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アフガニスタン現地から2   おかね編 [世界]

アフガニスタン支援で会計をされている方のコメントです。

現地スタッフに給料配るのは重要なお仕事だそうです。銀行口座は誰も持っていません。給料は手渡しで、アフガニー紙幣の調達が難題になるそうです。両替業者にルピーからアフガニーへの両替依頼しますが、両替したアフガニー紙幣はすべて枚数・破損状況をチェックします。その数1万枚・・・。紙幣はぼろぼろで、ホッチキスのはリで留めてあるとか糸で縫い合わせてあるものまであるそうです。

 

給料配りは真剣勝負だそうです。給料袋にお金を詰めて手渡しです。カナル(用水路)で働く半月払いのレイバー(作業員)チョキダール(門衛)の場合朝からカナルに出かけ現場を巡りまわって給料を渡していきます。一人一人声を掛けていきます。うれしそうな顔、予想より少なく少しがっかりした顔などあまりにも正直だそうです。アフガニスタンの人はおかねと土地と女の問題になると人がかわると言われています。みんな真剣で、今度はいつだ?ちゃんとでるか?と問い合わせがきます。明細に疑問があればすぐ質問してきます。

 

こうしておかねと仕事していると、お給金いただくのが、いかに大変かあらためて考えさせられるそうです。給料は振り込みで、買い物はカード・電子マネーで、なんてやっていると便利でしょうが何かが欠落することになるかもしれません。いつか復興しても給料袋配る習慣は残してもらいたいと勝手にかんがえています。

 

こういう内容でした。うちの思うことは最後にある便利でもなにか欠落していくというものです。今の日本がそうなのかもしれません。何かを得て何か失うのでしょうか?


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コメント 1

wakuwaku_44

昔は給料袋を持ってきて「はい、今月のお給料」っていうのがあったらしいですね。
何かしたときのご褒美というか報酬として、現金を改めてもらうと、お金のありがたみやお金を稼ぐことの大変さを実感することができますね。「頑張った甲斐があったなぁ」と。

ayuさんのお話は電子マネーやクレジットカードといった「利便性」の面での疑問かと思います。それは私も同感ですね。
私自身は電子マネーは使ったことがないです。クレジットカードもほとんど使いません。海外で使うのが多いですかね・・・。国内では、よほど高額(といっても新幹線や飛行機のチケット、ホテルのクーポンとかですが)でもない限り、ほとんど現金です。


給料の口座振込は、「利便性」よりも「安全性」です。
3億円事件をご存知かと思いますが、奪われた3億円、あれは「給料」の総額だったんですよ。この事件が起こってから、給料の振込みが急速に普及したのです。
ayuさんとは別の角度となりますが、これもまた悲しい面なのかなって思います。
by wakuwaku_44 (2007-12-04 13:58) 

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