SSブログ

一人一人を見ませんか? [社会問題]

日記リストですhttp://blog.so-net.ne.jp/life-ayu/2007-08-16-7

毎日新聞に「割りばし死亡事故 12日に判決」の記事がありました。

     「概要」
東京都杉並区で99年、こどもがのどに割りばしが刺さって死亡した事件があったそうです。
両親が、学校法人杏林学園(その病院を保有している)と担当医に賠償を求めた訴訟の判決が12日、東京地裁で判決がでるそうです。
 盆踊り会場で綿菓子の割りばしをくわえたまま転倒し、病院に運ばれました。担当医は傷に薬を塗って帰宅させたそうです。こどもは翌朝死亡。司法解剖で7.6センチの割りばし片が脳に刺さっていたことが判明したそうです。     ニュースではこういう経緯ということになってます。   

これは刑事事件となり、担当医は業務上過失致死罪に問われて刑事裁判になりました。
06年3月の東京地裁判決は過失を認めながら「救命可能性が極めて低かった」と判断し、無罪判決がでています。検察は控訴しています。


    「病院側の主張」
一貫して「脳に割りばしが刺さっているとは予想できない」と過失を否定しているそうです。

    「遺族側の主張」
「調査を尽くさない姿勢に納得がいかなかった」「きちんとした説明と謝罪があれば、提訴しなかった」と話す。「兄弟3人いつも一緒だった。命が失われた理由をはっきりさせて」と言っているようです。

 
      「医療側」
 病院側は過失はない!予想できない!とのことです。
割り箸が脳に?!うちはびっくりです。まさかそんなことあるなんて・・・。うちにはまったくの想定外です。でも専門家の医師だとどうなのかうちにはまるでわかりません。実際はともかく刑事訴訟判決では過失を認めています。
  以前なんどかとりあげたいうに、構造改革強引にすすめられて現場は悲鳴あげているそうです。「医療現場は構造改革で大変だ。いつ事故がおきても不思議じゃない状況で、懸命に医療しているんだ!」と何人も訴えていました。
 ある方はその問題のために「患者と向き合う時間がとれない!」と訴えていました。その方によると、クレームの多くは自己中でなく、「患者と医療者が向き合えないことからくるものだ!」ということです。
 またある人は構造改革だけでなく、コンビニ社会を指摘しています。24時間あいている病院をたいしたことない症状で行く人が増えてそれが医師の負担になっているというものです。
 またある人はそういうふうに行く人には、孤立化、自己責任で自分ひとりで抱え込んで不安になっていて、社会的にたよれなくて、病院にたよらざるをえないというものです。

      「遺族側」
 遺族は充分な説明して!のようです。
光事件やさまざまな事件・事故があります。人によりちがうんですが、遺族は充分な説明・真相しりたいと願うのは当然だとおもいませんか?
わがままと批判がありますが、この点ではそれはおかしいでしょう。うちだってちゃんと本音言って!本当のこと言って!詳しく関係した人みなさん話して!と願います。もしちゃんとはなしてくれないと、最終的にはこの遺族同様訴訟もあるかもしれません。

 

亡くなった人、遺族はほんと気の毒です。 おくやみ申し上げます。ほんと辛かったでしょうね。


事実はわかんないけど、この報道内容から考えたら、なんか・・・。
   「医療民事裁判」
 これは民事裁判で刑事裁判ではありません。賠償金請求なのでお金目当てで医師をほうむろうとしているようにみえますが、それはちがうような気がします。民事は刑事とちがうので、賠償金請求という形にしないと裁判はむずかしいそうです。特に医療事故はハードルが高いそうです。遺族側の証言にたつとその医師は左遷される危険がたかいそうです。医師界の構造問題の指摘している人もいます。うちにはそのあたりはまだわかりません。

 前出の医療者の訴えのようにちゃんと、担当医や病院と患者遺族が向き合い、充分な説明、要望きくとかしていれば、もっとちがっていた気がします。医療は完全ではありません。不幸にしてなくなっても、精一杯手をつくしていれば、してるならそれを感じさせれば、患者の要望きいてれば、説明していれば、こういう結果にならなかったように思えます。

 

 なんか根がふかそうです。構造改革の影の部分でしょうか・・・?
一般論で片付けないで、一人一人の患者さんを診る、データだけでなく、人もみる医療なのかもしれません。
きっと医療だけでなく、お菓子業界・冷凍食品業界・教育界いろんなところにもいえる部分があるのかもしれません。
もう少し一人一人をお互いに大切にしあうようになれると、いいかもしれませんね。
誰もが安心して医療がうけられて、誰もが働き甲斐のある医療現場になりますように。

 


叩かれたくない・・ハリネズミ社会         叩いてなんぼの商売     一押しです♪
 医療保険   薬害肝炎    薬害    医療制度3     医療制度  2 
 医療制度 1   安心・安全・便利なマンション     群集心理    お勧め!
生いていたい

 
事故事件遺族ブログhttp://jikoizoku.blogspot.com/search/label/%E5%8C%BB%E7%99%82%E4%BA%8B%E6%95%85

 


nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 4

100ccライダー

衣・食・住の次にくるものはやっぱり「医」でしょうか。
ニュースに触れる限り、今もっとも緊急の問題は「医」のように感じます。
しかし、普段健康体でいる以上、あまり問題を感じる事は無いですし、それだけに事態が伝わりにくい面もあるのかもしれません。
by 100ccライダー (2008-02-13 00:02) 

ayu15

個人差、職場の差がおおきいのでいちがいにいえませんが、教育現場と医療現場になんとなく、共通する問題があるような気がします。気のせいかもしれませんけど。
by ayu15 (2008-02-13 23:20) 

mai

この事件はよく覚えています。難しい問題ですね〜。医療者側のいう「想定外」ということも理解できるし、遺族が納得できない気持ちも本当によくわかります(自分の子どもだったらと考えると、胸がつぶれそうです)。

教育現場と医療現場に共通するのは、ayu15さんが書いておられるように、どちらも人と人とが向かい合い、お互いに理解しながらやっていかなくてはならないということでしょう。それと、どちらの現場も第一線で働いている人が疲弊してギリギリのところにいることも。

当直医は当日の勤務を終えたあと当直に入り、おそらく翌日も通常勤務でしょう。そのなかで一人ひとりの患者さんに対して100%の力を出し切るのは人間業では不可能に近いと思います。

医療、福祉、教育・・・人と人が生で触れ合う現場をもっともっと大事にする政治で、社会であってほしいと願います。
by mai (2008-02-15 18:48) 

ayu15

どちらも一人一人その人自身をみていかないと、すれ違いがおきやすいですよね。人間力を磨く努力がいるのかもしれません?
by ayu15 (2008-02-15 21:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

7つの大罪カンボジア ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。