アフガニスタン現地から4 交渉 [世界]
現場オフィスで物品の注文担当されてる方のコメントです。
業務の一つがアフガン人スタッフから物品の注文うけることです。注文量の交渉をすることになります。必ずと言っていいほど必要量より多くの注文がきます。とにかく予備はおおいほうがいいという考えだそうです。むこうはなんとかかってもらおうと懇願してきます。こちらは貴重な募金で買うのでむだづかいしたくありません。必要量見抜いて必要量だけかわなくてはいけないんです。それに日本人は言えばなんでも買ってくれるというような依存心を産んでしまっては、自立心を削いでしまい長い目で見てアフガンの人のためにならないでしょう。できる限り毅然として交渉に臨むそうです。
しかし交渉でかるく見られます。まず、年齢が若いんです。年長敬う文化のうえに日本人は若くみえるんです。つぎにひげが薄いんです。{ひげは一人前の男性の象徴らしいです。}極端にいうとひげないのはまだ子供だそうです。せめて態度だけでも厳しい態度で臨むと、相手も鏡のようにそう臨んできます。時には言い争いのようになりますが、次の日はあっけらかんとしていて気持ちいいそうです。交渉して注文の半分減るのはざらだそうです。ひどいときは必要ない注文もあります。
できるだけ言い争いにならないように、穏便にかつ毅然とした態度で交渉できるように今は努力しているそうです。
今、日本では道徳・自己責任・自己努力・国際貢献など言われています。この文面だけでみたら、今日本社会が不足しているものをこの人はもっているような気がしてきます。今の流れの国でなく民間での活動です。自主的に国際貢献の現場にいる人です。民営化も検討してもいいかも?
コメント 0