表現するには充分な内容ではないでしょうか。
序盤~中盤は、朋也、智代、とも、鷹文、河南子の5人での賑やかで愉快な日常生活
が描かれます。
テンポ良いボケつっこみや、ちょっとしたギャグが冴え渡り、思わず吹き出してしまうぐらいに
コミカルな展開も非常に面白い
ですが、やっぱりそこは、Key作品・・・
ストーリーの合間に漂う、微妙な不安感というか、ガラス細工のような儚さを感じます。
直接的な表現をしていないのに「この楽しい生活もいつかは終わってしまう、儚く脆い日常」
といったイメージが頭をよぎり、一種の切なさを感じる日常描写・・・
シナリオライターの個性が伺える、独特の持ち味です。
中盤以降は、ともの母親探し~再会などのエピソードが語られ後半に突入・・・
「ここら辺でエンディングかな~」と思いきや・・・
まさか!?の驚くべき展開に・・・
また、エピローグ部分では、物語のテーマをプレイヤー対して直接語りかける演出が
取られています。
とても感動的で、自分も思わず目頭が熱くなったシーンですが、人によっては
「説教じみてる」「押しつけがましい」と言った感じを受けるかもしれません。
重いテーマ性を持った作品ですので致し方ない点もありますが、プレイヤーの受け取り方
によっては、諸刃の剣になりかねない部分ではありますね。
最終的に、ハッピーエンドとは言いにくい終わり方をする作品ではありますが、
久々にゲームで「感動」を味合わせてくれた
「智代アフター ~It's a Wonderful Life~」
皆さんにも、ぜひプレイして頂きたい名作として、お勧めします
次回は、キャラクター、ヴォイス、音楽について書いてみたいと思います。
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